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カーリースは契約途中で乗り換えNG! ダメな理由と注意点を解説
- 筆者: MOTA編集部
車を比較的リーズナブルな価格で所有できるカーリースですが、契約した後は、契約期間満了まで乗るのが一般的です。今回は、カーリースの乗り換えについて解説します。また、カーリースを契約する前に確認しておきたいことや、カーリースはどんな人におすすめなのかも紹介します。
カーリースは車を乗り換えられる?
結論から言うと、カーリースは契約の途中で車を乗り換えることはできません。
基本的にリースしている車の維持費や車体代金、法定費用や諸経費などをすべて支払うものとして、カーリースの月額料金は決められています。
また、途中で解約すると未払い分を一括で支払わなければなりません。こういった理由からカーリースは原則として中途解約ができない仕様になっています。そのため途中で車に乗り換えることはできないのです。
ただし、リース会社によっては一定の条件を満たしている場合に限り、契約期間中でも乗り換えができる契約内容を提示しているところもあります。
とはいえ、ほとんどのリース会社では契約の途中での車の乗り換えはできないと考えておいていいでしょう。
どうしても乗り換えたくなった時は?
そうはいっても、契約期間中にどうしても乗り換えたくなることもあります。そんな時はリース会社に以下の流れで、契約解除を申し入れましょう。
・カーリース会社に契約解除希望の旨を申し入れる
・違約金を支払って契約を解除してもらう
このように、カーリース会社に契約解除の旨を伝え、違約金を支払い新しい車を再契約すれば契約期間中に車を乗り換えることも可能です。
ただしこの場合は違約金が発生します。たとえば、7年契約で月額2のリースをして、1年間で解除した場合「残りの6年分144の違約金」を請求されることになります。
契約途中で契約解除した違約金が、どれくらいの額になるのかは契約内容により異なります。期間中に乗り換える可能性がある人は、事前にどのような契約内容になっているのかを確認しておきましょう。
カーリースで失敗しないために事前に確認すること
リース契約を結ぶ際、失敗しないよう事前に確認しておきたいポイントをまとめてみました。
・ライフプランを考える
・先々の収入は安定しているか
・契約期間をよく検討する
契約する前には、かならずこれらのことを確認してから契約書にサインをするようにしましょう。それぞれの注意事項について解説します。
ライフプランを考える
ひとつ目の注意点は「ライフプランを考えてから契約すること」です。
今の仕事を5年、10年と継続していくつもりなのであれば、それに応じた期間で契約してもいいでしょう。リース会社によっては1年の短期契約から最長10年以上の契約プランを用意している会社もあります。
今後、転勤や転職の予定がある場合は、長期契約は避け短期契約で利用されることをおすすめします。また、個人事業主や非正規雇用の方は、突然収入が途絶えてしまう可能性もあります。
先々の収入は安定しているか
リース契約する際は、今後の収入の見込みをきちんと考えておくべきです。
車を所有するにしても月々の支払額は支払わなければいけません。そのため先々に安定した収入があるかどうかは非常に重要になります。
また、リース契約においては収入の金額に応じた車種を選ぶことも大切です。自分の収入に見合った車種を契約しなければ、契約期間の途中で支払いが難しくなり、滞ってしまう恐れもあるでしょう。
もし、この先の収入が不安定そうなのであれば、1年から2年程度の短期契約だけ結んでしまうのもひとつの方法です。
契約期間をよく検討する
前述したとおり、今後のライフプランや先々の収入の安定性などで契約した月額料金を支払えるのかによっても変わるでしょう。
また、収入は安定しているけれど、車を何台も乗り換えたいと思うのであれば、あえて短期間契約ができる車種を選ぶのもおすすめです。
いきなり長期の契約を結んでしまうと、乗り換えたい時に乗り換えられないといったリスクが生じます。
今後転職をしたり、引っ越しをしたりする予定があるのであれば、その時期なども加味しながら契約期間の長さを決めなければいけません。契約期間の長さは、今後のライフプランと密接に関わってくるので、前述したとおり先にライフプランを決めてから、リース会社と相談するといいでしょう。
車を乗り換えるベストなタイミング
マイカーを購入した場合はどのタイミングで買い替えるとお得になるのでしょうか。以下の時期がベストな買い替えのタイミングといわれています。
・車検前
・決算月の前
・故障リスクが高くなり始める前
それぞれの項目について解説します。
車検前
車を乗り換えるベストなタイミング1つ目は「車検前」です。
自家用車は新車登録から3年目で1度、その後は2年ごとに1度車検を受けなければいけません。この車検のタイミングで、車を乗り換える人はかなり多いです。
ご存知のとおり車検を受けると以下のような費用がかかります。
・税金などの法定費用
・車検基本料
・部品交換代金
新車登録から初めての車検の場合は、そこまで大掛かりな部品の交換はないので、10以内で収まるかもしれません。
