ホンダ | HONDA インテグラ | INTEGRA
車輌プロフィール
NC700XとNC700Sと同じ、「ニューミッドコンセプト」の1モデルとして開発されたインテグラ。2012年4月に販売が開始された。これら3モデルは、エンジンやシャシー、足回りを共有しながらコストを抑えて販売することを目的としていたが、インテグラだけは、少し役割が異なっていた。それは、ホンダが開発し、VFR1200Fに搭載したバイク用の有段式自動変速機構「デュアルクラッチトランスミッション(DCT)」の2世代目を搭載すること。油圧回路をシンプルなものにするなど、軽量コンパクト化されていた。結果的に、NC700XとSにもDCT搭載モデルが追加されるが、インテグラには、そもそもDCTモデルだけが設定されていたし、ABSも標準装備だった。1グレード設定でスタートしたインテグラだが、13年にはスペシャルカラーモデルを限定発売し、14年2月にはフルモデルチェンジを受けた。このモデルチェンジの際に排気量が拡大され、NC700XはNC750Xに、NC700SはNC750Sにモデル名を変えたが、インテグラはインテグラのまま。もちろん、XやS同様に、エンジン排気量は745ccに拡大されていた。その際、外装カラーが異なるインテグラSがタイプ追加され、その年の4月、他のNCシリーズと同様にETC車載器とグリップヒーターを装備したEパッケージが設定された。このままモデルチェンジを受けることなく、2017年に生産終了となった。[追記]AT限定大型二輪免許は、2019年12月1日から施行された道路交通法施行令の一部改正に伴い、従来の「総排気量0.650リットル以下」という限定が撤廃され、排気量の上限なく、クラッチ操作を必要としない車両を運転することが可能になった。よって、全年式がDCT(デュアルクラッチトランスミッション)搭載のインテグラは、AT限定免許で運転することが可能になった。
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