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アウディ TT クーペレビュー・評価
TT クーペの新車
新車価格: 518〜793 万円 2015年8月20日発売
中古車価格: 35〜752 万円 (344物件) TT クーペの中古車を見る
※ランキング順位と満足度・レビューは最新モデルの情報です
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
TT クーペ 2015年モデル | 4.39 | —位 | 10人 | |
TT クーペ 2006年モデル | 4.39 | —位 | 5人 | |
TT クーペ 1999年モデル | — | —位 | 0人 | |
モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 12人 | - |
TT クーペ 2015年モデルの評価
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.73 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 4.24 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 4.22 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 4.10 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 3.66 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 4.17 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 3.54 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 2.0 TFSI
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2020年8月23日 17:21 [1321907-2]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 1 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
CX-3→TT8J→TT8S に乗り換えました。
2代目とどう違うのかを乗った時の感覚をメインに書きたいと思います。
TTはどちらも2.0L FFです。
【エクステリア】
以前よりカクカクしたデザインになりました。
見た目的には男性的なイメージが強くなった気がします。写真で見るより実車を見る方がお勧めいたします。
例えば8S前期型の場合、ノーマルよりSlineの場合出っ張りがけっこうあります。かなり立体的な部分が増えました。
【インテリア】
バーチャルコックピットがメインになるような配置です。
この辺りは写真で見た通りです。とにかく見ていてドライバーファーストだなと思います。
スイッチ類の押した感覚や位置は先代より良くなっております。
ただし、8J と比べると樹脂が安っぽいなと思うことはあります。
【エンジン性能】
8J前期型の2.0FFと比較すると、速いの一言です。
トルクが特に違うので出だしがすごいです。最初は怖かったですが、すぐに慣れます。
一方でエコモードではコースティング機能があり、燃費にだいぶ貢献してくれます。
【走行性能】
プログレッシブステアリング採用が素晴らしいです。
例えば低速の左折では8Jが普通の曲がり方をするのに対し、8Sはキュッとクイックに曲がります。
同じ切り方でもかなり違いがあります。
ワインディングでは限界点が8Jより高くなっています。
回転半径が4.9mとなり、クイック感が変わりました。
DCTの低速での繋がり方はかなり改良されています。
8Jでは3→2速の場合、早めにシフトダウンするとガクンとなるので使いにくい感じがしましたが
8Sではスムーズに繋がりストレスなく使えます。停車するまでNに入れることがなくなりました。
ブレーキもかなり効くようになっています。音鳴りも少ないです。
【乗り心地】
残念ながらスポーツ向きになったので乗り心地は悪い方向になりました。
硬いです。シートは良好です。Slineなら適度なソフトさと高級感あります。
アクセルペダルは吊り下げ型となりずいぶん軽い感じになりました。
極端にマイナスな印象はありません。私は吊り下げの方が合いました。
【燃費】
郊外ですので14km/Lといったところでしょうか。
高速だと15km/Lちょっとまで伸びます。
【価格】
新車を考えると高いと思います。
正直、日本向けへはDCTしかないのだから自動ブレーキとACCぐらいあっても良かった感じがします。
2017年以降はcarplay対応なのでお財布と相談して決めたいところです。
マトリックスヘッドライトはかなりお勧めします。
【その他】
8Jより良くなったポところ
・キーレス
・ステアリングホイールが手にしっくりくる造形になった、シートポジションが一発で決まる
・バック駐車がしやすい
バックカメラがないTTを乗り継いでおりますが、意外なほどバックしやすいです。サイドミラーは見やすいです。左のミラーは下に動きます。
・電動パーキングの使いやすいさ(信号時アイドリングストップ→パーキング→動かないしエンジン始動しない!オートホールドがあればもっと快適です)
・高速での風切音がなくなった(8Jはすごい音がします)
・リアゲートは外部から開閉可能
・純正スピーカーの性能向上
悪くなったところ
・コストダウンは否めない(内装、サイドミラー、アルミパーツ)
・乗り心地が悪化、静粛性の低下
どちらでもない点
・アクセルペダルの変更(オルガンペダルは割と好みだったが、8Sのペダルレイアウトが良かった)
・ドアが軽くなった(8Jのどっしりとしたドアも好み)
・見える景色が8Sだと若干上になった
・シガーソケット(ACC電源)はいつ切れるのかわからない
・バーチャルコックピッドの使いやすさや安定性(ボイスの反応性や突然スマホとの接続エラー)
・ドリンクホルダーが1つ
・シートがいまひとつフィットしない(ランバーサポートは長距離ドライブで大変助かったが...)
