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ヤマハ | YAMAHA SR400
車輌プロフィール
SR400の初登場は1978年3月のこと。その前年の東京モーターショーで「来春発売予定」として展示され、その通りリリースされた。デビューから幾星霜、ヤマハが誇る日本の名車となり、愛されつづけるロングセラーモデルの代表格と言っても過言ではない。発売から数十年後の目線では、「重厚でクラシカルな外観」なように感じされるが、登場した70年代においては、単気筒の軽快なスポーツバイクという位置付けで、車重も軽くハンドルの取り回しもしやすい高い操作性が好まれていた。2008年からの排出ガス規制に対応しきれず、惜しまれながらいったん生産終了になったが、フューエルインジェクションを搭載した環境規制対応モデルが開発され、2010年モデルとして再デビューを果たした。生産台数が多いことから手頃な値段で手に入るのもSR400の大きな魅力。あまり荒い乗り方をするバイクではないため、走行距離は長くても程度の良いものが多いのもポイントだ。ややレトロなフォルムはオーナーの世代を選ばず、シニアが乗ればシックに、ティーンが乗ればフォーマルにキマるビジュアルの良さも人気の秘密。見た目によらず軽くて乗りやすいため、女性ライダー人気も高い。キック一発でエンジンの鼓動が始まる、バイク乗りだけが知る、あのたまらない一瞬を得るためにSR400を選ぶライダーは少なくない。そして単気筒ならではの心地よい振動。クラッチワークがややシビアな傾向はあるものの、低速域から一気に吹き上がる加速感は車重の軽さともあいまってたまらない乗り味となっている。買ったときのままシンプルでオーソドックスなフォルムを楽しむもよし、カスタムパーツの豊富さを生かしてさまざまなスタイルにカスタムするのもよし。乗る人の好みに合わせ、非常に幅広い楽しみ方ができるのも魅力だ。2017年には、排出ガス規制の強化に伴い、再び生産が終了したが、翌2018年11月には、規制適合モデルが再々デビューし、現役モデルとして新車ラインナップに復帰した。しかしながら、2年半後の2021年3月には「ファイナルエディション」と1,000台限定の「ファイナルリミテッド」が発売され、平成32年(令和2年)規制に適合することなく、モデルライフを終えた。
ヤマハ SR400 Final Edition Limited
1978年の初代モデル以来、大きくスタイルを変えることなく生産が続けられてきた(幾度かの生産終了と復活もありながら)SR400に、いよいよ日本国内向けモデルの生産終了がアナウンスされ、1,000台限定生産の特別モデル、ファイナルエディションリミテッドが設定された。SR400といえばの「ヤマハブラック」を採用し、シリアルナンバー入りのエンブレムや本革調のシート、真鍮製の音叉マークなどが奢られた。※2021年3月15日発売
基本スペック
タイプグレード名 | SR400 Final Edition Limited |
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モデルチェンジ区分 | 特別・限定仕様 |
型式 | 2BL-RH16J |
発売年 | 2021 |
発売月 | 3 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2085 |
全幅 (mm) | 750 |
全高 (mm) | 1110 |
ホイールベース (mm) | 1410 |
最低地上高(mm) | 130 |
シート高 (mm) | 790 |
車両重量 (kg) | 175 |
最小回転半径(m) | 2.4 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 40.7 |
測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
燃料消費率(2)(km/L) | 29.7 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機型式 | H342E |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 399 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 87 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 67.2 |
圧縮比(:1) | 8.5 |
最高出力(kW) | 18 |
最高出力(PS) | 24 |
最高出力回転数(rpm) | 6500 |
最大トルク(N・m) | 28 |
最大トルク(kgf・m) | 2.9 |
最大トルク回転数(rpm) | 3000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 12 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 2.2 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 488.4 |
エンジン始動方式 | キックスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BPR6ES |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | GT4B-5 |
バッテリー容量 | 12V-2.5Ah 10HR |
エンジン潤滑方式 | ドライサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 2.4 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.0 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 2.1 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・5段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 2.566 |
2次減速比 | 2.947 |
変速比 | 1速 2.357/2速 1.554/3速 1.190/4速 0.916/5速 0.777 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 19 |
スプロケット歯数・後 | 56 |
チェーンサイズ | 428 |
標準チェーンリンク数 | 130 |
フレーム型式 | セミダブルクレードル |
キャスター角 | 27°40′ |
トレール量 (mm) | 111 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク |
フロントホイールトラベル(mm) | 150 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 2 |
リアホイールトラベル(mm) | 105 |
タイヤ(前) | 90/100-18 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 54 |
タイヤ(前)速度記号 | S |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ |
タイヤ(後) | 110/90-18 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 61 |
タイヤ(後)速度記号 | S |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ |
ホイールリム幅(前) | 1.85 |
ホイールリム幅(後) | 2.15 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.00 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.25 |
ヘッドライト定格(Hi) | 60W/55W |
ヘッドライトタイプ(Hi) | H4 |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 |