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- ボディサイズに問題を感じない人が使ってみると好印象
フォルクスワーゲン シャラン 「ボディサイズに問題を感じない人が使ってみると好印象」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 国沢 光宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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2
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 2
ボディサイズに問題を感じない人が使ってみると好印象
2021.5.27
- 年式
- 2010年11月〜モデル
- 総評
- シャランはボディサイズに問題を感じない人が使ってみると好印象に感じるかもしれないけれど、アルファード&ヴェルファイアのような分かりやすさは無い。目立たないこともあってディーラーになかなか見に来てもらえない点が惜しい。インポーターはプロモーションなどを頑張って欲しいところだ。
- 満足している点
- ドイツ車らしい走行性能や容積と燃費のバランスの高さなど、道具としてガシガシと使えるところは日本車のミニバンにはない魅力だ。特にミニバンをミニバス的に使いたいという人には数少ない選択肢といえる。
- 不満な点
- 全長はそれほど長くないが、1910mmという全幅はさすがに日本の道路環境では少しばかり持てあますかもしれない。また実用車として使えるという魅力を持つ反面、アルファード&ヴェルファイアのような高級車としても通用する豪華さやおもてなし感は皆無に近い。
- デザイン
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3
- 日本のラージミニバンとはまったく違う、VWらしい「質実剛健」をコンセプトとしたデザインを持つ。ラージミニバンを高級車としてではなく「ガシガシ使える道具」として使いたい人なら受け入れやすいデザインといえるのではないだろうか。
- 走行性能
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3
- 1.4リッターガソリンターボと2リッターディーゼルターボを設定。前者でも1.8トンという車重ながら、中低速トルクの太さによりこの大きく重いシャランを軽快に走らせる点は評価できる。後者ならより動力性能に余裕があり、シャランらしいのは後者の方だ。
- 乗り心地
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4
- ミニバンでもアウトバーンを全開で走れる性能が要求されるドイツ車だけに、ボディ剛性の強さや良質なダンパーを使うサスペンションなどにより、硬めのセッテイングながら乗り心地は快適で、長距離ドライブの際の疲労は乗員全員が日本車のミニバンより圧倒的に少ないだろう。
- 積載性
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4
- シャランは1900mmオーバーという全幅に加え、3列目だけでなく2列目もフラットに倒せる機能を持つ上に助手席の背もたれも前方に畳める。積載性は非常に高く、単身者ならシャラン一台で引っ越しできるかもしれない。
- 燃費
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3
- 総合的な実用燃費は1.4リッターガソリンターボ11km/L程度、2リッターディーゼルターボ13km/L程度と、容積と燃費のバランスで考えたら世界で5本の指に入る効率を誇るので、3列目シートまで使うことが多い人なら1人当たりの燃料コストは安上がりだ。
- 価格
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2
- それぞれフル装備となるハイラインの1.4リッターガソリンターボ/507万9000、2リッターディーゼルターボ/540万5000という価格は装備内容、容積と燃費のバランスなどを考えるとなかなかリーズナブルといえる。
- 国沢 光宏
- 自動車ジャーナリスト
- 東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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- 新車価格(税込)
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374.9 〜 549.0
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- 中古車本体価格
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48.0 〜 435.0
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