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フォルクスワーゲン クロストゥーランレビュー・評価
クロストゥーランの新車
新車価格: 348〜376 万円 2012年11月20日発売〜2015年5月販売終了
中古車価格: 61〜138 万円 (9物件) クロストゥーランの中古車を見る
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
クロストゥーラン 2012年モデル | 4.67 | —位 | 5人 | |
モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 0人 | - |
クロストゥーラン 2012年モデルの評価
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.67 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 4.00 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 4.67 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 5.00 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 3.33 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 3.33 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 4.00 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > クロストゥーラン 2012年モデル > ベースグレード
- レビュー投稿数:3件
- 累計支持数:47人
- ファン数:0人
よく投稿するカテゴリ
2014年11月20日 23:09 [771578-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
約2,500km走ったのでレビューします。
(購入時期=2014年7月)
納車当時に比べて、足回り部分とアクセル操作(エンジン回転)が
なめらかに動くようになったと思います。
高速中心=12〜14km/l
普段乗り=8〜10km/l
購入経緯
トラヴィック(スバル)に約10年乗り、さすがに不具合が目立ってきた
ので本格的に車選びを約1年前からいろいろ探していました。
最終候補はトゥーラン(ハイライン)、クロストゥーラン、C4ピカソ、
ゴルフヴァリアント、
特にピカソはその奇抜なデザインスタイル、ミニバンとは本来楽しく
移動するクルマというのを改めて教えてもらったような気がした事と、
程度と装備がいい最終型の中古車はかなり入手が難しいという事が
わかって更に所有したくなる気持ちになりましたが、最終確認の意味で
少しだけ長い距離を試乗させてもらったところ、シングルクラッチが・・・
MT車と考えればいいのですが、いい意味で柔らかい足回りと相乗効果で
変速のたびにピッチングが目立つ、どうしても踏み切れませんでした。
それに比べて、VWのDSG(特に近年の)はダイレクト感、
処理スピード感、どれをとっても完璧に感じてドイツ車らしい
剛性のあるメカニズムだなぁと魅了されていました。
ヴァリアントについては、最新技術とライトウェイト(実際かなり軽量)に
かなり魅力がありましたが、個性的な部分が足りない事と5人乗り
ステーションワゴンというカテゴリが決められない要素でした。
トゥーラン(ハイライン)は色々な意味でベストバランスでした。
・パワーのあるエンジン(たぶんツインチャージャーはもう最後)
・普段5人いざという時7人、2列目3個のシートを個別で取り外せる
ギミック的シートアレンジ
・オプション(追加装備)がまったくいらないくらいの
基本装備仕様=買い得感あり
デメリットがあるとすればデビューしてからの年数がかなり経っている事、
それに伴い基本設計が古い事ですが、そこは後期型の特権でかなり
熟成され改良を重ねた進化した車種ととらえるようになりました。
クロストゥーランはノーマルに比べより個性が強調され
特に大径ホイールと車体のアンバランスさ、樹脂パーツのモールが
アウトドア仕様というコンセプトにマッチしてると感じはじめ、
ハイラインかクロストゥーランかという選択肢が最後の最後