【総評】
他車と比較してデザイン面ではかなり素敵な車だと思います。
線の引き方、細かいところが凝っています。
アウディらしい先進的な安全機能はありませんが、扱いにくい車ではありませんので不注意さえしなければ大丈夫です。
横幅はやや大きめですが感覚は掴みやすいです。
FFのメリットであるリアスペースの空間など考えても、日常で使えることや走行性能の両方が欲しい欲張りな単身向けな車と言えます。
願わくばMTがあれば良かったなぁと思います。
8J→コンフォート、GT
8S→スポーツテイスト
以上が私の印象です。
参考になった16人(再レビュー後:14人)
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 1.8 TFSI
- レビュー投稿数:2件
- 累計支持数:72人
- ファン数:1人
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- 自動車(本体)
- 2件
- 0件
2019年9月25日 00:27 [1160359-2]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
ホイールを純正20インチに2インチアップしました |
エンブレムを黒くしました |
TTは薄暗い雨の日が似合います |
TT1.8TFSIに、Sline+マトリクスLEDヘッドライト+アシスタンスパッケージのオプション装備がついたのを中古で購入しました。
後ろへリクライニングできる2+2シートで探し、RCZ-Rも候補でしたが、実際に乗り比べた時、先進的・実用性・満足感でTTが上回ったのでコチラを購入しました。
【エクステリア】
初代、先代の良いところを残しつつ、先進的な試みを感じさせるデザイン。
ホイールアーチの反復に線形を織り交ぜ、これはこれでカッコイイと感じました。マトリクスLEDが秀逸です。
アウディの他の型は共通デザインから箱のサイズごとに合わせている感が見て取れますが、TTはトータル的にデザインしているように感じられる唯一無二な存在です。
サイズ感が日本の道路にマッチしており、コンパクトかつワイド&ローで運転を楽しむことができます。
【インテリア】
Sline専用の革+アルカンターラのシートが、デザイン・実用性ともに素晴らしいです。
インパネまわりは究極的なシンプル設計でエアコンとバーチャルコックピットが目を惹きつけます。
ダッシュボードとドア内張りがプラ素材ですが、目を惹くアイテムとのメリハリが取れて調和されており、満足感はハンパないです。
外から眺めて満足する車は多いですが、乗っても満足感が得られるのがこの車の特徴と言えます。それも素材で満足させるのではなくデザインで満足させてくれます。
バーチャルコックピットは使いこなせるとすごく優秀なカーナビなんだと実感しました。
マツダコネクトやカロッツェリアよりも断然見やすくレスポンスがいいです。音声認識と手書き文字認識も感度よくて笑いました。
純正スピーカーが高音質すぎるのでAftermarket品に変えると逆に劣化するんじゃないかと疑うレベルです。
ドアロックセンサ、ワイパー、ライト、積載性と細かいところでも評価できる部分はたくさんあります。
【エンジン性能】
2.0Lではなく、1.8Lを選びましたが、公道で乗るうえではパワー不足は感じることなく走れてます。
7速であり、低速からトルクがあるので、街乗りの停止・加減速の切り替えはとてもスムーズです。
力を持て余してるハイパワー感は感じられません。求めるパワーに対し適切にパワーを出してる感覚です。
【走行性能】
アウディ共通?のドライブセレクトで「エフィシェンシー(エコ)」「コンフォート(快適)」「ダイナミック(スポーツ)」とモードを切り替えられます。
オートマ走行ではエンジン音に各モードの差をあまり感じられませんでしたが、「ダイナミック」でパドルシフトを使った運転をすると「ブゥゥゥゥン」「ウィィィィン」とスポーツカーを体感することができます。多分この辺は2.0クワトロやTTSのほうがより強いと思います。
【乗り心地】
18インチ純正ホイール+コンチネンタルタイヤですが、船に乗っている感じではなく、路面の凹凸を程よく感じられるぐらいです。
遮音性が高いので音楽を聴いているときにロードノイズが邪魔をすることはないです。
【燃費】
ハイオク50Lのタンクで、街乗りダイナミック走行でもギリギリ10km/Lは切らない優秀なスポーティカーです。
エフィシェンシーで走ってれば15km/Lくらいな感覚です。相対的に満足です。
【価格】
3代目ということもあって洗練に洗練を重ねたデザイン・機能・剛性で約500万円は乗ってみると納得のいく値段と感じます。
ただ、各オプション費は割高と感じました。
本体470万+ホワイト8万+Sline66万+マトリクスLED31万+アシスタンス29万=604万推定の1年落ちを400万で購入できたので、
中古はお得な車種だと思います。(SUVブームの恩恵かと・・・)
【総評】
所有満足度は素晴らしいの一言です。
外から見てよし、乗って眺めてもよし、走って楽しい、バーチャルコックピット(機能)を使って楽しい。。。これらをすべて兼ね備えるクルマってなかなかないのではないかと思いました。
ご検討の方、街乗り中心で雪道があまりないのであれば、1.8TFSIで必要充分だと思います。試乗でドライブセレクトを使ってエンジン音を確認してみるのをオススメします。
この次にほしい車は探してもポルシェ911かアルピーヌA110と高いクルマしかないので、家族ができない限りずっと乗り続けると思います。
【1年乗ってみて】
まったく飽きない!目移りしない!
