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お手頃価格のダイハツ ハイゼットキャディーは、ホンダ N-VANと真っ向勝負できる今どきの軽バンだ!
2020/12/15
ホンダ N-VANの登場で再注目されている軽の商用バン
2018年7月に、それまでのアクティバンの後継車として登場したN-VANは、その名のとおりホンダNシリーズの一員として、N-BOXをベースとして誕生した商用バンです。
しかし、乗用車であるN-BOXをベースとしたことで荷室のサイズが小さくなり、アクティバンでは積むことができたサイズの荷物が積めなくなるといった制約が発生した一方で、N-BOX譲りの商用車らしくない見た目や、助手席側のBピラーをドア側に埋め込むことで非常に大きな開口部を実現しました。
その結果、レジャーユースでの需要も高まっているため、気になっている人も多いのではないでしょうか。
毎年車検となってしまう普通車の4ナンバー車(小型貨物車)とは異なり、軽自動車では4ナンバーでも2年車検となるため、維持する面でも負担が少ないというのも人気の秘訣かもしれません。
しかし、N-VAN最大の悩みとして価格が高いということが挙げられます。最近になってようやく、最もベーシックなグレードの多走行や修復歴アリの個体で総額100万円を切るものが出てきましたが、ボリュームゾーンは120万~140万円と、遊びに使うセカンドカーしてはなかなかハードルが高いのです。
そこでオススメしたいのが、2016年から販売が続けられているダイハツ ハイゼットキャディーです。名前こそ同社の軽貨物車と同じ「ハイゼット」ですが、実はベースとなったのはスーパーハイト軽ワゴンのウェイク。
軽乗用車から派生したモデルということで、N-VANと同じ成り立ちなのです。
リアシートを折りたたんでフラットな荷室が実現できるN-VANに対して、ハイゼットキャディーは最初からリアシートが備わらない2シーターとなっている点が異なりますが、遊びの相棒として使うのであればリアシートが無いという点は大きな問題とはならないハズ。
エンジンもNAエンジンの他、パワフルなターボエンジンも用意され、乗り味はベースとなったウェイクに近い乗用車ライクなもの。軽バンにありがちな長距離移動がつらいということもありません。
残念ながらN-VANに備わるピラーレスの大開口ドアはありませんが、先進安全装備のスマートアシストも用意され、オレンジやピンク、ブルーといった商用車らしからぬポップなボディカラーも用意されているため、キャラクターはかなり似通っているといっていいでしょう。
そして、最も重要なポイントが価格が手頃ということ。ではどのくらい手頃なのかチェックしてみましょう。
手頃な価格だから、遊びの相棒にもぴったり
N-VANに比べると知名度で若干負けている感のあるハイゼットキャディーですが、執筆時点(2020年12月8日)で33台と現行車としてはまあまあなレア具合(ちなみにN-VANは400台以上!)。
しかし、ボリュームゾーンは90万円前後と、N-VANに比べて30万~50万円も安い価格で狙うことができてしまいます。ちなみにハイゼットキャディーのターボモデルの新車価格が138.05万円ですから、N-VANの中古車のボリュームゾーンとほぼ同じ価格帯ということになります。
なお、安いものでは総額70万円弱から見つけることができるハイゼットキャディーではありますが、市場にある個体のほとんどがNAモデルとなっており、ターボは執筆時点で4台といった状況。ただし、価格は総額で100万円前後と、N-VANに比べると決して高くはありません。
NAモデルも決して動力性能が低いわけではありませんが、遊びの相棒として荷物を積んで走ることを考えると、余裕のあるターボモデルの方がストレスは少なくなるハズ。特に高速道路を使って遠出をする予定などがある場合などはなおさらです。
とはいえ、N-VANに比べると圧倒的に手頃な価格で手にすることができるハイゼットキャディー。差額で荷室部分を自分好みにカスタマイズして、ガンガン遊び倒すというのも大いにアリではないでしょうか。
▼検索条件
ダイハツ キャディー(現行型)×全国自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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