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『今回はビックマイナーチェンジですね』 日産 セレナ e-POWER 2023年モデル Performさんのレビュー・評価
セレナ e-POWERの新車
新車価格: 319〜479 万円 2023年4月20日発売
中古車価格: 348〜500 万円 (68物件) セレナ e-POWER 2023年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > 日産 > セレナ e-POWER 2023年モデル > ハイウェイスターV
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2024年1月13日 13:15 [1802416-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 5 |
価格 | 3 |
【エクステリア】
ライバルには無いデュアルバックドア、これ最高ですね。
他社のように電動を付けて見た目だけ誤魔化してみたところで、
ドア開くためのスペースが魔法のように増えるわけじゃないですから。
ただ、バックドアを閉めるとき昔の車のように「バン!」と閉めなければ
いけない点はイマイチですね。オートクロージャーのオプション設定が
欲しいです。
フロントマスク以外の外観はC27とわからないぐらい似ています。
外観重視の方にとってはモデルチェンジしたにもかかわらず新鮮味が
無いと感じるのではないでしょうか。その点では大きなマイナスポイント
ですね。ライバルは好みはあると思いますが外観だいぶ変わってますから。
地味に不満なのが、カギの開け閉めやスライドドアの開け閉めの都度鳴る
「ピッ」という音や、バックするときの「ファンファン」という音がかなり
大きめで早朝や深夜は近所に申し訳なく感じます。
法律で規制されていない物に関しては、付けるなとは言いませんが
ユーザーの判断でON・OFFを出来るようにして欲しいです。
【インテリア】
運転席周りの収納が少なくて不便ですね。スマホの充電ケーブルや小物類
は仕方なく助手席前の収納に入れてます。
2列目、e-Powerにもマルチセンターシートを採用してくれたのは嬉しい
のですが、ロングスライドさせるとアームレストが無いのはこの価格帯の
車ではあり得ないですよ。長距離のときこそロングスライドさせたいのに、
実質使い物になりません。
他社ライバルは3列目の状態に関わらずロングスライド出来る点と併せて
セレナの大きなマイナスポイントです。
運転席の左足が狭いとの話をよくみかけますが私は気にならないです。
ただ、助手席足元が狭いです。もっと後ろまでスライド可能にして欲しい。
【エンジン性能】
今回のモデルチェンジで一番お金がかかっているのがココでしょう。
ノートは1200ccでも成立していましたが、セレナは今回ようやく見合った
エンジンになったと感じます。出だしから高速域まで十分なパワーです。
余裕が増したことで燃費に最適な回転数で回す時間が増えたのでしょう、
燃費も非常に良くなりました。
排気量UP、ロングストローク化、振動・静粛性の改善など、本来ならC27の
ときからやっておくべき部分だろうと思いますがあのときの日産はいろいろ
大変だったのでしょう。
【走行性能】
プラットフォームそのままでここまで改善できるのならC27のときにやれば
良いのにと思うぐらい、安定感が増してます。よく叩かれてたような
情けない足回りな車ではありません。
が、プロパイロットにはがっかりです。C27から6年も経って、だいぶ進歩
したかと期待したのですが、C27後期と比べたらほとんど変わってません。
相変わらず車線内をフラフラ左右に動き、直進時はまだよいのですが、左右
のカーブとフラつきがちょうど同じ方向に重なったときなど、フラつき幅が
大きくなって車線はみ出しの警告が出ることすらあります。
あと、「ハンドルを握れ」という警告が、ちゃんと握っているにも関わらず
頻繁に出るときがあります。毎回ではないのでソフトウェアのバグでは?と
思ってますが、とにかく酷くてこの件も含めるとプロパイロットに関しては
進化どころか退化しています。
ただこの件は、先日点検の際にソフトウェアのアップデートをしてもらい、
それ以降まだ1度しか長距離走ってないのですが警告が出なかったので、
もしかすると改善したかもです。
この辺り、ルキシオンだけは新しい制御チップを採用しているらしく、
フラつきなどがだいぶ安定しているようです。私が契約したときはそんな
情報もまったく無い時期で仕方ないですが、もし今から買うなら結局あまり
変わらない値段になったことと、前述のとおり2列目にアームレストが無い
ことなどを考えるとルキシオンを選ぶと思います。
【乗り心地】
8人乗りにしたことによる耐荷重の関係ですかね?タイヤの空気圧が標準は
パンパンの設定になってます。このため乗り心地はセレナのイメージと
違ってだいぶ固めです。
安全性に関わるので推奨できませんが、私は6人以上絶対に乗らないため
空気圧を少し落としたら改善しました。
【燃費】
これはもう素晴らしいの一言です。