しかし5年目、7年目と購入から時間が経過すると、それなりに交換しなければいけない部品は増えてきます。なので車検を受ける前に車を乗り換えた方がお得なのです。
車検の際には税金などの法定費用や車検の基本料もかかります。車検前のタイミングで乗り換えると、この費用を支払わずに済みます。
車検を受けたあとに売ると、車検付きの車として好条件での買取をしてもらえますが、車検でかかった費用をカバーする査定額にはなりにくいでしょう。
決算期前
現在、日本で車販売をしているメーカーのほとんどは9月と3月を決算月としています。
決算月を境に営業マンの半期の売上は確定するので、営業マンとしてはどうしても9月、3月の前に売上実績を残したがるのです。
そのため、1台でも多く販売実績を作れるように、決算月前は普段よりも大幅な値引きをしやすくなります。普段であれば200の車が180で購入できることもあります。
車を新しく買い替えたいと思うのであれば、9月または3月に照準を合わせて購入するようにするといいでしょう。
ただ、注意しておきたいのは納車されるタイミングが、9月や3月になるように買わないとダメだという点です。
納車のタイミングで、営業マンの業績に反映されるので、かならず9月や3月末までに納車してもらいましょう。逆算するとその数カ月前から買い替えの交渉を進める必要があります。
故障リスクが高くなり始める前
車は長い間乗っているとかならず故障します。できるだけ大きな故障に繋がらないようにするために、定期的に部品交換をしますがそれでもいつかは故障します。
車検は3年、5年、7年、9年と2年間隔で行われますが、9年あたりを過ぎると段々と大きな故障が多くなります。
また、契約から13年を過ぎてしまうと環境面に考慮して自動車税も15%に上がってしまいます。つまり13年以上の車には乗らないほうがお得だということです。
カーリースがおすすめな人
カーリースはどういった人に向いているのでしょうか。ここからはカーリースが向いている人の特徴を紹介します。
・手ごろな価格で車に乗りたい人
・車への固定費を減らしたい人
・ディーラーとのやりとりを減らしたい人
・短期間で車を乗り換えたい人
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
手ごろな価格で車に乗りたい人
カーリースは手ごろな価格で車に乗りたい人におすすめです。
カーリースであれば、月額料金を支払い続けるだけで車に乗ることができます。通常のマイカー購入であれば、頭金を準備したり初期費用の法定費用や手数料を用意したりする必要があります。
しかし、カーリースであればこれらの費用は月額料金に加味されているので、まとまったお金を準備することなく車に乗れます。
また、軽自動車などであれば月々1から乗ることもできます。すぐにまとまったお金を準備するのが難しい人や、月額料金を払い続けた後に車を手に入れたい方にカーリースは向いているでしょう。
車への固定費を減らしたい人
年間にかける車への固定費を下げたい人もカーリースに向いています。
マイカーを購入すると、月々のローン支払いだけではなく「自動車税」「重量税」「消耗品交換費」「頭金」などのお金が必要です。
しかし、カーリースを利用すれば、これらの費用は月額料金に含まれているケースが多いので、月によって支払わなければいけない固定費が安定します。
マイカー購入をしてしまうと、税金を払う月や消耗品の交換月などが、どうしても固定費がかさんでしまいます。固定費が安定することで収支計算がしやすくなるため、お金の使い方もシンプルに考えやすくなるでしょう。
ディーラーとのやりとりを減らしたい人
カーリースで契約して車を所有すると、ディーラーとの面倒な手続きをする必要もありません。
マイカーを購入する時は、ディーラーを通じてさまざまな手続きをしなければいけません。
カーリースであれば、リース会社に申し込みをして審査を受けるだけ。マイカーを買う時の煩わしいやりとりがありません。仕事でなかなか時間を作れないという人にも、カーリースはおすすめです。
短期間で車を乗り換えたい人
カーリースは短期間の契約を行う事も出来ます。3年程度の契約にしておくと、すぐに次の車に乗り換えることもできるでしょう。
マイカーを買ってしまうとローンが支払い終わるまでは、その車に乗り続けなければいけません。短くても4〜5年のローンは組むでしょうから、短期間で車を乗り換えるのは難しいといえそうです。
前述しましたが、カーリースでも長期契約の場合は、契約期間中に乗り換えようとすると、違約金を請求されるので注意が必要です。
カーリースは基本的に乗り換え不可
今回はカーリースの途中で車を乗り換える場合について解説しました。
途中でリース契約を解消してしまうと、違約金を請求される場合もあります。もし車を頻繁に乗り換えたいと思っているのであれば、事前にその旨を伝え短期間の契約を検討してもらいましょう。自分のライフスタイルに合わせて、カーリースを上手に利用してみてください。
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MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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