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『フォルクスワーゲンが放つアーティスティックな一台(追記)』 フォルクスワーゲン アルテオン 2017年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
アルテオンの新車
新車価格: 646〜710 万円 2017年10月25日発売
中古車価格: 200〜594 万円 (93物件) アルテオン 2017年モデルの中古車を見る
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > アルテオン 2017年モデル > R-Line 4MOTION Advance
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2020年11月30日 23:59 [1091534-2]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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全幅1875mmという圧倒的な存在感は、いまだに新鮮である |
全長も5mに迫る4865mmもあり、フラッグシップモデルに相応しい |
美しいルーフラインは同車の最大の特徴である |
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20インチアルミホイール(タイヤサイズは245/35 R20)を標準装備 |
直列4気筒2.0リッターインタークーラー付ターボ |
DCCスポーツモードでは、シャキッと引き締まりワインディングでも速い |
アルテオンは2017年のジュネーブショーで世界初披露された、フォルクスワーゲンの新たな世界的フラグシップモデルです。
全長が5mに迫る4865mmと大きいこともあり、さすがの堂々たる存在感。プラットフォームはMQBを採用し、基本的には「パサート」と共通となりますが、アルテオンの方が全長・全幅はやや大きく、全高は低く抑えられておりスペシャリティです。
インポーターより2週間ほど広報車両をお借りして、1000キロほどの距離を走ってきました。
フロントビューは、VWエンブレムから水平にバーが伸び、ヘッドライトまでシームレスにつながる新世代のグリルデザイン。そこからクッキリとボンネットに伸びるプレスラインが、みずみずしい筋肉のようにボリュームのあるフェンダーまわりを演出しています。
そしてサイドにまわれば、このサイズだからこそ生きる伸びやかなルーフライン、高めの位置にパキッとエッジを効かせるキャラクターラインが、セクシーで躍動的。
大径20インチホイールが圧倒的な存在感を醸し出し、スポーティなスパイスも香ります。
パワートレーンはどちらも最高出力280PS、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒2.0リッターインタークーラー付ターボに、湿式クラッチ式の7速DSGという組み合わせ。
車重が1720kgあるので発進加速は重厚なものをイメージしていましたが、ヒュンと鋭いレスポンスとモリモリ湧き出るトルクで力強く加速していきます。
7速DSGのシフトもキレがあり、どこからでも次々とパワーが繰り出される感覚です。
高速道路に入って高回転まで回した途端、「フォーンッ」とゴルフRを思わすご機嫌なサウンドを奏ではじめ、加速フィールも優雅に軽やかに踊るようなフィーリングとなり、スポーツカーのような一面も見せてくれます。
そして高速コーナーでは巨大なボディをビターッと張り付きながらアウト側をなぞり、一気に駆け抜けていきます。これは街中や山道などの走行シーンに応じて、ギヤ比を最適化するプログレッシブステアリングや、アンダーステアを軽減する電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」などのおかげもあります。ワインディングでは、車体の大きさを忘れ、左へ、右へヒラリヒラリとコーナーをクリアしていき、大人が思わず夢中になってしまう遊び心も忘れていません。
20インチの足下は、街中ではややドタバタとした傾向がありましたが、ダンパーの減衰力を瞬時にコントロールし、「エコ」「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「カスタム」とモード変更できるアダプティブシャシーコントロール「DCC」をノーマルからコンフォートに変えてみると、しっとり感がアップ。スポーツやエコモードも試しましたが、燃費も含め、大きくフィーリングが変わるので、自分好みのフォーリングを選択すればより快適に走れます。
インパネまわりのデザインはほとんどパサートと変わらないし、大きなドアポケットなどできる限り収納スペースを取り、スイッチ類はシンプルに配置するといった、いつものフォルクスワーゲンらしい空間に安心感を覚えます。ブラック&チタンブラックのナッパレザーシートは、肌触りのよさだけでなくしっかりとサイドサポートが張り出すタイプ。足裏にカッチリとした感触のアルミ調ペダル、太めの握り具合のレザーステアリングなど、特別なクルマであると思わず要素が散りばめられています。そこにセンターパネル上に置かれたアナログ時計や、ジェスチャーコントロールも可能なインフォテイメントシステム「Discover Pro」など、高級感と先進性もプラスされています。
アルテオンには、これまでのフォルクスワーゲンとはひと味違う魅力があふれています。心地よく使い勝手のよい室内といい、走りや安全性の高さといい、そのどれもがやっぱり、フォルクスワーゲンじゃなければ造れなかっただろうと思わせるものでした。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった79人(再レビュー後:15人)
2017年12月31日 23:45 [1091534-1]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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圧倒的な存在感を放つワイドなボディ |
全長は4,865mm。どこから眺めてもその姿はうっとりするほど美しい |
曲面を多用したリアラインはクーペそのもの |
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245/35R20の大口径ホイール&タイヤを純正装備 |
日本への導入は最高グレードのRラインのみ。スポーツシートにもRの刻印が入る |
280ps/350Nmを発揮する2リッターのTSIエンジンはゴルフRとほぼ共通 |
「up!」「Polo」といったコンパクトカーから「パサート」のようなミディアムセダンまで幅広いラインアップを持つフォルクスワーゲンは、世界の主要自動車メーカーからベンチマークといえる存在でであります。それぞれのモデルが高い評価を得ており、ドイツ車らしい堅実なクルマ造りがファンの心を掴んでいます。
そんなフォルクスワーゲンですが、「EOS」(オープンスポーツカー)や「シロッコ」のようなクルマを登場させても、売上は成功した例が少ないのは事実です。