海外の方がよく話しかけてきたり、写真を撮ってきます。
8Sは東京・横浜でもあまりすれ違うことがないので存在感があります。
TT仲間もみんないい人たちですよ(´・ω・`)b
参考になった30人(再レビュー後:16人)
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 1.8 TFSI
よく投稿するカテゴリ
2018年11月7日 13:27 [1158909-4]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 5 |
ステアリング及び.エアコン口5個に赤リング付けました。(激安送料込1個390円位)
スタートキーに赤リング(送料込1250円位)これまだ来てませんので写真にはありません。
アルミステッカー内部中央に貼りました。(送料込1200円位)
マルチメディア ボタン カバー(送料込2100円位)
エアバルブキャップ赤アルミにしました。(送料込1000円位)
ホイールナットキャップ赤を付けました。(送料込650円位)色がマッチしていないようなので、次黒のナットキャップに変更する予定
ホイールキャップリング赤付けました。(送料込1800円位)
ホイールキャップカバー黒を付けました。(送料込1200円位)
後部デフュザーにシルバーモール付けました。(送料込900円位)
後部ストップランプ上に赤ライン貼りました。(送料込950円位)
アクセル、ブレーキペダルアルミペダルを付けました。(送料込み2500円位)
失敗 元々TTはあまり売れてないのでTT専用のAftermarket品はあまりありません。
仕方ないので、他車種のパーツを注文しますが、、
A3用マルチメディア ボタン カバー ダイヤル(外枠と上シール) はサイズが合いませんでした。
最近の不満点
スタイル重視なのかドアの形状が異常に突起していて湾曲
ドア開けると突起部分が先にぶつかります。
運転席側にだけモール付けようとしたが、湾曲しすぎていてカット3回しないと取り付け出来ないです。
でも、一部が突起してるので、突起以外付けてもしょうがないような。
ナビ
思ったよりバーチャルコックピットナビかなり良く見やすいです。
グーグル衛星画像も見た感じ良いです。
音
標準装備ですが音良いです。純正にしては合格点。
でも、低音出るけど重さがなく貧弱です。
SDカード2枚装備出来ます。SDカードの動画も見れました。
エンジン
静かすぎ。
でもドライブモードをセレクトでダイナミックにすると良い感じ。
一部アルミ素材を使用している事もあり、軽くて小さい車体で、ターボ付AT7速なので、加速はスムーズで良いです。
アイドリングストップもあり燃費はかなり良い。
これ以上の性能があると、燃費悪くなるし、単なる遊び車。
タイヤが太くなるとグリップは良くなるが、
乗り心地が悪くなり、燃費が悪くなり、消耗によるタイヤ交換時の価格が高くなる事も考慮しましょう。
最近ガソリン価格が高いので燃費が気になります。
参考になった17人(再レビュー後:11人)
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 2.0 TFSI
2016年12月13日 13:05 [985099-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
audi A3 SD の代車として 1週間 TT 2.0 TFSI をお借りして 500km 程走行しました。 http://d.hatena.ne.jp/takajun7777/20161105
一度は乗ってみたかった TT でしたが、デザイン、走行性能とも素晴らしく この点では とても満足しました。 リアウイングも電動で上がったりしますので、それだけでも楽しいですよ。
六甲山などの山道等も 私の腕でブイブイと走ります。 A3 FF では 登りのヘヤピンではトラクション不足で無理にアクセルを踏み込むと ズリッ ときますが、 そのような心配をすることなく ホイホイと走るのですね。 さすがです。
さて、 憧れの TT ではありましたが、 我が家に迎え入れるとなると ちょっと難しいところがあります。
当たり前ですが、 2ドアですので ドアがでかい。(長い)
ですので、自宅車庫に入れると 車からの乗降時にドアを十分に開ききれず 四苦八苦。
これは狭いスーパーの駐車場でも同じことが言えます。 十分スペースを取って端の方に駐車していても、 元々車幅があることに加えて 隣のスペースに寄せて止まられるとアウト。 入れません。 出られません。 (笑)
