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- 積載性以外に大きな弱点のないSUV
トヨタ ハリアー 「積載性以外に大きな弱点のないSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 国沢 光宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
積載性以外に大きな弱点のないSUV
2021.3.14
- 年式
- 2020年6月〜モデル
- 総評
- 登場から半年以上が経っても未だ半年前後の納期となっている人気車だけに完成度は高く、燃料代やリセールバリューを含めれば総合的な出費も少ないのと、不安な新型コロナウイルス禍だけに大ヒットもよく分かり、欲しいなら即注文することを勧める。
- 満足している点
- 「アルファードがクラウンならハリアーはマークⅡ三兄弟」と例えられる、現代における高級車の新しい形となっている点。ハリアーを買っておけば周りからのイメージがいい上に、リセールバリューも含めれば出費も少ないため、いい意味で非常に無難なチョイスともいえる。
- 不満な点
- 大きな弱点はないが、強いて挙げればテールランプの形状により後続車からウインカーの点滅が見にくいことがあることと、最上級グレードだとビックリするような価格になる場合もあるので、ほどほどの範囲に抑えたい点くらいだ。
- デザイン
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5
- ハリアーと同クラスでオーソドックスなSUVとなるRAV4が日本で復活したこともあり、ハリアーは現行モデルから日本車離れしたラグジュアリーかつ流麗なクーペルックに移行した。高級感が増しており、特にシティ派にはピッタリだ。
- 走行性能
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4
- 2リッターガソリンでもスペックや期待値以上に走ってくれる。ハイブリッドになるとスポーツモデルのような瞬発力を備えているのに加え差額を燃料代でペイできる可能性が高いのもあり、ハイブリッドを基本に勧める。
- 乗り心地
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4
- ド新車時は硬さを感じるが、本格的な慣らしが終わった5000km以降なら問題なし。ただタイヤサイズなどにより乗り心地はRAV4の方がソツなくまとまっている印象なので、乗り心地を優先するならRAV4も検討するか、ハリアーに手を加えることを考えるべきかも。
- 積載性
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3
- ボディ後方の傾斜が強いクーペルックのため、必要十分以上容量は確保されているものの、積載性は車格を考えると平均を下回る。しかし積載性を求めるならRAV4を買えばいいわけで、むしろトヨタの中で選択肢があるということを歓迎したい。
- 燃費
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5
- いろいろな走行パターンを総合した実用燃費は2リッターガソリンが12km/L、ハイブリッド18km/Lといったところで、絶対値、動力性能に対するものともに大満足でき、RAV4にあるPHVがハリアーにも加われば文句ない。
- 価格
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5
- 先代モデルが大ヒットしたのもあり現行モデルは値上げが予想されていた。しかしフタを開けてみるとベーシックグレードは300を切る299と、値下げされていることは驚きで、他のグレードも内容を考えればリーズナブルだ。
- 国沢 光宏
- 自動車ジャーナリスト
- 東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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- 新車価格(税込)
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312.8 〜 453.8
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- 中古車本体価格
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39.8 〜 669.8
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