しかし、フォスクスワーゲンの良いところ全てという謳い文句とともにフラッグシップモデルである「アルテオン(Arteon)」が登場。車名は「Art」と「eon」の造語。アートという言葉が使われるほど、そのエクステリアは、どこから眺めても美しいの一言です。
全長4865mm、全幅1875mm、全高1435mmとボディサイズはパサートよりも一回り大きく、車高は30mm低い。ワイド&ローの独自なエクステリアとボンネットから続くキャラクターラインが迫力満点であります。プラットフォームは、パサートと同じモジュラータイプの「MQB」を採用しています。パサートは、ホイールベース2790mmに対し、アルテオンは2835mmと45mmも拡大されており、圧倒的な存在感です。
インテリアはブラックで統一。「R」の刻印の入ったスポーツシートに身を置きまして、インテリアを観察すると、フォルクスワーゲンらしい実用的でシンプルなインテリアで、「パサート」と大きな差は見られないのは残念です。
これだけスペシャリティなエクステリアを持つのですから、インテリアにも遊び心が欲しかったです。後席はロングホイールベースを活かした広々としたレッグスペースや、クーペスタイルながら、必要十分なヘッドクリアランスを確保しており、大人4人がゆったり長距離ドライブを満喫できます。
特筆はラゲッジスペースの積載量で通常で536リットル、後席を畳むと1,557リットルというワゴンモデル顔負けの容量を確保しています。
メーターはバーチャル式の12.3インチを採用し、物理計器は皆無です。センターコンソールには手の動きで操作できるディスカバープロが装備され、モニターサイズも大型化。高精細でタブレット端末のような趣です。
エンジンは、ほぼ「ゴルフR」で、2.0リッターTSIを搭載しています。同社の4ドアクーペである初代「CC」がV型6気筒3.6リッターエンジンを搭載し、300PSを発生していたことを考えますと、ダウンサイジングされました。しかし、最高出力280PS/最大トルク350Nmを発揮し、パフォーマンスでは「アルテオン」に軍配が上がります。
優美なボディの「アルテオン」ですから、静粛性も高く、滑るような走行感覚と思い、エンジンを始動させますと、野太く迫力あるサウンドが響きます。湿式クラッチ式の7速DSGは、発進は非常にスムーズでトルクコンバーター式ATと変わりません。
エンジンを高回転まで回すと、「ファーン」とご機嫌なサウンドがキャビンに響き渡り、「これは完全にスポーツカーだな」と感じました。またシフトアップの度に「バフッ!」というサウンドが、「ゴルフR」を思い起こさせます。
切れ味の鋭くなったステアリングフィールやフラット感と相まって高速道路での安定性は特筆ものです。いかなる速度域からでも実にパワフルで、国内の高速道路では、持て余してしまいます。
フォルクスワーゲン初のデイタイムライトは非常に明るく、昼間の視認性は高いものです。そして美しいワイド&ローボディですから、高速道路上や、サービスエリアでの注目度は高く、BMWやメルセデス・ベンツのオーナーさんに「このクルマ何?迫力あるね。」と声をかけられたほどです。
20インチタイヤ&245/35R20タイヤの組み合わせはややバタつく傾向にありますが、マット仕上げのガンメタリック塗装のホイールはとにかくカッコイイです。ブレーキは、片押しキャリパーで宝飾もされていませんが、ドライバーの踏力に応じて比例するように速度を殺してくれます。余談ですが、フォルクスワーゲンにもそろそろ対向キャリパーを採用して欲しいですね。(トゥアレグを除く)
ダプティブシャシーコントロール(DCC)にプログレッシブステアリング、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」、そして4モーションの組み合わせは、素晴らしく、高速コーナーでも運転席から見えるワイドなボンネットは路面と平行を保ちながら、安定姿勢でクリアしていきます。
「VWオールイン・セーフティ」に基づき、予防安全/衝突安全/二次被害防止の3つのステージに分けて追及。安全支援システムは前後左右、現在必要とされるものは、すべて装備されます。
「アルテオン」は優美なスタイルながら広々とした居住性&積載性の両立、高出力エンジン+フルタイムAWDの組み合わせによりスポーツカーのようなダイナミックな走りを実現しています。
ブランド力ではライバルに敵わないですが、この「アルテオン」は、ライバル車ユーザーの心を奪う資質も持っております。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった64人
「アルテオン 2017年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2024年4月23日 02:23 |
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2021年11月23日 23:36 |
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2021年4月18日 23:16 |
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2020年11月30日 23:59 |
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2020年9月24日 09:37 |
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2020年7月12日 16:57 |
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2019年1月26日 21:18 |
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2018年7月10日 01:46 |
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2018年3月31日 10:05 |
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2017年11月23日 18:38 |
アルテオンの中古車 (93物件)
-
- 支払総額
- 255.0万円
- 車両価格
- 228.0万円
- 諸費用
- 27.0万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 6.0万km
-
- 支払総額
- 332.5万円
- 車両価格
- 319.0万円
- 諸費用
- 13.5万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 3.2万km
-
- 支払総額
- 272.5万円
- 車両価格
- 259.8万円
- 諸費用
- 12.7万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 4.1万km
-
- 支払総額
- 281.8万円
- 車両価格
- 270.0万円
- 諸費用
- 11.8万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 3.3万km
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