後部座席に人を乗せることは まず考えられませんが、 A3 SD のように 4ドアではありませんので コートや荷物もホイホイと放り込めない。 特に 何も考えず放り込んだら 出す時が もう大変です。
かといって リアのハッチバックに放り込むと、 小柄な妻の背丈では 跳ね上がったハッチバックドアに手が届かない。 都度飛び上がってハッチバックドアに飛びついています。(笑)
小柄と言えば、 バケットシートですので、 乗り込むと妻の体がシートに体がはまり込んで乗り降りの際に 足をジタバタさせて もがいています。 わが妻ながら カワイイ。(爆)
また、 ACC (アダプティブ クルーズコントロール) が現時点ではオプションでも選択できないので、 直線道路でアクセルを踏み込まないようにするのは とてもストレス。(笑)
バーチャルコックピットの画面は 賛否あると思いますが 私は 最後まで慣れませんでした。 リアカメラのモニタがないことも併せて 後方視界が悪いですので バックする時は非常に気を使います。
存じ上げる 周りの TT 乗りさんたちは 大半が別の車との 2台持ちですので、2台持ちなら 問題ありませんが、 A3 1台だけでやりくりする私のような オールラウンダーには無理が生じます。
妻の了解が得られないと 車が買えない私とすれば、 絶対に 妻のお許しが出ない車だと分かりましたので やっぱり憧れの車になりね。
燃費は あまり考えることのない車だとは思いますが、 山道をブイブイ走るとね・・・ 。 A3 セダンは 20km/L を超えますから。 (笑)
TT の代車を出していただいた理由は こちらです。 http://d.hatena.ne.jp/takajun7777/20161112
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 2.0 TFSI quattro
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年2月28日 23:46 [909088-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
アウディのスポーツモデルであるTTクーペが3代目に進化した。本格的なスポーツカーではないものの、シャープなイメージでよりスポーツ性を高めたともいえる3代目TTクーペには、アウディジャパンが葉山マリーナをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードは2.0TFSIクワトロだ。TTクーペにはほかにFFモデルも存在するが、これには試乗する機会がなかった。
今回のモデルはフォルクスワーゲングループのMQBと呼ぶ基本プラットホームを採用する。これはゴルフと共通のものであり、ということは2代目モデルで採用していたアルミスペースフレーム(AFS)が採用されなくなったわけ。軽量化の象徴ともされたASFでなくなったことで、車両重量が重くなったかといえばそうではなく、むしろ2代目から3代目への移行で50kgほどの軽量化が図られている。
ボディの骨格部分には高張力鋼板と鋳造アルミを効果的に使い、またドアやボンネットフード、ルーフなどにアルミパネルを使うことで軽量化を図っている。
ボディサイズは全長や全幅が少し小さくなってホイールベースが延長された。ボディは基本的にほぼ同じサイズと考えて良く、その中でホイールベースが延長されたことで、前後のオーバーハングが切り詰められた形である。
外観デザインは初代モデルが丸みを強調したデザインで、2代目モデルはそれがややシャープな印象になっていたのに対し、今回の3代目モデルはエッジの効いた一段とシャープな切れ味を感じさせるようなデザインになった。よりスポーツ性を高めたモデルであることを強調するかのようなデザインである。
インテリアではバーチャルコクピットが印象的だ。インパネの液晶画面がメーターを大きく表示したり、メーターを小さく表示してカーナビをほぼ全面に表示するなど、自在に切り換えられるものだ。切り換え操作は簡単なので、走りたいときとナビを見たいときで切り換えたら良い。
ダッシュボードの上部からカーナビがなくなったことで、昔のクルマのデザインを思い出させるような、それでいて新鮮な感じのデザインになっている。エアアウトレットの中央に、温度、風力、吹き出し口の調整スイッチを設けたのは新しいアイデアだ。
室内には一応は後席も用意されていて、車検証の乗車定員は4名だが、後席には大人が座れるような空間はない。荷物を置くためのスペースと割り切って考えたら良いだろう。
搭載エンジンは直列4気筒2.0LのTSFI(直噴ターボ)仕様だ。動力性能は169kW/370N・mの実力で、パワーはともかくトルクは自然吸気のV型6気筒3.5Lエンジンを上回るような実力を持つ。クワトロモデルでも1370kgという比較的軽いボディにこのエンジンを搭載するのだから、TTクーペの走りは相当に元気の良いものになる。スポーツ性が高まったことを実感できる走りである。
