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- 後期型なら「手頃な中古車」としての魅力はある
トヨタ ヴィッツ 「後期型なら「手頃な中古車」としての魅力はある」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 伊達 軍曹(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 4
後期型なら「手頃な中古車」としての魅力はある
2021.11.15
- 年式
- 2010年12月〜モデル
- 総評
- ヤリスという総合力の高いモデルが登場した今、あえてヴィッツの中古車を買う意味はあまりないようにも思えます。しかし2017年以降の後期型であれば、ヤリスに近い実力を、より安価な予算で入手できるという「意味」はあるでしょう。
- 満足している点
- 2017年以降のハイブリッド車は、程よく引き締まった足と抜群の燃費により、楽しく乗れる実用的な足として活躍するでしょう。
- 不満な点
- 初期年式のガソリンエンジン車には、今あえて選ぶべき理由が特にありません。
- デザイン
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3
- ヴィッツから「ヤリス」に改名された現行型のデザインは秀逸ですし、ヴィッツも初代は「美しい小型ハッチバック」でした。しかし2代目、3代目のヴィッツは、ことデザインに関してはコメントすべき部分がさほどありません。特に2代目はきわめて凡庸でした。ただ、3代目の美観は2014年4月のマイナーチェンジである程度改善されています。
- 走行性能
-
3
- パワーユニットは1L/1.3L/1.5Lの直4ガソリンエンジンが基本ですが、2017年1月には1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドが追加されました。通常グレードは「普通に走る」といった印象ですが、RSの足回りは硬めですがしなやかにストロークするため、気持ちよく運転できます。ただ、エンジンには今ひとつ面白みがありません。
- 乗り心地
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3
- 前期型の乗り心地は「普通」といったニュアンスですが、2014年4月のマイナーチェンジ以降の世代は、ショックアブソーバーの改良とシャシーチューニングの見直しにより、コンパクトカーとしてはまずまず上質な乗り心地に進化。また2017年1月のマイナーチェンジでは、サスペンションのニュアンスが欧州仕様(ヤリス)に近くなりました。
- 積載性
-
4
- 荷室容量は同種のコンパクトカーとほぼ同等ですが、開口部が大きく開いているため、荷物の出し入れはラクに行えます。また床下収納に便利なデッキボードも装備されますが、これが装備されないグレードも一部あります。
- 燃費
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4
- 2019年式で言うと、JC08モード燃費は1Lエンジン車が20.8〜24.0km/Lで、1.3Lエンジン車は17.4〜25.0km/L、ハイブリッド車は34.4km/L。ガソリンエンジン車はクラス標準といったところですが、ハイブリッド車の燃費はさすがに良好です。
- 価格
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4
- 2021年11月に現在、3代目トヨタ ヴィッツの中古車相場は20万〜160(※GRスポーツとGRMNを除く)。2017年以降の後期型は50〜です。
- 伊達 軍曹
- 自動車ジャーナリスト
- 外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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- 新車価格(税込)
-
118.2 〜 194.2
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- 中古車本体価格
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10.0 〜 355.0
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