CARVIEW |
売れてるメルセデスのSUV「GLB」 意外に価格差ないガソリンFFとディーゼル4WDの選び方
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 86
コンパクトSUVでも運転支援システムはSクラスと同等
ニコるんことモデルの藤田ニコルさんが購入したことでも話題となったメルセデス・ベンツ「GLB」は、数年前から販売されている「GLA」と「GLC」の中間ぐらいの“ちょうどいいサイズ”となるSUV。日本では2020年6月に発売されました。
GLAとGLCは、どちらかといえば都会派フォルムな背が低めのSUVであるのに対し、GLBはボディ各部の柱がけっこう切り立っていて、なおかつ全高が高めで最低地上高も高いという「オフローダー風味」が強いデザインになっています。
また、比較的コンパクトなSUVでありながら2列5人乗りではなく「3列7人乗り」であるという点も、GLBの大きな特徴といえるでしょう。
基本となるパワートレインは最高出力136psの1.3L直4ガソリンターボ+7速DCTと、同150psの2L直4ディーゼルターボ+8速DCTの2種類。駆動方式は前者がFFで、後者はフルタイム4WDです。またこのほか、ハイパフォーマンスな「メルセデスAMG GLB 35 4MATIC」には最高出力306psの強力な2L直4ガソリンターボ+8速DCTが与えられ、こちらの駆動方式もフルタイム4WDとなっています。
コンパクトクラスとはいえ、GLBはプレミアムブランドのSUVですので、さすがに車内の装備類は充実しています。
インフォテイメントシステムには「ハイ、メルセデス!」でおなじみのMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)が採用され、前席にはQi規格のワイヤレスチャージング機能を標準装備し、1~3列目の全シートにもUSBポートを用意。
また運転支援システムは「Sクラスと同等」とうたわれるレベルのものが採用されました。アダプティブクルーズコントロールは、高速道路上では30秒以内、一般道では3秒以内の停車であれば、前走者の発進に続いて自動で再発進を行い、ウインカー操作に応じて車線変更を自動で行う「アクティブレーンチェンジングアシスト」も装備しています。
衝突回避支援機能では、いわゆる自動緊急ブレーキに加え、ドライバーのステアリング操作をアシストして衝突回避を支援する「緊急回避補助システム」や、車両の進行方向1m以内に障害物がある場合、アクセルを強く踏んでも車速を2km/h未満に抑え、警告音でドライバーに誤操作の可能性を知らせる「ドライブアウェイアシスト」も装備しました。
前述のとおりGLBは、ピラー(柱)が切り立ったオフローダー風味の強いフォルムであると同時に、車高も高めであるため(ひとつ上のGLCより全高は55mm高い)、1列目および2列目の居住性は非常に良好です。またプレミアムブランドのSUVであるため、当然ですがインテリア各部の質感も上々です。
しかし3列目シートはさすがにきわめて狭く、そこにたどり着くのもけっこう大変です。またメーカー自身も3列目については「乗車時の安全確保のため、身長168cm以下の乗員のみが使用できます」と言っています。そのため3列目は「いざという時には便利な緊急用(または子ども用)シート」と考えるのが正解でしょう。
次のページ>>ライバルがいそうでいない独特のパッケージング
-
- 新車価格(税込)
-
638.0 〜 815.0
-
- 中古車本体価格
-
391.8 〜 780.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.06.01
ん、ホンダ車なのに日産認定中古車!? 33年落ち初代NSXが日産で買えんの!? しかも1年走行距離無制限保証付きで販売中のなぞ
-
スポーツ
2024.06.01
GT500は37号車Deloitte TOMS、GT300は777号車Dstationがポール獲得!|スーパーGT第3戦鈴鹿:公式予選タイム速報
-
ニューモデル
2024.06.01
本格電動4WDコンパクトスポーツ爆誕! オーラNISMOがマイナーチェンジ
-
業界ニュース
2024.06.01
ベースよりも200も安い!?メルセデスEQEに、価格を抑えた限定車「EQE350+ エレクトリックアート」が登場
-
業界ニュース
2024.06.01
BMW X1シリーズに新たなEVモデルを追加ラインアップ! 「iX1 eDrive 20 M sport」を発売開始
-
スポーツ
2024.06.01
ジープ、ミドルサイズ3列SUV『コマンダー』に限定車“オーバーランド”を設定。プレミアムな室内を演出
-
業界ニュース
2024.06.01
「前が見えない…」謎の“もやもや”なぜできる!? 雨のドライブでめちゃ困る「曇り」どう駆逐したらいいのか
-
スポーツ
2024.06.01
【MotoGP】マルケス、イタリアGPで久しぶりのQ2直接進出を決める。ただ「1周アタックでは十分じゃない」
-
カー用品
2024.06.01
『グランツーリスモ7』アップデートを配信開始! EG6シビックやGT500のNSXなど追加車種が盛りだくさん
-
スポーツ
2024.06.01
ロッシ駆る46号車BMWがお色直し。チームWRT、ル・マン24時間だけのスペシャルリバリーを公開
-
業界ニュース
2024.06.01
ホンダの「ミッドシップ“軽トラ”」登場! めちゃ楽しそうな「モトコンパクト」もセット! 極上すぎる「アクティトラック」米で落札
-
スポーツ
2024.06.01
ヨス・フェルスタッペン、モナコでの苦戦を受けてレッドブルF1は「もう少しレースに集中すべき」と主張
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.6.01
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
-
コラム
2024.5.31
【228】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
-
コラム
2024.5.31
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5上昇
-
コラム
2024.5.30
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
-
スクープ
2024.5.30
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
-
コラム
2024.5.30
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
-
コラム
2024.5.29
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540
-
コラム
2024.5.29
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
-
コラム
2024.5.28
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