FF車ならさらに50kgくらい軽くなるから、より元気の良い走りが可能になると思うが、アウディTTクーペではやはりクワトロを中心に考えるべきだろう。
TTクーペの走りはドライブセレクトによって自在に変更できる。オート、コンフォート、ダイナミック、エフィシェンシー(効率)、インディビジュアルなどから選択することができ、ダイナミックを選べば相当にスポーティな走りが可能となり、効率を選べば燃費の良い走りを実現する。
クワトロの4WDシステムはエンジンを横置きに搭載するFFベースのモデル用のもの。ハルデックスカップリングを使った電子制御4WDだ。通常の走行では後輪に数%の駆動力を配分し、必要に応じて前後50:50にまで配分を変更する。前輪が空転した場合には理論的には0:100にもなるというが、これは極端な状況で実現される駆動力配分だ。逆にドライブセレクトで効率を選ぶと、走行条件にもよるが、100:0のFF状態で走って燃費を高めることになる。
試乗した2.0TFSIクワトロの本体価格は589万円だ。試乗車には内外装が専用の仕様となるSラインパッケージの47万円とオプションカラーの8万5000円が追加されていて、644万5000円の仕様になっていた。初代TTは若いユーザーにも乗れるクルマを目指して開発され、比較的手頃な価格が設定されていたが、スポーツ性を高めた3代目は簡単には手の届かないクルマになった。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2015年モデル > 2.0 TFSI quattro
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2015年11月21日 02:28 [877198-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
ホイール/タイヤはFFが17、クワトロが18インチ |
リアゲートには自動で立ち上がるスポイラー内蔵 |
センターにモニターがないシンプルなインパネ |
シートはファブリックが標準、本革はオプション |
スポーツクーペとしては広く使いやすい荷室 |
日本仕様のエンジンは2L直列4気筒ターボのみ |
9年ぶりにモデルチェンジして3代目に進化したアウディTTは、日本仕様はすべて2L直列4気筒ターボエンジンを積み、クーペが前輪駆動の2.0TFSIと4WDの2.0TFSIクワトロ、高性能版TTSの3車種。ロードスターは2.0TFSIクワトロのみとなります。その中から、クーペ2.0TFSIクワトロの広報車に乗りました。
エクステリアデザインは、フロント/リアまわりの造形が近年の他のアウディ同様シャープになり、全長、全幅ともに10mmずつ小さくなったボディに対してホイールベースが40mm延長されたことで、いままで以上にタイヤが4隅に位置していることにも気付きますが、全体的に旧型とあまり変わらないという印象です。
2+2のキャビンもまた、丸型のエアコンルーバーをはじめとして、初代以来の伝統を色濃く継承しています。しかしこちらでは革新的な試みも見られます。メーターパネルに12.3インチの液晶パネルを使い、各種情報を表示するアウディバーチャルコクピットはその代表です。
従来の多くのクルマで見られた、インパネ中央を占領するモニターが消え、スポーツカーらしいシンプルなコクピットを実現したことは革新的です。しかしドライバー以外の乗員からモニターがほとんど見えないのは、助手席から不満が漏れそうです。また速度計と回転計は大小2段階に調節可能ですが、小さくすると数値が読み取りにくく、安全性を考えればメーターを大きく表示させたほうが良いと考えています。
エアコンのコントローラーにも新しい考えを導入しています。伝統の丸型ルーバーの中央に調節ダイヤルとデジタル表示を内蔵させたのです。こちらは素晴らしいアイデアだと思います。今後、他のアウディ各車にも導入を期待したいデザインです。
試乗車のシートは本革張りで、肩までしっかりサポートするという、スポーツモデルらしいサポート感をもたらしつつ、圧迫感はなく、座り心地も固すぎないという、絶妙な仕立てでした。プラス2のリアシート、通常時で305Lとスポーツクーペとしては広く使いやすいラゲッジスペースは、歴代TTの延長線上にある作りでした。