春秋は簡単に20を超えます。夏でもエアコン全快で18ぐらい走りますし、
冬は暖房のために常にエンジンがかかるので短距離だと10ぐらいまで落ち
驚きますが、長距離だと16ぐらいは走ってくれますので十分です。
それからe-Powerは高速道路が燃費悪いとかさんざん言われてますが、
夏にエアコン使った状態で、真ん中の車線でプロパイロットを110キロに
設定し、追い越し車線に出て120〜130キロほどで追い越し戻るという
運転で300キロほど走りましたが燃費18でしたので十分ですよ。
【価格】
高いです。が昨今の情勢を考えれば仕方無いのかなと。
【総評】
今回のセレナはビックマイナーだと感じますが、とても良くなった点が
私の琴線に触れる部分でしたので、私は購入して大満足です。
ただ不満も多く、昔は無かった安全装置や快適装備が満載ですが、その
ソフト面に関して細かい不満が結構あります。対策して欲しいと思いつつ、
これからの車メーカーは昔と違ってソフトウェアの開発力や修正力が
求められて大変だなとも感じます。
最後に。
国内専用車で開発費をあまりかけられないのは理解しますが、そろそろ
プラットフォームを一新すべきではないでしょうか。
車重がライバルよりかなり重い点や、e-Power用の電池のせいでマルチ
センターシートが一番前まで移動できない、4WDの設定が無い点などは
プラットフォームを変えれば改善するでしょう。
今回のセレナで、現行プラットフォームでやれることはやりつくした
でしょうから、次はぜひ一新したセレナを見たいです。
- 乗車人数
- 4人
- 使用目的
- レジャー
- 頻度
- 週1〜2回
- 重視項目
- ファミリー
- 快適性
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2023年4月
- 購入地域
- 新潟県
- 新車価格
- 368万円
- 本体値引き額
- 5万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった12人
「セレナ e-POWER 2023年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
ミニバン日本一の販売台数セレナは抜群だが○○がダメ? 続き | 4 | 2024年5月30日 22:33 |
買い替えて正解でした。 | 5 | 2024年4月15日 18:56 |
高いが良い車です。 | 4 | 2024年3月21日 23:52 |
運転はしやすいです。キャップレス給油口が1番嫌い。 | 4 | 2024年3月21日 07:10 |
自然に溶け込む乗り易さは○ | 4 | 2024年3月20日 21:26 |
旧型セレナから買い換えを検討している方は注意 | 3 | 2024年3月16日 00:00 |
e-POWERは楽しい車 | 5 | 2024年2月26日 08:44 |
シートヒーターが欲しかった | 4 | 2024年1月27日 05:16 |
満足です | 5 | 2024年1月20日 03:35 |
今回はビックマイナーチェンジですね | 5 | 2024年1月13日 13:15 |
セレナe-POWERの中古車 (全2モデル/1,561物件)
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- 支払総額
- 271.8万円
- 車両価格
- 259.0万円
- 諸費用
- 12.8万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 5.2万km
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- 支払総額
- 442.7万円
- 車両価格
- 429.9万円
- 諸費用
- 12.8万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 20km
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- 支払総額
- 232.7万円
- 車両価格
- 220.0万円
- 諸費用
- 12.7万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 6.2万km
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- 支払総額
- 339.8万円
- 車両価格
- 319.8万円
- 諸費用
- 20.0万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 3.1万km
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- 支払総額
- 227.4万円
- 車両価格
- 209.9万円
- 諸費用
- 17.5万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
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