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トヨタ「ランドクルーザー プラド」 お高めでもパワフルなディーゼルを選んでおけば後々幸せになれるはず
掲載 更新 carview! 300
最上級のTZ-Gは本格的なオフロード機能てんこもり
トヨタ「ランドクルーザー プラド」(以下プラド)は、大型の本格オフローダーである「トヨタ ランドクルーザー」の弟分的なオフローダー。現在は2009年にデビューした4代目のプラドが、マイナーチェンジと一部改良を重ねながら引き続き販売されています。
「150系」と呼ばれる現行型プラドは、歴代モデルが磨いてきたオフロード走破性を向上させつつ、オンロードでの快適性をさらに高めたのが特徴です。ボディサイズは全長4825mm×全幅1885mm×全高1850mmと大ぶりではありますが、「巨大」といえるランドクルーザーと比べれば「それなりに扱いやすいサイズ」ということもできるでしょう。
駆動方式は全車フルタイム4WDで、デビュー当初の搭載エンジンは4.0L V6および2.4L直4のそれぞれガソリンエンジンでしたが、2015年6月に2.8Lのディーゼルターボエンジンを追加。その際、デビュー当初からあった4.0L V6ガソリンエンジンは廃止されています。
その後2017年9月のマイナーチェンジで内外装デザインを変更するとともに、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス P」と「ドライブスタートコントロール」を全車標準装備としました。
そして2020年8月の一部改良で2.8Lディーゼルターボエンジンの最高出力が177psから204psに向上し、「トヨタセーフティセンス」の機能も強化。プリクラッシュセーフティを夜間の歩行者や昼間の自転車運転者にも対応させたほか、ヨーアシスト機能付きのレーンディパーチャーアラートやロードサインアシスト、先行車発進告知機能が全車標準装備に変わっています。
直近では2021年6月にも一部改良が行われ、インテリジェントクリアランスソナーが標準装備になったほか、19インチアルミホイールのデザインが変更されました。
このように、デビューは2009年といささか古いものの、細かな改良を重ねてきたプラドの、現在販売されているモデルは下記のとおりです。
【ガソリン】
TX“Lパッケージ”(7人乗り)|432万7000
TX“Lパッケージ”(5人乗り)|416万9000
TX(7人乗り)|382万4000
TX(5人乗り)|366万6000
【ディーゼル】
TZ-G(7人乗り)|554万3000
TX“Lパッケージ”(7人乗り)|499万7000
TX“Lパッケージ”(5人乗り)|483万9000
TX(7人乗り)|448万8000
TX(5人乗り)|433
プラドのグレード構成はシンプルです。ガソリン車とディーゼル車ともにベーシックな「TX」と上級の「TX“Lパッケージ”」の2種類で基本的には構成され、ディーゼル車のみに「TZ-G」という最上級グレードがラインナップされています。なお「TX」と「TX“Lパッケージ”」には3列7人乗りと2列5人乗りがありますが、「TZ-G」は3列7人乗りのみです。
ランドクルーザーの“弟分”とはいえ、プラドのほうもそれなり以上にプレミアムなオフローダーですので、ベーシックな「TX」であっても、基本的な装備や運転支援システムなどに目立って劣る点はありません。
ただしTXは「運転席がパワーシートではない」「シート表皮が本革ではなくファブリック」「ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラートを装着できない」という難点(?)は確かにあります。
そのため、プラドというオフローダーを「ラグジュアリーな感じ」に使いたい人は、TXではなくTX“Lパッケージ”を選んだほうがいいでしょう。
ディーゼル車に設定される最上級グレード「TZ-G」は、ズバリ「走りにこだわりたい人」向けのグレードです。
TZ-Gには状況に合わせて5つの走行モードを自由に選択できる「ドライブモードセレクト」やKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)、トルセンLSDが標準装備され、NAVI・AI-AVS(パワーステアリング連動)&リヤ電子制御エアサスペンションなどのかなり高度なメカニズムがオプションで装着可能。さらにオフロード走行時の走行支援を5つのモードから選択できる「マルチテレインセレクト+クロールコントロール」等々もオプション設定されています。
つまりTZ-Gは、兄貴分である本家ランドクルーザーの本格的な性能を譲り受けた形のグレードですので、「自分はそこまでの機能が必要か?」ということを熟慮したうえで選ぶべきグレードといえます。
次のページ>>元々それなりの値段なので頑張ってディーゼルを選ぶのが吉かも
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- 新車価格(税込)
-
366.6 〜 554.3
-
- 中古車本体価格
-
89.8 〜 742.9
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