2.0TFSIエンジンは、230ps/37.7kgmを発生します。トランスミッションは6速デュアルクラッチタイプです。現行A3と同じMQBプラットフォームを採用した車体は車両重量1370kgと、旧型の同等グレードより30kg軽くなりました。対する最高出力は19psアップしており、加速はかなり強力です。この上に286psのTTSがありますが、多くのユーザーはこちらで十分と思うでしょう。
乗り心地は硬めですが、路面からのショックを巧みにいなしてくれます。ハンドリングは、横置きエンジンのクルマにありがちな、ステアリングを切った際のノーズの重さが感じられず、コーナーの立ち上がりでアクセルを踏み込むと、旋回力を増しながら加速していきます。他のクワトロに似た、スポーティなキャラクターです。試乗した日は雨模様でしたが、4WDのおかげで強力な加速やスポーティなハンドリングを安心して楽しめました。
新型TTには、17年前に発売された初代のような衝撃はないものの、個性的なキャラクターの完成度を高めていこうという熟成の姿勢はしっかり伝わってきました。走りの楽しさでは後輪駆動方式にこだわるライバルのほうが上ですが、コンパクトなサイズにこだわったこと、スポーツクーペとしては荷室が広くさまざまな用途に使えることは、TTの優位点だと思っています。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > アウディ > TT クーペ 2006年モデル > 2.0 TFSI
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2014年4月26日 17:42 [711569-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
2007年式2.0TFSIのディーラー認定中古車で購入しました。
前車はBLレガシィB42.0Rです。
【エクステリア】
他の車にはない、上品でダイナミックなスタイルです。
初代に比べてよりアグレッシブなライトまわりは、いかにも速そうな車を連想させます。
計算され尽くしたボディの曲線は、いつまでも見飽きない非常にセクシーな仕上がりです。走ってる姿を自分で見られないのが実に残念です!120キロで自動的に出てくるリアスポイラーは男の子心をくすぐられますね(笑)
【インテリア】
高級感のあるレザーシートをはじめ、本革巻きのハンドルや手触りの良いアルミのドアハンドルなど、細部に渡って丁寧に仕上げられています。また、国産車の倍はあろうかと言う分厚いドアは閉まる音だけで感動できます!
唯一の欠点は収納の少なさでしょうか。カップホルダーは浅く、グローブボックスも車検証と取説を入れてしまえば殆ど物が入りません。
【エンジン性能】
排気量は2,000CCと、数字だけ見ればスポーティーカーとして物足らないように見えますが、ターボ&車体が軽いため踏み込めば気持ちよく加速します。「S」モードにすればホイールスピンしながらグイグイ引っ張られますが、日本の道ではあまり使い出がありませんね。思い切り吹かしてから変速した時の「ボッ!」っという音が堪らなくカッコいいです。ともかく、車体とエンジンのバランスはしっかり取れていると言えるでしょう。
【走行性能】
前述のとおり車体が軽いため、動力性能は非常に高く、運転していてとても楽しい車です。カーブや高速でも非常に安定しており、速度を出しても恐怖感は全くありません。ツインクラッチのDSGも謳い文句通り、シフトアップは電光石火の速さです。
あえて欠点を挙げるのであれば、ハンドルが低速域で軽すぎること、DSGはシフトダウンが思ったよりトロいこと、車幅が広すぎる上に見切りが悪いこと、雨が降ったら後方視界が殆どなくなってしまうこと、などでしょうか。しかしながら、私にとっては何れも許容範囲で、車としての全体的な完成度は非常に高いと言えます。
【乗り心地】
スポーティーカーらしくゴツゴツした乗り心地です。これが高速域になると抜群の安定感と捉えられるのですが、街乗りだとかなり腰と尻にきます(笑)乗り降りにも一苦労しますし、ある程度歳を取られた方はかなり厳しいのではないでしょうか?両親を助手席に乗せましたが、どちらにも乗り心地が悪いと言われました。
【燃費】
細心の注意を払って運転すれば、街乗りで11km/L後半、高速に乗れば一気に15km/Lまで伸びます。スポーティーカーとしては極めて優秀な数値だと思います。
【価格】
現行型ですが、状態のいい認定中古でも新車価格の半額近くで買えるのは世紀の大バーゲンと言えるでしょう。維持費についても、以下の通り国産車と大きな遜色はありません。
税金:2Lなので、国産のミドルセダンと同じ約4万円
車検:ディーラー車検でオイルとブレーキフルードを交換してトータルで13万円台。代車はA4アバントSラインでした。商売気ありすぎ(笑)
保険:20代中盤8等級事故歴なし、車両保険付きで年間約5.5万円