になりました。
交互に何度か試乗しましたが、大径のしかも後輪が太いという
FFにありえないタイヤ設定がどうかに焦点が絞られていきました。
かなり迷ったのはやはり足回りの乗り心地でした。
ハイラインは16インチタイヤの無難なセッティングで、ロールは
最小限でも搭乗者全員の快適さは確保するという印象のままでしたが、
クロストゥーランの17インチタイヤは多少ゴツゴツ感はあるものの、
「ただインチアップしただけでは無い別の方向の固さなんじゃないか」
と思い始めました。
もちろんショックやバネのセッティングも違うはずで、タイヤ幅の違いが
要因の前輪のトラクションのかかり方が独特で、ハイラインより接地感が
ある様に思いました。
購入後知ったのですが、後輪が太い違うサイズを装着理由として、
荷物積載を想定している事がわかって納得しています。
先日、片道300kmをキャンプ道具そこそこ積載しての移動したの
ですが、通常ある荷物積載の不快さは運転していてほとんど感じない
快適なドライブでした。
価格も本質的な性能の値段と考えれば、決して高いとは思いません。
むしろ国産車のように追加オプションで車両価格の1割〜2割も高く
なるような事は無いと思いますし、他メーカー(輸入車)より
維持管理コストはかからないと勝手に予想しています。
しばらくは新型のニュースに怯える日々ですが、最終型にしかない良さを
良ーく長ーく(笑)かみしめて行きたいと思っています。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2014年7月
- 購入地域
- 東京都
- 新車価格
- 376万円
- 本体値引き額
- 40万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > クロストゥーラン 2012年モデル > ベースグレード
- レビュー投稿数:7件
- 累計支持数:62人
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2014年4月20日 13:11 [708451-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
10か月間、首都圏マチ乗り中心6000kmでのレビューです。前に乗っていたのがホンダフィット2001年型、社用ではプリウスやアルデオを運転していましたので、そのあたりとの比較が多いと思って読んでくださいませ。乗り換え時には、ステップワゴン、フリード、ノア、シトロエンC4ピカソを検討。試乗にも行きました。
・エクステリア 5点
いまいち個性の乏しいデザインですが、没個性というよりは機能美のような飽きが来なさで気に入っています。後ろから見たところは日本車のように見えますが、正面のポジションランプの「クマドリ」やルーフレールの銀色に外車っぽさで控えめに外車っぽさを感じさせてくれます。
色はアカプルコブルーを選びましたが、個性がマイルドなデザインなので色が個性的なほうがよいからと思ったからでした。アカプルコブルーは日光の当たる明るい場所ではかなり陽気な色に見えますが、冬や夕暮れではおもったより重めの色に見えました。これはこれで気にっています。
並トゥーランよりはSUVっぽい外見もまたいいですね。同型車にあまり出会わないのもよい。
・インテリア 4点
全体的にシンプルで機能美的によくできている。しかしながら、カーナビの画面位置が低く、信号待ちの間に目をやるにしても視線移動が大きく、機能美的には唯一いまいちです。
樹脂製の内装はこすれると傷になりやすいので要注意。ドリンクホルダ、前席天井、中列床下などものをしまう場所はまずまずたくさんある。運転席下の引き出しはなかなか重宝しますよ。
・エンジン性能 5点
VWのダウンサイジング技術の素晴らしさを感じさせるエンジンで、ホンダFitと同等の排気量なのにまったく違ったパワーあふれるエンジンです。排気量に騙されて位はいけない!低速〜中速のトルクは素晴らしく、2速〜3速の加速にはミニバンらしからぬものを感じます。2000cc以上のエンジンとまったく遜色ないと感じます。サウンドチューンされているのか、窓を閉めて走るとエンジン音がいい感じに響いてきます。ドライビングに呼応して車が鳴いているような面白さです。
・走行性能
