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プジョーのフラッグシップワゴンがオプション満載のN-BOX新車とほぼ同値とは……【EDGE セカンドライン】
カテゴリー: クルマ
タグ: プジョー / 508SW / EDGEが効いている / EDGE セカンドライン / MJブロンディー
2019/01/16
「デカいラテン車の下落率」に私は萌え、愛を感じるのだ
われわれ中古車好きは、常に激安車を愛する。
われわれの人生は、激安車を探す果てしない旅である。
もちろん、ネット情報が光より速く世界中を駆け巡る現代において(※注:光より速いものはこの世に存在しません)、いわゆる"掘り出し物"にはなかなかお目にかかれない。
しかし"相場そのものが激安なモデル"は存在する。
その代表例が、プジョー 508だ。
デカい車、特にデカいセダンやステーションワゴンはおしなべて価格下落率がデカいが、ラテン車のそれはとりわけデカい。
「俺様はベンツやビーエムみたいな、どこにでもある車には乗らないぜ!」と意気込んで、ラテン系ビッグセダンやワゴンを買ったはいいが、売るときには「ベンツにしときゃよかった~」ということになる。
あ、べンツもデカいのは値落ちデカいが、ラテン車はそれ以上にデカいので。
私もシトロエン C5では泣いた。
買い取る側の立場で見れば、Eクラスワゴンならいつかは売れるだろうけど、プジョー 508SWなんて永遠に売れないかもしれない。
相場が激安になるのは当然か。そこにわれわれは萌える。
愛を感じる。
今回の個体は、プジョー 508SW GT BlueHDi、2017年登録の走行1.0万km。
つまり俗にいう未登録車にすら近い個体だが、それが車両本体276.9万円ときたもんだ。
新車価格は464万円だから、なんと200万円近い下落である。
先日ホンダディーラーにN-BOXを見に行き、試乗車(オプション満載)の車両価格が約250万円で腰が抜けた私にすれば、このおフランス製のビッグでエレガントなワゴンの、極上な状態の個体が、N-BOXに毛の生えた程度の代価で手に入るという事実に、愛を感じないはずはない。
photo/阿部昌也
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