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現役バリバリのワーゲンバスで、ゆる~い空間を作り出すファミリーキャンプの達人
2018/12/01
予防措置をしておけば不安なく乗れるんです!
バーベキュー場の増加、グランピング人気の高まり、そして広大な自然の中で、日をまたいで過ごすキャンプインフェス(野外フェス)の普及など、以前とは比べものにならないほど、アウトドアを身近に感じられるようになった。
オフシーズンといっていい今の季節でも、都会からアクセスしやすいキャンプ場には大勢のファミリーやグループがやってくる。
そんな、週末の賑わいを見せるフィールドで、ひときわ目立っていたのが鎌田さん一家。
彼らが乗る「ワーゲンバス」こと、フォルクスワーゲン タイプ2は、多くのキャンプ好きが憧れる、人気のワンボックスカーだ。
「レトロなデザインにずっと憧れていましたが、古い車ですし、なかなか購入に踏み切れなかったんです」
しかしそうこうしているうちに、状態の良い中古車はどんどん少なくなっていってしまう。
「それで5年前に覚悟を決めて、専門店で見つけたのがこれ。ボディをライトブラウンに塗り替えて、シート生地や内張りも一部張り替えてもらったら、古さゆえの不安なんて吹き飛んじゃいました」
独特の音と振動で存在を主張するエンジン、広い窓からの陽光が差し込む、温もりあふれる室内、そこから眺める景色……。
そのすべてが、鎌田さんは心地いいという。
「今の車にはない味がありますね。そのぶんメンテナンスフリーとはいきませんが、弱点の電気系を中心に予防措置を施しておけば不安なく乗っていられます」
「ウチはこれ1台だけだし、普段は妻が買い物に使ったりしていますから」
奥さまの佐栄子さんは「もうちょっと小回りが利くといいんですけど」というが、東京の狭い住宅街の道もストレスなく走れる取り回しの良さは、タイプ2ならでは。
「たくさんあるキャンプ道具の中から、今日はタイプ2に合うレトロなものを選んで持ってきました。
現地で合流した友人の家族と一緒に、2日間を楽しみます!」
タイプ2をバックに設営したゆる~い雰囲気満点キャンプサイトで、リラックスする鎌田さんたち。
古い車が織りなす贅沢な週末を、あなたも体験してみては?
※本記事は、カーセンサー 2019年2月号(2018年12月20日発売予定)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
photo/三浦孝明
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