【総評】
TTにして一番良かったことは「他の車と比べられない」ということでしょうか。小排気量でカッコよくて速くて荷物もたくさん載って維持費も高くないという車は、国産車はおろか外車でもTTの他はありません。私はまだまだ20代の若造ですが、TTが似合うような素敵な紳士になりたいですね。中古でも高かったですが、非常によい買い物をしたと思います。
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2009年7月20日 14:41 [237992-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
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インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
後にTTSヘッドライト,純正サイドスカートを装着しました。 |
輸入車はW210, E46, ゴルフV GTIと乗り継ぎTT 3.2 クワトロS-lineとなりました。
TTの魅力はやはり、そのデザインにあり、スタイリッシュなお洒落クーペだと思います。どの角度から眺めても、素敵です。
特に大きなトラブルもなく、通勤に毎日使い、満タン方で燃費は10km前後走ってくれます。勿論、踏めば悪くなりますが、十分なトルクがあるので重厚な走りでそんなに踏みません。V6 3.2のサウンドも良く、高速で踏みこんでいく時の音がとても好きです。
又、一応リアシートはありますが、2人若しくは子供用と割り切ったほうがよろしいですね。試しにリアへ私が乗ってみましたが、30分位が限界でした。(頭部は横へ傾けます。)
ラゲッジルームはこのクラスでは十分確保されており、満足しています。若干、乗降もしづらいですがそれ以上に、TTへ対する満足感が大きいです。
BMW, GTIに次いで、TTは運転が楽しいクルマです。
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2006年12月29日 23:50 [46934-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
New TT Coupe |
リアスポイラー |
エンジン 2.0TFSI |
フロント |
サイド |
TT |
納車したばかりの、「TT」2.0TFSIです。
先鋭な目つき、初代TTのDNAを受け継いでいる独特のフォルム、4180mmの車幅で、存在感をものすごく感じます。
ドイツのセーフティは世界でもトップレベルとあって、その中でもアウディは、特に力を入れているようで、ABS、ESP(スリップ防止)、衝撃吸収ダンパー、2ステージエアバック、サイドプロテクションバー、ドアリフレクターなどが装備されていてます。
他の標準装備は、HDDナビゲーション、バイキセノンヘッドライト、ヒーター付きLEDターンシグナル装備ドアミラー、サーボトロニック(速度感応式電動アシストパワーステアリング)、電動格納式リアスポイラーなど十分すぎるほどの装備です。
特にサーボトロニックは、低速時はハンドリングがすごく軽く、取り回しが良く、速度が上がるにつれハンドリングが重くなり、安定性が増します。速度120km/hを超えると、自動的にリアスポイラーが立ち上がる機能も備わっています。
Sトロニックのトランスミッションは、ダブルのクラッチを使用し、シフトチェンジは0.2秒、ストレスなくスムースです。
燃費は街乗りで約10km/lほど。
不満な点は、強いて言えばエクステリアが少しシンプルすぎと感じます。リアシートは大人は乗れませんが、ちょっとした荷物置きには便利です。
詳細はHPにも記載しています。ご覧下さい^^
http://www.k4.dion.ne.jp/~nori-99/TT/
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TTの中古車 (全3モデル/344物件)
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TTクーペ 2.0TFSI クワトロ マトリクスLED バーチャルコックピット ナビTV 電動シート ドライブセレクト スマートキーシステム ETC パドルシフト 電動ウィング 認定中古車
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- 諸費用
- 16.0万円
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