CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/1a0752ae069f17b41565c2c6664fe06b10857c0d/
SHARE新型ポルシェ 911 GT3はサスペンションと空力の変更で新次元へ。GT3モデル最後のピュアエンジンか?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 130
ダブルウィッシュボーン化とスワンネック式ウイングの採用
最新の「ポルシェ 911 GT3」のもっとも大きな特徴はモータースポーツからの惜しみない技術供与である。中でもフロントサスペンションがストラットからダブルウィッシュボーンへ変更されたこと、ウイングが「スワンネックタイプ」となった2点がこれまでにない進化と言って良いだろう。
ダブルウィッシュボーンはキャンバー角の変化が少なくタイヤの接地面が確保されるので安定したグリップ力が得られることで知られている。スペースが必要な点と重量が嵩むという難点があるがリアエンジン・リアドライブの911ではスペースはそう問題にならず、およそ4kgと言われる重量増に対してはトータルでの軽量化で対処している。
一方、これまでリアウイングは下から支えられてきたが、これは妥協の産物だった。ダウンフォースはウイングの角度だけではなく、下面を流れる空気の速度で得ることができるからである。もちろんウイングを立てても下向きの力を働かせることはできるが、それでは空気抵抗が大きくなってしまう。
モータースポーツの世界では数年前から白鳥の長い首のようなステーでウイングの上部を固定する方式が採用されている。もちろんそれだけ構造は複雑で、これまで市販車には採用されていなかったが、ポルシェは今回のGT3で他に先駆けて標準装備とした。おかげで旧モデルに比べると標準位置で50%、最大で150%増しのダウンフォースが発生するようになった。
一方、エンジンはこれまで通り自然吸気の4リッター水平対向6気筒だが、独立したスロットルバルブを持ったインテークとバルブシステムの改良によって最高出力は510PS/8400rpm、最大トルクは470Nm/6100rpmへと向上している。組み合わされるトランスミッションは今回から6速MTと7速PDKが差額なしで選択可能で、0-100km/h加速は前者でMTが3.9秒、PDKが3.4秒、最高速度はMTが320km/h、ATが318km/hと発表されている。6速MTの利点は最高速度と20kg軽量なことくらいだが、敢えてスパルタンな仕様を求めるオーナーに向けたポルシェのプレゼントと言ってもいいだろう。
-
- 中古車本体価格
-
268.0 〜 13900.0
-
- 新車価格(税込)
-
1620.0 〜 4118.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
2021/4/27 13:25このデザインコンセプトで40年やっていて、常に憧れを抱く仕上がり。
いい意味でどれも同じ。911にしか見えない。凄い事だと思う。-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
ニューモデル
2024.05.23
【ベンテイガに次ぐ稼ぎ頭】 ベントレー新型コンチネンタルGTを予告 第四世代はハイブリッドへ
-
業界ニュース
2024.05.23
ボタンがポイントの新コスチュームも注目度抜群!! 今年もサーキットに「ZENT Sweeties」の花が咲く!!!
-
業界ニュース
2024.05.23
テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
-
業界ニュース
2024.05.23
脇道を出るときに忘れがちな「歩行者保護」|長山先生の「危険予知」よもやま話 第26回
-
業界ニュース
2024.05.23
全国に5台のみ!! ミニバンなのに3ドアを採用!? 個性派すぎる[アヴァンタイム]
-
業界ニュース
2024.05.23
BYDがカスタムカーや旧車イベントに出展する意義とは?「シール」の導入でセダンの復権なるか!?
-
業界ニュース
2024.05.23
【ドゥカティ】「ディアベルV4」が2024 レッド・ドット・アワードのプロダクトデザイン部門で最高評価を獲得
-
業界ニュース
2024.05.23
国道140号 大滝トンネル貫通で、秩父の観光地へのアクセス向上に期待! 現道は死亡率の高い恐怖のくねくね道。
-
業界ニュース
2024.05.23
アンダー200! トヨタの「快適小型SUV」何が良い? デビュー“4年”でも売れまくり! 「ヤリスクロス」の魅力は?
-
スポーツ
2024.05.23
【ブログ】長島哲太&ダンロップに突撃。タイヤの違いってナンダ? 激戦必須なST1000も/カメラマンから見た全日本ロード第2戦もてぎ
-
カー用品
2024.05.23
MAXWIN のバイク用ブラインドスポットモニターが Amazon 限定で特別セールを開始!
-
業界ニュース
2024.05.23
ガソリンスタンドで「クルマ買取」なぜ増加? どんなメリットがある? GSが“給油以外”のサービスを行う理由は?
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.23
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
-
コラム
2024.5.23
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
-
コラム
2024.5.23
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
-
コラム
2024.5.22
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
-
コラム
2024.5.22
218の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
-
コラム
2024.5.22
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
-
コラム
2024.5.21
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
-
コラム
2024.5.21
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
-
安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった" width="200">
コラム
2024.5.21
【安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!