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SHARE 4月28日、2024年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラスの決勝レースがヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、前日のスプリントでは3位になったワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は、転倒を喫してリタイアで終える結果となった。
嬉しい3位獲得のスプリントから一夜明け、迎えた決勝レースは気温、路面温度ともに低いなかでのドライコンディションで開始。ペドロサは16番グリッドから、好スタートを切ってオープニングラップで12番手に浮上する。
ペドロサが3位に繰り上げ、2017年最終戦以来の表彰。タイヤ空気圧の不足でクアルタラロ含む5人に8秒ペナルティ/第4戦スペインGP
さらに翌周には11番手へと順位を上げ、好ペースを披露していたが、4周目の8コーナーで転倒を喫してしまう。そのため、4度目のワイルドカード参戦にして、初のリタイアで終える結果となった。
「今日はクラッシュしたから最高の仕上がりとは言えないね。高速で転倒をした。完璧なラインを選択しないと滑りやすい場所を通ることになるし、Moto3、Moto2でも見られるようにトラックコンディションから引き起こされたものだと思う」とスリップダウンの理由はわからないとしつつも、ペドロサはレースを振り返る。
「そして残念なことに、そのラップでは、それほどハードにプッシュしていなかったし、クラッシュしないように気をつけていたにも関わらず、フロントを失ってしまったと思う。ただ、非常に早く(グリップを)失ってしまった。だから、通常のコースコンディションから外れていると思う」
そんななか、スプリントでの快走と決勝で出た課題、初日から試していたレギュラー陣とは違う新しいバイクの開発などにより、KTMの進化もまだまだ見ることができそうだ。
「目標はトップ10で終わることだったし、かなり良いスタートを切ることができたから残念だ。ちょうど良いペースを作るために準備をしていたところだった。他のライダーのクラッシュも確認したので、トップ10フィニッシュする可能性はあったと思う。いずれにせよ、今週末の教訓を活かして、自分たちのバイクに何ができたのか、何を変える必要があるのかを考えて改善していきたいと思う」
この転倒によりグラベルで跳ねて、「肘に少し痛みがあるけど、骨折はないから、回復するのに時間がかかる」とペドロサ。月曜日に行われるへレス公式テストではポル・エスパルガロがバイクに乗るようだ。
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