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- 新・マイルーム軽ミニバン
ダイハツ ムーヴキャンバス 「新・マイルーム軽ミニバン」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
新・マイルーム軽ミニバン
2022.12.21
- 年式
- 2022年7月〜モデル
- 総評
- かわいいと大人っぽい、のんびりとパワフル、という自分に合ったテイストを選択する自由がグッと広がっており、ボディカラーやアクセサリーなどにもこだわることで、毎日の笑顔が増えそうな1台。DNGAによる基本性能の高さや、時代に合わせた使い勝手の良さもしっかり備え、男性ユーザーなど新たに虜となる人たちが増えるのではないでしょうか。個人的には、愛犬家のようにペット連れでドライブする人にもおすすめです。
- 満足している点
- 新開発されたフルファブリックシート。ふかふかの座り心地の良さに加え、汚れが目立ちにくい杢感にこだわったという生地の柄もセンス抜群。インパネはフラットなスペースが大きくとってあるので、テイクアウトしてランチやカフェタイムを楽しんだり、スマホをつなげて好きな音楽をかけたり、車内で過ごす時間が長い人にも使いやすいです。軽自動車初の保温機能付きカップホルダー「ホッとカップホルダー」は、スイッチを押すと底が熱くなり、飲み物を約42度にキープしてくれるのがステキすぎます。
- 不満な点
- ルームミラーの位置がすごく近く感じて圧迫感があります。身長165cmですがシート位置を前することが多いので、余計にそう感じるのでしょう。開発者に聞くと、小柄な人でも手が届きやすいように手前に設置したということですが…。
- デザイン
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5
- すっきりと洗練された可愛らしさの「ストライプス」と、上質で大人っぽい「セオリー」という2つの異なるデザインで、女性だけでなく男性ユーザーも気兼ねなく乗れるようになりました。が、2台を並べてみるとセオリーの方はちょっと地味。「アナザースタイル」(パッケージオプション)で用意されたルーフキャリアなどを装着するとすごく垢抜けて映えるデザインになります。
- 走行性能
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4
- 「DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャ)」が採用され、要望の多かったターボエンジンも搭載した走りは「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能がグッと高まったことに加えて、坂道やロングドライブでのパワフルさ、快適性も進化したと感じます。高速道路ではちょっとノイズが大きめでステアリングの落ち着きがもう少し欲しいところですが、ターボモデルのトランスミッションは低速からしっかりとトルクを引き出せる「D-CVT」が採用されていて、アクセルを踏んだ瞬間からグイグイとパワフルな加速フィールが手に入ります。
- 乗り心地
-
4
- 自然吸気エンジンモデルはもちろんターボモデルでも当たりが硬いところはまったくなく、マイルドな乗り心地がキャラクターにピッタリ。車速に応じたステアリング操舵力を付加したり、交差点を曲がった直後のハンドルの戻り速度をはやめ、もたつきのないステアリングフィールに改善したというおかげなのか、挙動がスッキリとしていて身体の揺れが少なく抑えられていると感じました。
- 積載性
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5
- 後席の座面下が引き出し式の大きな収納ボックスとして使える「置きラクボックス」は、隠したいものの収納に便利な「ケースモード」から倒したくない荷物を固定するのに便利な「バスケットモード」に片手で簡単に変えられるように進化。耐荷重3kgのフックもあり、「わざわざバックゲートまで行かずにサッとスライドドアを開けて荷物をしまう」という、ムーヴキャンバス特有の使い方をさらに便利にしていると感じます。後席は左右独立して240mmの前後スライドが可能で、それぞれリクライニング&前倒しもOK。ラゲッジには床下のアンダーボックスがあり、長傘や洗車道具などたまに使うものを収納しておいたり、背の高い荷物を積む時にも使いやすそうです。
- 燃費
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5
- 軽量高剛性プラットフォームの採用により、強度を高めながら約50kgの車体軽量化を実現。改良された自然吸気エンジンにより燃費は先代より約10%向上した22.9km/L(WLTCモード)を達成しています。坂道などで非力さを補うために踏みすぎてしまうことも少なくなったので、実用燃費も伸びそう。ターボは22.4km/L(WLTCモード)と優秀で、実用燃費も良いのではと思います。
- 価格
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4
- ガチライバルとなる「ワゴンRスマイル」はマイルドハイブリッドですが150台がメイン。ムーヴの自然吸気エンジン(ターボなし)で149台〜160台、ターボが170台はちょっと割高に感じるのは正直なところ。ですが、個性的なキャラクターやデザインの人気度でムーヴキャンバスの方がリセールバリューは高いはずなので、それを見込んで検討するのも1つの手かもしれません。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
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146.3 〜 192.0
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- 中古車本体価格
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0.0 〜 218.0
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