走る、曲がる、止まるといった部分で癖がなく、ドライバーの気持ち通りに動いてくれる車です。ミニバンなら高さゆえの癖があるものですが、それも感じさせずに地面にへばりついてくれます。試乗したステップワゴンやノアでユラユラ加減にびっくりしたのと対照的です。高速道でも住宅街でも山道でもオールマイティにしっかりしています。スポーツモードでの運転もたまにやってみますが、それよりはマニュアルシフトのほうが楽しめます。
・乗り心地
ホンダでいえばステップワゴン未満、フリード以上といった内部空間ですが、インテリア装備の質ゆえに段違いの快適性があります。シートはしっかりできていてドイツ車らしい「ちゃんと座らせる」シートです。なのでリラックス感はいまひとつですが、長時間乗っても意外と疲れないつくりです。中列、後列は足元せまめですが、シートアレンジで中列真ん中席をはずして自宅保管にしておくと、後列席でもかなりゆったり目に使えて掃除もしやすい。乗り降りのしにくさがよく指摘されていますが、多分慣れの問題です。日本車の乗り降りが楽すぎるというのがあるのかもしれないが・・・。
シートベルトはすべての席で三点式。サイドエアバッグや各種安全装備が標準でも充実していて、日本車ならオプションなものまですべて標準装備。安全面の満足度は高く、ドアを開閉するときに感じる重々しさと相まって安心感がとても高いですね。
乗り心地は固めで、クロストゥーランは普通のトゥーランよりもまたちょっと固く、段差では突き上げてくるような感じがあります。しかしディーラーさんが3000km過ぎたあたりからこなれてきますよ、というのを信じて購入しました。これは本当で、今ではかなりマイルドにこなれて快適な固さになっています。
後部の収納スペースは三列目を使うときだとベビーカー1台分、またはゴルフバッグ1個分程度になります。3列目を半分倒したり、全部倒したりしてかなり広さを調整できますが、全部倒す場合にはトノカバー部分の保管場所に難儀します。荷物をガッツリ運ぶモードの日は、トノカバーをあらかじめはずしておき自宅に保管すべきでしょう。
・燃費
マチ乗りで9-10kmですが、真夏に渋滞でエアコンガンガンにすると7キロ台まで落ちることも。高速道では13-15kmまで向上します。ハイオクとレギュラーを交互に給油して乗っていますが、ハイオクのみのほうが少し燃費が良くなります。同クラスの車種にくらべるとまあまあ、といったところじゃないでしょうか。フィットの燃費が懐かしくなることもありますが・・・。
・価格
ピカソはあんまり値段も落ちず、フランス車ゆえの不安に耐えかねて除外。VWさんは下取りのほうで頑張っていただけ、結果的にNoahやStep Wagonに同程度のオプションを付けたものより安くなりました。正直なところ、ワオ!な価格で乗り出しできて満足しています。価格交渉の際には日本車とのアイミツはあまり意味がなく、自分の予算そのものの制約事項を持ち出したり、納車タイミング(在庫車から選ぶ)などのほうが有効でした。
クロストゥーランを選ぶにあたっては、全体的な「固さ」と外車に乗ることへの不安がひっかかっていました。しかし、納得価格が出てきたことと、充実した安全装備のことを考えて決定しました。全長が短い分取り回しが良い(乗り換え前のフィットに近い)のもありました。すべてが期待通りで、この車を選んでよかったなーと思いながら乗っています。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > クロストゥーラン 2012年モデル > ベースグレード
よく投稿するカテゴリ
2013年12月8日 11:02 [658572-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
【エクステリア】
一見 SUV風な見た目に満足してます。
【インテリア】
特に目新しさはありません。
昔ながらの車という感じです。
ウィンカーレバーが右側なのは、急いでウィンカーを使う時は間違えます。
【エンジン性能】
必要十分でパワフル。
上り傾斜のある所での発進時、ホイールスピンしてしまうほどに。
【走行性能】
低速時、中速時の加速感は車格に似つかわしくないものがあると思います。
ただ、7速クルージングからのアクセル下手踏み時になかなかシフトダウンしてくれず加速がもたつきます。
シチュエーションが高速道路走行時の追越なので、マニュアルでシフトダウンすればよいだけですが・・・
【乗り心地】
ハッキリ言って固いです。
舗装の継ぎ目などの細かい振動はほとんど吸収していないような突き上げ感があります。
【燃費】
購入からほぼひと月、子供が毎日通勤(市街地 片道7km)を含めて 9.6km 程
十分と思います。
【価格】
国産ミニバンと比べると割高です。
