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リンカーン MKX 2008年モデルレビュー・評価
MKXの新車
新車価格: 630〜670 万円 2008年9月1日発売〜2018年3月販売終了
中古車価格: 116〜169 万円 (3物件) MKX 2008年モデルの中古車を見る
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グレード | 発売日 | 発売区分 | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
ベースグレード | 2011年4月1日 | マイナーチェンジ | 2人 | |
MKX 4WD (左ハンドル) | 2008年9月1日 | ニューモデル | 1人 |
- 3 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.50 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 3.50 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 3.50 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 3.50 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 4.00 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 3.00 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 3.00 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > リンカーン > MKX 2008年モデル > ベースグレード
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2011年5月30日 19:26 [413543-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
スプリット・ウイング・グリルが目立つ |
リアまわりのデザインはシンプル |
センターパネルの操作系が個性的 |
やさしい座り心地のシート |
後席は開口部脇のボタンで折り畳める |
レギュラーガス仕様のV6エンジン |
大規模な改良を受けて4月に発売されたリンカーンMKXに乗ってきました。グレードは1種類で、フロントに横置きされて4輪を駆動するV6エンジンは旧型の3.5Lから3.7Lに拡大されています。
ボディサイズは4740×1930×1685mmで、たしかに幅は広いですが、全長はほぼ5ナンバー枠なので、それほど大きい感じはしません。それよりも最新のリンカーン各車に採用されている「スプリット・ウイング・グリル」の存在感が目をひきます。リアは逆に、左右のランプをつなぐ赤いパネルがなくなったことで、シンプルになりました。
インテリアデザインはシックです。クロームメッキは適度で、ウッドパネルやステッチを施したトリム、シルバーのパネルが上質感をうまく表現しています。装備面での特徴は多彩な液晶ディスプレイで、スピードメーターの左にはタコメーターや燃費計、右にはオーディオや電話のメニューを表示し、センターにはマイクロソフトと共同開発した「マイ・リンカーン・タッチ」というシステムが搭載されています。
このシステム、ナビの表示がないことと、SYNCと呼ばれる音声入力が英語にしか対応していないのが何とも残念ですが、オーディオやエアコン、電話などの情報をカラフルかつ直感的なタッチディスプレイで表示してくれて、IT先進国アメリカらしいアイテムだと思いました。オーディオの音質もかなりハイレベルでした。
前席はサイズが大きくやさしい座り心地で、なおかつ腰をしっかりサポートしてくれます。後席は座面の傾きが平板で、背もたれも立ち気味ですが、身長170cmの僕が座るとひざの前には20cm近い空間が残り、頭上も余裕です。おまけにルーフいっぱいに広がるガラスルーフのおかげで、実寸以上の開放感が得られます。この後席はレバーを引くと背もたれが前に倒れるとともに座面が沈み込み、フラットに畳むことが可能です。
排気量を拡大したV6エンジンは、旧型より40ps/4.1kgmアップの309ps/38.7kgmを発生します。車両重量は2030kgに達しますが、6速ATを介しての加速は十分で、発進はアメリカ車らしくやや唐突な感じさえするほどです。クォーッという快音を響かせながらの吹け上がりはスムーズ。マニュアルモードのボタンはシフトノブの横にあって、なかなか使いやすかったです。
乗り心地はまろやかです。太いタイヤの存在は感じるものの、鋭いショックはうまく抑え込まれています。高速道路でのどっしりした直進性とゆったりした揺れはアメリカ車風。逆にステアリングはアメリカ車としては重めの手応えで、切れは正確です。ハンドリングはヨーロッパフォードのクーガに似ていて、ロールは適度に抑えられ、ペースを上げてもグリップは安定していました。
燃費は高速道路中心の試乗で9km/Lと、車格を考えれば上々でした。レギュラーガソリンですむことを含めて、ガソリン代の心配はさほどしなくてもいいでしょう。630万円という価格についての評価は、リンカーンというブランドをどれだけ理解しているかどうかで変わってくるのではないでしょうか。
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