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マツダ「CX-8」のおすすめグレードは価格と装備が好バランスなXD プロアクティブ
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:マツダ 147
3列目も無理なく座れて積載能力も高い
マツダ「CX-8」は、2017年12月に発売した3列シートのSUVです。ボディサイズは、全幅は2列シート車である「CX-5」と同じ1840mmですが、ホイールベースは3列シートを成立させるためにCX-5より230mm延長。その結果として、全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mmというスリーサイズになっています。
デビュー当初のパワーユニットはCX-5と同じ2.2Lのクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブ-D 2.2」でしたが、CX-5より重い車重に対応する意味で、最高出力と最大トルクはCX-5用よりも強力な190ps/45.9kgmとされました。
トランスミッションは6速ATで、「G-ベクタリングコントロール」を含むシャシー統合制御のほか、「i-アクティブ AWD」と呼ばれる4WDシステムも用意しています。なおパワーユニットは2018年11月、2.5L直4自然吸気と2.5L直4ターボの2種類のガソリンエンジンも追加されています。
マツダのSUVとしては初となった3列シートは、全グレードともフロントシートが2座、3列目シートも同じく2座ですが、2列目は「ベンチシートの3人掛け」「キャプテンシートの2人掛け(ウォークスルー可)」「キャプテンシート+センターコンソールボックスの2人掛け(ウォークスルー不可)」という3タイプが用意されています。
3列のシートは後方に行くに従ってシート座面が徐々に高くなるレイアウトを採用しているため、後方の席でも前方視界は非常に良好。そして、3列シートSUVの3列目というのはかなり狭い場合が多いのですが、CX-8の3列目は、一般的な体格の成人であっても無理なく座れるスペースになっています。
CX-5よりもホイールベースが長いため、CX-8はラゲッジスペースもまずまず広大です。フル乗車のときでも荷室にはゴルフバッグ2個を積載することができ、3列目シートを倒せば荷室容量は572Lまで拡大されます。さらに2列目も倒せば、フロントホイールを外した自転車2台を収容可能です。
そんなCX-8は2019年10月に一部改良が行われましたが、より本格的なマイナーチェンジは2020年12月に実施されました。
2.2Lディーゼルターボエンジンの最高出力は190psから200psに向上し、アクセルペダルの操作力も最適化。また2.5Lガソリンターボ以外の、スロットル操作に対する6速ATの応答性も向上されています。
装備関係では、テールゲートの電動開閉機能にハンズフリー機能が初採用され、フロントのセンターコンソールにスマホを置くだけで充電可能なワイヤレスチャージャーも設定。インフォテインメントシステム「マツダコネクト」などに用いるセンターディスプレイも、8インチから8.8インチまたは10.25インチに大型化されました。
さらにはマツダコネクトも新世代のものに移行したほか、全車に車載通信機を標準搭載。そのほか「360°ビューモニター」も全グレードで標準装備となっています。
マツダ CX-8を走らせてみての印象は、まずはドライビングポジションがきわめて自然であり、なおかつ全幅1840mmと、このクラスのSUVとしてはそこまで車幅が大きすぎないため「非常に運転しやすい車である」というのが第一印象になります。
そのうえで、パワーとトルクは必要十分であり、CX-5よりホイールベースが230mmも長い車なのに、身のこなしは軽快です。そして乗り心地も上々で、車の上半分と下半分が別々に動くような印象(大柄なSUVやミニバンでよく感じられるもの)もないため、ほとんどのドライバーは良い意味で普通に、気持ちよく運転することができるでしょう。
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- 中古車本体価格
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129.0 〜 448.0
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- 新車価格(税込)
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299.4 〜 505.9
みんなのコメント
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2021/9/10 23:13アンチが一杯湧いてるけど好き嫌いは表裏一体だからホントは好きなんだろ。
気にならないならコメントしないよな。-
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