【総評】
買替を決め、国産ミニバンを中心に試乗していた時、
走行時の重厚感に惹かれて、6人家族であるにもかかわらず、
サードシートの使い勝っての悪さを承知の上で購入しました。
子供は3人が成人している為、6人で乗車する事が年に数回。
このように割り切れば、国産車と比較する事の出来ない満足感が得られますが、
若干、国産ミニバンの広さを考えた時、後悔があります。
試乗したのはトレンドラインでした。
トレンドラインの乗心地が良かったのですが、クロストゥーランは非常に硬めです。
ハッキリ言って違う車と言ってもよいと思います。
クロストゥーランを購入する人は必ず試乗すべきです。
自分的には良い方に期待外れでしたが。
改善してほしい点があります
サードシートへの乗降時のセカンドシートの位置に付いてです。
サードシートの足元のクリアランスを確保する為に、セカンドシートを前に出した状態で
セカンドシートを跳ね上げる事が出来ません。
その為、乗降時は背もたれを倒した状態で、シートを前に移動してからでないとならず
大変手間です。
それと、先日一か月点検に後部座席周辺のガタツキ音を指摘した所、
サービスの方に「セカンドシートが脱着式なので仕方がありません」
と言われました。
荒れて路面の通過時だけなので今のところは我慢できているのですが、
これは改善していただきたいところです。
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2013年10月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 353万円
- 本体値引き額
- 30万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > クロストゥーラン 2012年モデル > ベースグレード
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2013年4月1日 11:29 [584993-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 5 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
フォルクスワーゲンには、「クロス」と名付けられたシリーズが存在します。「ポロ」をベースとした、「クロスポロ」、そして、同社最小の「up!」にも「クロスup!」の市販化が決まっています。「クロスシリーズ」は、お遊び的な感覚で見られがちですが、スペシャリティな「R」シリーズ同様、同社では、確立されており、日本でも限定で販売された「ゴルフ?」をベースとした「クロスゴルフ」までその歴史は遡るります。
「クロスシリーズ」の特徴は、車高を持ち上げ、薄っぺらい扁平のタイヤを履き、ホイールハウスエクステンション、ブラックサイドモールディングなど専用パーツを纏い、スポーティなSUV風に仕上げるのが特徴です。
今回は、「ゴルフトゥーラン」をベースとした「クロストゥーラン」をメーカーより借り受け、市街地、高速道路、ワインディングと走行してみました。
【エクステリア】
ベースとなった「ゴルフトゥーラン」のスクエアでまとまりのあるボディに専用の前後バンパーやホイールハウスエクステンション、ブラックサイドモールディングなどを装着。車高を10mmプラスして、SUV風に仕上げており、その違いは、一目瞭然です。また、専用のポリッシュ加工の施された、アルミホイールにフロント215/50R17、リア235/45R17という前後異なるサイズのタイヤを履き差別化を図っています。
【インテリア】
「クロストゥーラン」専用のファブリックシートは、チェックの模様が印象的。(ボディーカラーに合わせ、アンスラサイトとブラウンがある。)ミニバンとは思えないほど、ホールド性が高いのも特徴です。
4405mmという短い全長にも関わらず、3列シートは、大人が7人ゆったり乗車可能です。また、2列目のシートは完全に取り外す事ができ、格納できる3列目とのアレンジによっては、自転車や、サーフボードなどを収納可能で最大1913リットルという広大なラゲッジスペースが出現します。
また、ベースとなった「ゴルフトゥーラン」では、オプション扱いである、フォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム「712DCW」&リアビューカメラも標準装備です。
