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トヨタ ランドクルーザー70レビュー・評価
ランドクルーザー70の新車
新車価格: 480 万円 2023年11月29日発売
中古車価格: 189〜999 万円 (245物件) ランドクルーザー70の中古車を見る
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
ランドクルーザー70 2023年モデル | 4.00 | —位 | 2人 | |
ランドクルーザー70 2014年モデル | 4.47 | —位 | 12人 | |
ランドクルーザー70 1984年モデル | 4.50 | —位 | 2人 | |
モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 2人 | - |
ランドクルーザー70 2023年モデルの評価
- 3 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.50 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 3.00 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 4.00 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 5.00 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 3.50 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 3.00 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 3.00 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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自動車(本体) > トヨタ > ランドクルーザー70 2014年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2014年10月27日 13:31 [764919-1]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 2 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
ランクル70が復活した。70は日本の環境基準や安全基準に合致できなくなったために絶版になっていた。海外ではその後も販売されていて、その間に海外でも厳しくなった規制に対応しているうちに日本の規制にも合致できる水準に達したので、今回1年間という期間を区切って伏角することになった。
今回はセミロングホイールベースのバンを復活させたほか、絶版になっていた間に海外向けに開発されたピックアップも設定したが、これらを合わせて2015年7月以降の生産車には新しい規制が適用されるため、また販売できなくなる。なので1年限定での販売なのだ。
絶版になった後、多くのユーザーから再販売が望まれていた。こうしたタイプのクルマを求めるユーザーは数は多くないにしても確実に存在し、そうしたユーザーは強く求めている。今回は条件が整ったことで再販にこぎつけることができたのだ。
ランクル70にはトヨタが朝霧カントリークラブ駐車場をベースに開催した試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。広報車はバンとピックアップが用意されていたほか、富士ケ嶺オフロードに設けられた特設コースでも試乗した。
搭載エンジンはプラドに搭載されているのと同じV型6気筒の4.0Lで、本当ならディーゼルが欲しいところだが、今の日本の法規に合うディーゼルがないためガソリン車だけを復活させることになった。
運転席の位置は高い。アシストグリップを握ってよじ登るようにして運転席に乗り込むと、室内は一定程度に乗用車的な雰囲気を備えている。SRSエアバッグの標準装備化など、最新の安全規制に適合させているためだ。
走りに関しては実にプリミティブな印象だ。トランスミッションが5速MTしか設定されていないのもそれを示すひとつの要素だし、それ以外にも今どきのクルマに合わせて仕上げられた部分はほとんどない。これぞランクル70系という走りを実現するクラシカルな仕様が用意されている。
1GR-FE型エンジンはディーゼルに比べたら高回転域まで良く回るが、今どきの乗用車用エンジンとは違って振動や騒音も大きい。排気量の余裕を生かして低速域での粘り強さが印象的ではあるものの、高回転域までの吹き上がりなどは乗用車用のエンジンとは比較にならない。
ボールナット式のステアリングはあまりハンドルが切れない上に戻りも鈍いので、左折するときなどは油断すると対向車線にはみ出していく感じになる。最小回転半径はバンでも6.3mもあってとても大きい。ピックアップに至っては7.2mもあり、普通の乗り物とは思えないレベルである。
乗り心地は一般的な常識からすれば、ホイールベースが長いピックアップのほうが良くなるはずだが、ランクル70ではタイヤの違いなどもあってバンのほうが好ましく感じられた。といってもバンでも乗用車のような快適性が得られるわけではなく、ピックアップとの比較で良いというだけのことである。
今回は富士ケ嶺オフロードでの試乗セッションも用意されていた。コースは特別に厳しい設定になっていて、ランクル70でなけれは走れないような感じのシーンが多かった。さらにデフロックも使わないと走破できないシーンもあった。
しかも最近のSUVなら当然の電子制御技術は何も盛り込まれていない。下り坂なども自分の足でブレーキペダルをコントロールして慎重に下っていくしかない。これが本来のクルマという感じを体感する試乗だった。
ランクル70は、こうした素朴な仕様が欲しい人、あるいはときには本気でオフロードに持ち出すような使い方をする人のためのクルマだ。普通のユーザーがおもしろがって買うと、乗り降りするたびに感じる乗降性の悪さから、乗り心地、静粛性、快適性、操縦安定性などほとんどの面で後悔することになる。特にピックアップについては、それを本当に必要とする人以外は選ばないのが賢明である。
復活が発表されるやいなや、ランクル70には当初の販売予定台数を大きく超える注文が殺到した。トヨタは少しでも多くのユーザーからの注文に対応したいとの姿勢でまだ注文を受け付けているが、さらに注文が増えるようなことになると途中で打ち切られる可能性もある。2015年6月末までに生産したクルマしか国内では販売できないからだ。
どうしても欲しいと思う人はすでに注文を入れていると思うが、買うかどうかで迷っている人は、欲しいなら早めに注文したほうが良い。迷いが大きいようなユーザーなら、無理してランクル70を選ぶより、より快適で運転のしやすいプラドなどを選んだほうが良い。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった20人
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