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スズキ ジムニー 「デビューから5年が過ぎても高い人気を保ち続ける万能オフローダー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
デビューから5年が過ぎても高い人気を保ち続ける万能オフローダー
2023.11.29
- 年式
- 2018年7月〜モデル
- 総評
- これまで大掛かりな変更はなく、現在もバックオーダーを抱えるほどの人気ぶり。オフロード走行に対応したデザインやパッケージングは普段使いにもピッタリ。軽ならではの維持費の安さも見逃せないところ。
- 満足している点
- スクエアなボディは見切りがよく、目線も高いので車両の周囲が確認しやすく、運転がしやすい。ボディが小さいおかげで路肩に雪が集められた降雪地域でも走りやすく、悪路での走破能力にも優れている。パートタイム式の4WD、副変速機のローレンジを生かすことで抜群の駆動力も発揮。頼もしい軽なのだ。
- 不満な点
- 軽としては車両重量が重く、悪路における走破能力の高さを重視したモデルだけに経済性はいまひとつ。また、後席は大人が座れる広さを確保するものの、定員乗車時の荷室には余裕がない。
- デザイン
-
5
- ひと目でジムニーだとわかるデザインがいい。シエラのようなオーバーフェンダーや大型化されたバンパーは装着出来なくても、クリーンでシンプルな造形は好感の持てる仕上がり。デビューから5年が経過しても古さを感じさせないのもジムニーの魅力と言えよう。
- 走行性能
-
3
- エンジンは64ps/96Nmを発生する直3ターボのみ。MTはローギヤードなので変速が忙しいけれども、MT派にとっては操作することが楽しく感じることだろう。エンジンは低回転域でも力強く、街乗りでは高いギヤを保ったままでもごく普通に走ってしまう。操縦性はごく一般的だが、オンロードでもオフロードでも自然に走ることが出来る。
- 乗り心地
-
3
- 伝統のラダーフレームにリジッドサスの足まわりはジムニーならでは。最新のハイトワゴンと比べると乗り心地が硬質でロードノイズも大きめ。快適性では太刀打ちできないけれども、それでも歴代のジムニーからすればずいぶんと快適になった。ノーズが長いだけに室内空間は限られるが、大人4人が乗れる空間もちゃんと確保されている。
- 積載性
-
3
- 後席シートバックはリクライニング機構と5:5分割の前倒し機構を備える。4人乗車時のラゲッジルームはほんのわずかだが、シートバックを倒すことで352Lの荷室容量が得られる。リヤゲートの開口部が大きく、荷室フロアがフラット、かつ上下左右にスクエアな形状なのでかさばる荷物が積みやすい。
- 燃費
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3
- WLTCモード燃費は4速ATが14.3km/L、5速MTは16.6km/L。最新モデルはAT、MTともにアイドリングストップ機構が装着されてモード燃費が向上しているが、経済性に優れたハイト系ワゴンと比べると、モード燃費でかなりの開きがあるのも事実。ちなみに燃料タンク容量は、軽としては大きめの40Lだ。
- 価格
-
4
- 人気のXCは最上級グレード。ACCなどの運転支援システムは未設定だが、LEDヘッドライト、ヘッドランプウォッシャー、本革巻きステアリングなどの装備も標準で、4速ATでも190台、5速MTならば180台で購入できる。それでいて悪路の走破能力に優れ、安心感の高さにおいては小型SUVにも負けないレベルにある。経済性では割り切りが必要だが、パーソナルユースとしては悪くない選択肢だ。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
165.4 〜 200.2
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- 中古車本体価格
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11.8 〜 420.0
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