CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/931cd6689d236857b7b85c4a9d7601f5fa05244a/?page=2
SHARE新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 259
Sクラス並みにデジタル化した内装やPHEVモデルに期待
インテリアもほぼ完璧にSクラスで、レザーとアルミとプラスチックを組み合わせ、オーナーが触れる部分は高品質でソフトな素材が使われている。ただし滅多に触れない場所にはちゃっかりとハードプラスチックが使われているが。
インフォテインメントシステムはドライバーの正面に10.25インチかオプションの12.3インチ、ダッシュボード中央には9.5インチかオプションの11.9インチのタッチパネルが備わり、古典的なスイッチは中央パネル下のハザードスイッチくらしか残っていない。オペレーション(OS)機能は最新のMBUXがコントロールしており、ソフトウエアアップデ―トはCクラスとしては初めてOTA(オーバー・ジ・エアー:無線通信経由)で行われる。
ヘッドアップディスプレイはオプションで用意され、カラー表示のイメージサイズは9×3インチ(23cm×8cm)で、最新鋭のAR(拡張現実、実際の風景にバーチャルの視覚情報を重ね合わせる技術)、すなわち画面がクルマのノーズからおよそ4.5m先に浮かび上がるように表示され、ナビの指示と実像が重なるようになっている。
搭載するエンジンは、このCクラスからは全てが1.5と2.0リッターの4気筒となり、ガソリン仕様の出力は170PS、204PS、258PS。ディーゼル仕様は全て2.0リッターで163PS、200PS、265PSとなる。ガソリンもディーゼル(初)も三菱電機製のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を使った48Vのマイルドハイブリッド(mHEV)を搭載し、アイドリングストップからのスムーズな再スタート、コースティング走行時の電力供給などを実現している。また15kW(20PS)と200Nmのパワーでブーストも可能だ。組み合わされるトランスミッションは9Gトロニック(9速AT)で4マチック(4WD)も用意される。
サスペンションはは現行モデルと同一のフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクだが、Sクラスと同じフィーチャー(特徴的な装備)としては後輪ステアが採用されている。最大2.5度までの舵角を持ち、同位相では高速走行時の安定性を保ち、逆位相では回転直径11mと現行モデル比で40cm短縮しており、駐車を含む街中での取り回しの良さを実現している。
Cクラスのバリエーションは今回同時発表されたワゴンに加えて、クーペとカブリオレが続き、おそらく2022年後半には「アウディ オールロードクワトロ」のメルセデスバージョン「オールテレイン」が続く。しかし、カーボンニュートラルや環境問題に注目が集まるこれからの時代の最重要モデルはPHEV(プラグインハイブリッド)だ。「C300e」(ガソリン仕様)と「C300de」(ディーゼル仕様)にそれぞれ搭載される電池容量は、現行の13.5kWhから25.4kWhへと増大、航続距離は50kmから一気に100kmへと倍増させている。
スタイル、テクノロジー、クオリティと三拍子揃った新型Cクラスは今年登場するニューモデルの中で最も注目に値する一台である。ドイツではセダンとワゴンが3月30日から受注開始となる。日本での発売時期については2月23日時点ではまだ発表されていない。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
-
- 新車価格(税込)
-
698.0 〜 995.0
-
- 中古車本体価格
-
20.0 〜 738.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2021/2/25 10:42外観は前モデルのマイナーチェンジ的変化。サイドビューはほとんど変化なく全体的印象もフルモデルチェンジのワクワク感が乏しくて残念。幅が1cmしか大きくならなかったのは良かったが、むしろ日本の街中で乗り、都会のマンションやパーキングのことを考えると、全体の5%縮小サイズのCクラスがベストと思う。サイズを拡大しなくても安全性を確保し快適に走れるのが技術革新の腕の見せどころでは。もう少しコンパクトなFR車にしてほしい。
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2021/2/23 23:33全幅が1820mmに抑えられたのは朗報だね。
現行CLAの1830mmは越えるだろうと予測していたが、良い意味で裏切ってくれた。-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.05.24
ホンダの「V8スポーツカー」がカッコイイ! 500馬力超えの「FRマシン」は“NSX後継”のウワサも!? 再注目される「HSV-010」とは
-
業界ニュース
2024.05.24
富士スピードウェイのサーキット内にキャンプ場「RECAMP 富士スピードウェイ」が2024年秋オープン!
-
スポーツ
2024.05.24
【MotoGP】昨年ワンツーフィニッシュでも期待しすぎは厳禁! ビニャーレス、カタルニアGPに向け「賢くあるべき」
-
業界ニュース
2024.05.24
都心で突然の交通規制に巻き込まれたら……。信号機と警察官、どっちの指示に従えばいい?
-
ニューモデル
2024.05.24
『eキャンター』がベース、ダイムラー・トラックの新ブランドがEVトラックを米国発表
-
業界ニュース
2024.05.24
国民ブチギレ!? なぜ「13年」で“自動車税”高くなる? 軽自動車は20%加算も!? 理不尽な重課措置に「車持ってるだけで罰金だ!」「国民イジメ!」の声
-
ニューモデル
2024.05.24
ヘッドライトがよみがえる! これ1本で黄ばみ・くすみをクリアにする「ウルトライト」
-
業界ニュース
2024.05.24
名車はここから生まれる!? [大成功]の流れを止めない! 2024年もジャパンモビリティショー開催へ
-
ニューモデル
2024.05.24
【あなただけのLBXを】 レクサスが期間限定ポップアップエキジビジョン 「LBXラウンジ」
-
イベント
2024.05.24
〈人テク展2024横浜〉三菱ケミカルのブースで折り紙が相撲 部品に貼るだけの制振シートを開発
-
ニューモデル
2024.05.24
システム最高出力800ps──ランボルギーニ初となるPHEVスーパーSUV「ウルスSE」が日本上陸|Lamborghini
-
カー用品
2024.05.24
SHADの40%拡張可能なサイドケース「SH38X サイドケース」2モデルがカスタムジャパンから発売!
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.24
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150。電動パワー+新デザインでお買い得
-
コラム
2024.5.23
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
-
コラム
2024.5.23
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
-
コラム
2024.5.23
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
-
コラム
2024.5.22
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
-
コラム
2024.5.22
218の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
-
コラム
2024.5.22
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
-
コラム
2024.5.21
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
-
コラム
2024.5.21
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?