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トヨタ ライズレビュー・評価
ライズの新車
新車価格: 171〜233 万円 2019年11月5日発売
中古車価格: 140〜302 万円 (2,828物件) ライズの中古車を見る
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
ライズ 2019年モデル | 3.85 | 118位 | 149人 | |
モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 0人 | - |
ライズ 2019年モデルの評価
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.17 | 4.32 | 86位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 3.60 | 3.92 | 50位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 3.93 | 4.11 | 103位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 3.74 | 4.19 | 106位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 3.44 | 4.03 | 106位 |
燃費 燃費の満足度 | 3.49 | 3.87 | 70位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 4.05 | 3.86 | 17位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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自動車(本体) > トヨタ > ライズ 2019年モデル > Z
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2020年5月31日 23:32 [1333262-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
先に結論を言うと、試乗した後にじわじわとその良さが身体に染みこんできました。
開発と製造を担当するダイハツのロッキー、トヨタブランドで販売を行うライズ。いわゆる姉妹車の関係にある2台ですが、コロナ禍の前にトヨタ・ライズの最上位グレードである「Z」のFF車に試乗しました。
市場のピークは過ぎたとか色々言われますが、まだまだSUVジャンルは掘り起こせばそこに販売のチャンスは転がっています。
過去を振り返ると、トヨタはダイハツからOEM供給を受けたコンパクトSUVであるラッシュを販売していました(ダイハツはビーゴ)。
クルマとしては今回のモデル同様、都市部などの使いやすさを向上させたモデルでしたが、今ほどのSUVブームではなかったこともあり、販売面ではもうひとつ伸びなかった記憶があります。
しかしライズに至っては2020年1月の販売台数がカローラやプリウスを抑えて1位になりました。一方のロッキーは健闘しているものの、ここはやはりトヨタの販売力のよる部分が大きいわけです。
さて、クルマ本体に話を戻しましょう。このクルマの最大のポイントはボディサイズと車両重量の軽さにあると感じました。
全長3995×全幅1695×全高1620mmの寸法は取り回しのしやすい5ナンバー枠。全高は1620mmなので都市部に多い立体駐車場への入庫は難しいですが、FFと4WD車のスペックが同じという点では最近増えてきたマンションなどの1650mmまでの立体駐車場であれば駆動方式にこだわらず入庫できる点では見所があります。
そして何よりもFF車で1トンを切る車重は税金面だけでなく、実際の走りにも軽快感をプラスしてくれます。
また小回り性能の基準のひとつである最小回転半径も試乗したZグレードのみ17インチホイール&タイヤを装着しますが、それでも16インチ仕様との差はわずか0.1m。トヨタ車に限らず、ホイールサイズをアップすると最小回転半径が一気に増えてしまう車両が多い中でこの差で抑えた点は評価できます。
搭載するパワートレーンは1L直3ターボに新開発のCVTを組み合わせます。型式的にはハイト系のルーミー&タンク(ダイハツで言えばトール)などと同じ「1KR-VET型」ですが、小気味良い加速感やアクセルコントロールのし易さなど「これ同じエンジン?」と思えるほど数段レベルが上がっています。
とにかくフットワークが軽快です。接地感で言えばややフロントが浮き気味なる時もありますが、重心高の高いSUVということを考えれば十分以上、あまりにも走りが楽しいのでついついアクセルを踏んでしまったことで結果として燃費がやや落ちてしまった点は申し訳ないです。
ただこれだけ軽快、いや元気に走るならパドルシフトを入れればセーリングポイントとして十分通用するのに、と感じながらこれらの高いパフォーマンスは人気のタントから採用された新型の「D-CVT」やダイハツの新アーキテクチャーである「DNGA」による部分も大きいと感じました。
その燃費に関してはWTLCの市街地モードが14.4km/Lでしたが、実際でも13.9km/Lと少々物足りない。一方で高速道路では一気に燃費がアップ!新型CVTがエンジン回転数を低く抑えることができることもあり、流れの良い高速道路では22.3km/Lまで向上しました。正直、ちょっと差がありすぎるかな、という印象も持ちましたが、トータルでは17.7km/Lだったのでまずは及第点といった所でしょうか。
一方、コンパクトなボディからは想像できないほどので室内空間や収納など実用的な部分が多いと感じました。
乗降性のし易さはもちろん、何よりも2525mmのホイールベースとは思えない程、後席の足元を含めた居住性が高い。リアシートにはスライド機構も無いし、リクライニングも2段階しか動きませんが、それを補って余りある程、空間の使い方が上手い。
また荷室に関しても容量だけでなく左右の出っ張りの少なさや十分な奥行き、そしてFF車の場合80Lのサブトランク(4WD車はそれでも38Lもあるので高評価)などの使い勝手も非常に優れています。
オススメグレードに関してですが、高速道路を走る機会があるならば、今回試乗した最上級グレードの「Z」一択になります。
その最大の理由が先進安全装備のひとつであるACC(アダプティブクルーズコントロール)が搭載されているのはこのZだけだからです。
EPB(電動パーキングブレーキ)は持っていないライズですが、ACC自体は「全車速対応」、もちろん停止保持機能はありませんが、前述した高速道路の燃費の良さもACCに頼っていた部分もあり、快適性やドライバーの疲労軽減を考えたらACCはもはや必需です。
また新型カローラから採用されたDA(ディスプレイオーディオ)に関しても「ディスプレイオーディオパッケージ(9万7900円)」として全グレードにメーカーオプションとなります。
もちろんこの中には9インチの大画面ディスプレイやBluetooth接続、地デジTV、「Apple CarPlay」や「Android Auto」にも対応しており、内容は充実しているのですが、これにパノラミックビュー機能をプラスした上位オプションはこれもまた「Z」しか選ぶことができません。
要は車両本体価格はかなり抑えているライズでもオプションをうまく選ばないと結果として総支払金額が高くなってしまいます。
それでもサイズやコスパ等を考えると現在販売されているコンパクトSUVの中ではイチ押しと言えると思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった79人
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