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ホンダ ヴェゼルハイブリッド 「トレンドを抑えたオシャレSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
トレンドを抑えたオシャレSUV
2022.12.21
- 年式
- 2021年4月〜モデル
- 総評
- 1台で1人使いからファミリーユースまで、都心部からレジャーまでオールマイティーにこなし、快適で楽しい走りと低燃費をしっかり両立しているコンパクトSUVの代表格。ファッショントレンドを反映した内外装もセンスがいいし、若い世代はもちろん、熟年世代が乗っていても清々しい印象で似合うと思います。Honda SENSING(ホンダ センシング)で先進の安全装備が揃うのも魅力ですね。個人的には新設計のエアコン吹き出し口が心地よい風のカーテンを作る「そよ風エアコンアウトレット」が大のお気に入りです。
- 満足している点
- 新たな価値観を表現したエクステリアデザインとのマッチングを吟味し、上質で長く愛着を持ってもらえることにこだわったカラーラインアップ。X/Z/Gグレードには、サンドカーキ・パールやメテオロイドグレイ・メタリックの2色の新色を含む6色を設定。PLaYグレードはすべて2トーンとし、プレミアムサンライトホワイトパールをはじめ5色のカラーにブラックとシルバーのルーフがコーディネートされていてオシャレです。
- 不満な点
- コンパクトSUVでは珍しい10ヶ所に設置されたスピーカーをはじめ、高性能なパイオニア製アンプなどを採用して音のエキスパートが実車でチューニングを施したという「プレミアムオーディオ」は試乗会の時にものすごく良い音でビックリしたのですが、あんまり宣伝されておらずちゃんとこの良さに気づく人はどのくらいいるのだろうか……と心配になっております。
- デザイン
-
5
- 賛否両論あったというボディ同色グリルを採用したフロントマスクは、新しい提案とともにフレンドリーな雰囲気を残しつつスタイリッシュに進化した感じがして、個人的にはとても好印象です。これ見よがしのエアロパーツを装着せず、空力性能をさりげなくデザインに同化させていてとてもスマート。伸びやかな弧を描くクーペのようなルーフラインとファストバックのように低く傾斜したリアガラスで、流麗かつスポーティな印象も高まっていると感じます。といいつつも、ホンダアクセスが展開している「グリルありフェイス」もかっこいいですよ!
- 走行性能
-
5
- 今回、ガソリンはモノグレードでメインはe:HEV。インテーク形状の最適化により最高出力106psを実現した1.5Lのアトキンソンサイクルエンジンと、発電用と駆動用の2モーター、エンジン直結クラッチをシーンに応じて最適に使い分ける走りは、驚くほどなめらかな発進と高い静粛性が魅力。ホンダのハイブリッドらしく、車速と連動したエンジン音のチューニングや走行モード選択もできるため、ただ静かなだけでなく走る楽しさも感じられるハイブリッドとなっています。
- 乗り心地
-
4
- ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を先代から踏襲した室内は、クラスを超えたゆとりの広さを実現。後席のスライド機構が付かなかったのは残念ですが、十分にリラックスできるスペースです。乗り心地はFFモデルだと硬めに感じるシーンもありますが、悪天候や雪上での安定感を高めるリアルタイムAWDを搭載した4WDモデルはドライ路面での乗り心地も落ち着いており、後席も快適です。
- 積載性
-
4
- 容量の大きさよりも、実際に使う人が何を積むかを考え、それらがしっかり積めるように開発したというラゲッジ。開口部はしっかりと四隅まで広く、左右の壁もほぼフラットで効率的に積み込みやすくなっています。ただ、リアの傾斜が強いデザインのため、ゲートぎりぎりまで高さのある段ボール箱などを積むとリアゲートが閉まらないこともあるので注意。低くフラットになる後席のアレンジはさすがです。
- 燃費
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5
- 空力性能を高めたスタイリングや高精度バルブコントロール技術などにより走りと燃費を両立し、WLTCモード燃費は25.0km/Lを達成。EVによるモーター走行がメイン(高速走行時、条件があった場合のみエンジンが駆動に参加)なので、「NORMAL」「SPORT」「ECON」の3つの走行モードや、Bレンジ、減速セレクターなどで回生を賢く使うことでさらに低燃費を目指すことも楽しくできます。
- 価格
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5
- 必要十分な装備が揃い、4WDで乗り心地の良さも雪道などの安心な走りも手に入る「e:HEV Z」が289万8500という価格設定はとても良心的だと感じます。専用エクステリアになり、内装もグレードアップする「PLaY」はもちろんプレミアム感もあって素敵ですが、ハンズフリーパワーバッグドアやステアリングヒーター、18インチアルミホイールといった豪華装備はZにもつきます。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
-
288.9 〜 377.6
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- 中古車本体価格
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67.0 〜 389.8
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