CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/e3ee9fdff4333a3b64ff4a62c8476e1afb58b444/
SHAREトヨタが来年冬に発売する“2人乗りお買い物EV”は高齢化社会を見据えた新規格車だった
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
来年冬には発売されるトヨタのリアルなお買い物グルマ
10月17日、トヨタが2名乗りの電気自動車「超小型EV」を発表しました。実車は東京モーターショーのフューチャーエクスポ(FUTURE EXPO)で展示されます。
シンプルなネーミングですが、これは仮のもの。それより2020年冬には本当に発売されることに注目でしょう。スペックは下記のようになります。
<超小型EVのスペック>
・全長×全幅×全高=2490×1290×1550mm
・乗車定員=2名
・航続距離=100km
・最高速度=60km/h
・充電時間=約5時間(200V、リチウムイオン電池)
初心者や高齢者が買い物など日常の近距離移動をしたり、ビジネス用途で巡回や訪問などに使うという想定。軽自動車より90cm短く、20cm細身というコンパクトさを活かし、最小回転半径も3.9mと小回りが効きます。後輪にモーターを配置して後輪を駆動するRRレイアウトを採用。
高齢化や過疎化が進む地方のモビリティへの具体策
実は、軽自動車より小さいミニカーサイズで、使用者を限定せず、制限速度60km/hで一般道は自由に走行可能という新しい超小型車のカテゴリーが、安全性などを軸にメーカーと国交省で検討されていたんですね。
<国交省が検討中の超小型モビリティのスペック>
・全長×全幅×全高=2000×1300×2000mm以下
・乗車定員=4名以下
・定格出力=0.6kWh(0.8ps)以下
・制限速度=60km/h
・車両重量=350kg以下
・新規格の車であることがわかる車体表示の義務付け
高齢化や過疎化といった問題を抱える地方のモビリティに、自動運転車よりも前に導入できそうなのが、こうした超小型モビリティだというのはリアリティがあります。トヨタの超小型EVも、よく観察すると、市販されるクルマ(のプロトタイプ)として、ディテールまで作りこまれているのがわかります。
40km/hの衝突や先進安全のプリクラッシュも装備
安全性が気になるところですが、40km/h程度の前面衝突の安全性や、インテリジェントクリアランスソナー、プリクラッシュセーフティなども盛り込まれるようです。基本的なところでは、シートベルトや前席ヘッドレスト、インパネの衝撃吸収なども条件になります。
一方、ボディ幅が狭いので、制限速度の低さなどを理由に、サイドやリアの衝突安全性は免除。このクルマもドアは薄く、サイドウインドウはチケットなどが最低限取れるように一部を手動で上下できるのみです。メーターはスクーターのようにシンプルで、その右側のクレードルにスマホやパッドを置いてナビの代わりににするなど、コストを意識したつくりになっているのがわかります。価格も100を大きく下回るのではないでしょうか。
トヨタはキックボードやクルマ椅子スタイルなどの歩行に近い電動モビリティも翌2021年に発売予定です。日本が抱える待ったなしの問題に、自動車メーカーが具体的に取り組む時代がいよいよ来たと言えそうです。
【東京モーターショー2019の情報はコチラ】
東京モーターショーで見るべきクルマとコンパニオンは?人気ランキング
世界初公開モデルをチェック!クルマ一覧
バイク&ショーの見どころ紹介コラム一覧
ショーの華をイッキ見!コンパニオン一覧
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
ニューモデル
2024.05.13
ダイムラー、初のレベル4の自動運転セミトラック開発…プロトタイプ発表
-
ニューモデル
2024.05.13
【ガソリン消滅でディーゼル一本化へ】 ランドローバー・ディスカバリー 2025年モデルで見直し
-
業界ニュース
2024.05.13
[100均DIYアイテムレビュー] ダイソーの“ユニバーサルソケット”は本当に万能に使えるのか?《2024年4月第1位》
-
業界ニュース
2024.05.13
ブリティッシュラグジュアリークーペの魅力を凝縮した「DB12」を展示! アストンマーティン出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
-
ニューモデル
2024.05.13
手にできる幸運なオーナーは誰? ハーレーダビッドソン2024限定モデル〈ハイドラグライドリバイバル/タバコフェード〉
-
業界ニュース
2024.05.13
15年ぶり復活の「インテグラ」実車公開! 美麗デザインが超カッコイイ「スポーティ“ハッチバック”」! 6速MTもある「最新型モデル」米に登場で反響も
-
業界ニュース
2024.05.13
実は知らない?バイクの基本構造のおさらい
-
。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる" width="200">
スポーツ
2024.05.13
F1の2024年第1四半期収益は、前年より45%増加の約778億。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる
-
ニューモデル
2024.05.13
伝統の「ディフェンダー」 ランドローバーが2025年モデル発表 「130」にV8エンジン選択も可能へ
-
業界ニュース
2024.05.13
[自分でタイヤ交換]実は危険の塊だった!? ホイールナットの流用はダメ!! 超怖いありがちなミスって
-
業界ニュース
2024.05.13
自らシボレー「コルベット」を米国から並行輸入した理由とは? DIYで再現したボディカラーでコクピットを統一
-
業界ニュース
2024.05.13
昔はなんと木の札だった! 日本の運転免許証120年の歴史を振り返る
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.12
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
-
コラム
2024.5.11
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
-
コラム
2024.5.10
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
-
コラム
2024.5.09
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
-
コラム
2024.5.09
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500でライバルは高級SUV
-
コラム
2024.5.09
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
-
コラム
2024.5.08
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
-
コラム
2024.5.07
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
-
コラム
2024.5.06
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?