計器類周辺には、これといった特徴はなく、良くも、悪くもフォルクスワーゲンそのものですが、計器マニアの筆者としては、エクステリアだけでなく、計器周りにも個性を持たせて欲しかったというのが本音です。
【エンジン性能】
エンジンは、名機と呼ばれる1.4リッター直列4気筒DOHC16バルブターボ+スーパーチャージャーで、最大出力140ps/5600rpm、最大トルク22.4kgm/1250-4000rpmを発揮します。車体重量は1580kgですが、ステアリング脇にパドルシフトを備えた、乾式7速DSGと相まって、走りはスポーティと呼べるもの。また、このツインチャージャーエンジンは、他のフォルクスワーゲン車にも搭載されるユニットですが、「クロストゥーラン」では、サウンドチューンがされています。(カタログ等では謳っておりませんが、関係者取材。)一例として、高速道路などで追い越しの際、あの「ゴルフGTI」を髣髴とさせる野太いサウンドがドライバーに届き、「この音、ホントにミニバン?」と同乗者と顔を見合わせてしまうほど・・・。ですが、決して、家族に不快感を与えるような音ではありません。まあ、日本車のミニバンから乗り換えた場合は、少々、うるさいと感じる事もいがめませんが・・・。
【走行性能】
街中では、余裕しゃくしゃくで、シグナルスタートから、スーパーチャージャーの押し出しで、ググッと飛び出し、周囲の交通を置き去りにすることなど朝飯前です。ただ、専用のサスペンションとフロント215/50R17、リア235/45R17という太いタイヤが、平均速度30?程度の街中では、結構ハードにダンピングを伝えてきます。ただし、スポーツカーのような突き上げるようなものではないため、あくまで「硬い」のであって、「不快」ではありません。
また、大人がフル乗車をしても、試乗ルートでは、パワー不足を感じるシーンは一度ありませんでした。
高速道路では、このサスペンションの恩恵を受けることになります。街中では、硬いと感じるシーンもありますが、高速道路では、路面に張り付くように安定し、ミニバンの常である腰高感など微塵も感じません。また、1.4リッターツインチャージャーエンジンは、22.4kgmという2.5リッターエンジン並の厚いトルクを1250-4000rpmの間で発揮しますので、シャカリキにアクセルを踏まなくても、スーッと加速していき、気がつけば、日本離れした速度域に達している事もしばしば・・・。ステアリングもどっしりと安定し、安心してハイウェイクルージングが楽しめる辺りは、さすがドイツ車であることを実感できます。
ミニバンでワインディングを攻める人もいないと思いますが、この「クロストゥーラン」ならそれが出来てしまうのです。専用サスペンションはロールやピッチングを最小限に押さえ込み、軽い鼻先と回頭性の良さが、タイトコーナーをさらりとクリア。次のコーナーが待ち遠しくなる異例なミニバンなのです。乗り出す前には、少々オーバースペックかな?と思えたフロント215/50R17、リア235/45R17というタイヤも安定性に一役買ってくれ、かなり攻め込んでも路面をしっかり捕らえます。
また、国産のミニバンでは、ステアリングのギアレシオが、ややダルでロックtoロックが約4回転弱が常ですが、このクルマは、2.8回転とスポーツカー並にクイック。家族を乗せていない時にお父さんが一人ワインディングでお遊びできる“攻められる”ミニバンなのです。
【燃費】
ベースとなる「ゴルフトゥーラン」では、JC08モードで15.0km/Lを誇りますが、「クロストゥーラン」では、14.0km/Lと若干燃費が劣りますが(車体重量は1580kgで同一。)それでも、一般のミニバンに比べ、十分省燃費性には長けているといえます。
遊び心も盛り込みながらも、ベースモデルのパッケージングを生かした「クロストゥーラン」。ミニバンながら、実に楽しい一台でした。
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自動車(本体) > フォルクスワーゲン > クロストゥーラン 2012年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2013年1月23日 00:20 [567099-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 2 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
