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ひっそり生産終了したデザインも!ダイハツ キャストを総額100万円以下で狙うなら、デザイン×安全装備に注目
2020/08/13
ダイハツ キャストの主戦場は、静かに中古市場へ
軽の世界は居住性に長けた軽規格いっぱいのスーパーハイトワゴンが主流。
でもやっぱり洋服と同じように、車だって自分らしさを表現したいというあなたを応援してくれるのが、ダイハツ キャストだ。
なにしろ開発コンセプトは「生活を彩る自分仕様の軽自動車」。
あなた仕様の1台となるために、レトロ調で都会的な「スタイル」、クロスオーバーSUV「アクティバ」、スポーツツアラー「スポーツ」という世界観のまったく異なる3つのタイプを展開している。
2015年にデビューしたキャストは現行モデル……なのだが、3つのタイプの内「アクティバ」と「スポーツ」は2020年3月にひっそりと生産を終了し、現在「スタイル」のみが生産中。
つまり主戦場は中古市場に移っているのだ。
タイプごとの流通台数にすでに大きな差が開いている
となれば総額100万円以内で狙いたいのが人情というもの。軽自動車だし、それぐらいのわがままは許されるだろう。
2020年8月3日の執筆時点では、流通している総額100万円以下のキャストは140台前後。
その内訳は、「スタイル」が約80台と半分以上を占め、「アクティバ」が約50台、「スポーツ」は10台を切る。
最も希少な「スポーツ」は、専用チューニングのサスペンションやパドルシフト付きMOMO製ステアリングホイールが奢られ、小さく軽い軽スポーツらしい身のこなしと安定感を両立した高い走行性能を誇る。
いわば「ダイハツ コペンの4人乗り」だけあって相場は高めで、総額100万円以下で見つかったらかなりラッキーだ。
次に「アクティバ」は、SUVらしいサイドガーニッシュや大径タイヤを装備してごつっとした立体感がありながら、角を丸めたファニーなたたずまいが魅力だ。
他2種よりも最低地上高を30mm高め、4WD車にはグリップサポートやダウンヒルアシストコントロールを搭載。悪路走破性も確保している。
ハスラーも2代目は角張ったデザインだし、このアクティバの実質後継に当たるタフトも四角い。
チョロQのようにコロンとしたフォルムのSUVスタイルは貴重なので、気に入ったらぜひお早めに。
最後に「スタイル」は、メッキパーツが盛られてキラキラとスタイリッシュな印象が魅力。
スエード調のシート地も質感高く座り心地もいい。
外装も内装も乗り心地も、「軽を超えた上質感がギュッと詰まった宝石箱や~」という1台になっている。
流通台数も多いので、予算内でお好みのカラーが選べるだろう。
3タイプともに個性的なスタイルと合わせて、安定感と剛性感の高い乗り心地で、普通車からの乗り替えでも十分満足できる。
前後スライド可能な後席や、前席ヘッドレストを外してシートバックを倒すと後席の座面と同じ高さでつながる「ロングソファモード」など、シートアレンジも多彩だ。
「スマートアシスト」搭載グレードであれば、安全性能も◎
ダイハツ キャストを狙うなら、まずは好みのデザインを、そして次にこだわってほしいのが安全性能だ。
総額100万円以下で探すなら、先進予防安全装備「スマートアシストⅡ(SAⅡ)」が搭載されているグレードがオススメだ。
このグレードであれば、衝突回避支援ブレーキとペダル踏み間違い防止機能、車線逸脱防止アラートが付いている。
さらに、車両だけでなく歩行者も検知する衝突回避支援ブレーキ機能が追加された「スマートアシストⅢ(SAⅢ)」搭載グレードも流通している。
ただ、総額100万円以下で「スマートアシストⅢ(SAⅢ)」が搭載されている物件の流通台数は限られている。見つけたらなるべく早めに検討を進めてほしい。
▼検索条件
ダイハツ キャスト(初代)× 支払総額100万円以下 × 全国カーセンサー9月号(2020年7月18日発売号)では、総額100万円以下で手に入るオススメ軽自動車を20モデル紹介している。
今回紹介したダイハツ キャスト以外にも、今買いな厳選軽自動車をピックアップしているので、こちらも合わせてチェックしてほしい。
自動車ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。
この記事で紹介している物件
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