トゥーランは3列シートを備えたフォルクスワーゲンのミニバンで、ゴルフの基本プラットホームやパワートレーンをベースに作られている。このためゴルフトゥーランという名前が付けられているが、2012年10月(発売は11月)に追加されたSUV感覚のモデルはゴルフの名を冠することなく、クロストゥーランとネーミングされている。
クロストゥーランには箱根ハイランドホテルの駐車場をベースに開催されたフォルクスワーゲンのオールラインナップ試乗会に出席し、フォルクスワーゲングループジャパンがメディア関係者向けに用意した広報車両に試乗した。
クロストゥーランはゴルフトゥーランをベースにしながらも、外観デザインは明確に差別化されていて、専用の前後バンパー、ホイールハウスエクステンション、ブラックサイドモール、サイドスカートなどによってSUV風の外観としている。
これによりボディは全幅がわずかに拡大されて1800mmちょうどになったほか、専用のサスペンションによって最低地上高が10mm高くなったのに対応して全高も10mm高い1680mmとなる。
最低地上高が上がったといっても145mmだから、特に悪路に強いクルマではなく、SUV風の雰囲気を備えたクルマと考えたら良いだろう。タイヤは17インチにアップされ、前輪が215/50、後輪が235/45という前後異サイズのタイヤが装着されている。
インテリアはシート地に専用のファブリックが採用されているほか、カーナビが標準装備されることなどが相違点。それ以外の部分は基本的に共通と考えていい。室内の広さなどはゴルフトゥーランそのものだ。
搭載エンジンは103kW/220N・mを発生する1.4Lの直噴インタークーラー付きターボ+スーパーチャージャーのツインチャージ仕様のTSIエンジンで、これもベースのトゥーランと同じ仕様だ。ただ、重量も変わらないのに、タイヤの影響からか、燃費が15.0km/Lから14.0km/Lへとわずかに悪化した。
これのためエコカー減税もTSIコンフォートラインなどが75%低減なのに対し、クロストゥーランでは50%低減とやや条件が悪くなる。
ツインチャージのTSIエンジンは低速域からしっかりトルクを発生し、220N・mの最大トルクにはわずか1250回転で達する。ミニバンやSUVなど、車両重量の重いモデルに適したエンジンで、クロストゥーランのボディを軽快に走らせることができる。7速DSGとの組み合わせもまずまずで、低速域でのギクシャク感もほとんど気にならない。
最低地上高を高めた専用の足回りは、標準車に比べるとちょっと硬めの乗り心地。今回の試乗は箱根の芦ノ湖スカイラインを中心に走ったが、ワインディングを走らせても地上高の高さを感じさせず、安定感のある走りを見せた。コーナーではそれなりにロールするものの、緩やかな動きで不安感がない。むしろ安定感のほうが印象的だった。
クロストゥーランの価格はゴルフトゥーランの上級グレードであるTSIハイラインに対してわずか9万円高の348万円の設定。カーナビやリヤビューカメラなど、ハイラインにはない装備を追加しながらこの価格なのだから、ハイライン専用装備の分を割り引いて考えても十分な買い得感を感じさせる。エコカー減税分を含めても同様だ。今の時点でトゥーラインを買うなら、クロストゥーランが最もお勧めである。
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クロストゥーランの中古車 (9物件)
-
ゴルフトゥーラン クロストゥーラン 純正ナビ フルセグTV バックカメラ Bluetooth DVDビデオ再生 ETC 記録簿 禁煙車 17インチ純正アルミホイール クルーズコントロール
- 支払総額
- 106.2万円
- 車両価格
- 89.9万円
- 諸費用
- 16.3万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 6.9万km
-
- 支払総額
- 99.9万円
- 車両価格
- 85.5万円
- 諸費用
- 14.4万円
- 年式
- 2013年
- 走行距離
- 6.2万km
-
ゴルフトゥーラン クロストゥーラン 純正ナビ フルセグTV バックカメラ USB接続ケーブル ETC HIDヘッドライト 純正アルミホイール クルーズコントロール ルーフレール 記録簿 スペアキー
- 支払総額
- 106.2万円
- 車両価格
- 89.9万円
- 諸費用
- 16.3万円
- 年式
- 2014年
- 走行距離
- 6.5万km
-
- 支払総額
- 138.4万円
- 車両価格
- 119.8万円
- 諸費用
- 18.6万円
- 年式
- 2012年
- 走行距離
- 4.5万km