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フォード クーガ 2013年モデルレビュー・評価
クーガの新車
新車価格: 349〜419 万円 2013年9月発売〜2016年9月販売終了
中古車価格: 116〜134 万円 (4物件) クーガ 2013年モデルの中古車を見る
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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 無評価 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 無評価 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 無評価 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 無評価 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 無評価 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 無評価 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 無評価 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > フォード > クーガ 2013年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2013年9月12日 14:26 [627955-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 3 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 2 |
価格 | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
フォードのSUVクーガがフルモデルチェンジを受け、2代目モデルが登場した。フォードジャパンがヒルトン小田原で開催したメディア関係者向けの試乗会に出席し、上級グレードのタイタニアムに試乗した。
新型クーガはミドルクラスのSUVという基本コンセプトは変わらない。その上で、デザイン、パワートレーン、AWDシステム、装備などが全面的に新しくなった。
外観デザインはフォードのデザインテーマであるキネティック・デザインを採用した。余裕ある全幅を生かして、立体感のあるプレスラインやボリューム感を持たせた面構成などによって、躍動感のあるデザインに仕上げている。
フロントバンパーやテールランプなど、細かなディティールの部分にもキネティック・デザインが徹底されている。
インテリアも、ほかのクルマと似ていない個性的なインパネだけでなく、素材の選択や質感の表現なども含めて、デキの良さを感じさせている。
試乗車にはカーナビが装着されていなかったが、ソニー製のオーディオを取り外して代りに2DINのカーナビ&オーディオを装着するか、あるいはオーディオを生かしてインパネ上部に折り畳み式のカーナビを装着するかの選択になる。いずれもディーラーオプションで用意されている。
今回のクーガはボディがやや大きくなって、特に全長が95mm延長された。その延長分は後席の居住空間やラゲッジスペースの拡大に使われた。これによってゆったりした余裕のある後席空間が作られている。
搭載エンジンは1.6Lのエコブースト(直噴ターボ仕様)エンジンに変わった。最近のフォードはさまざまな排気量のエンジンをエコブーストに切り替えている。フォーカスは生産するタイでエコブーストエンジンが作れなかったために標準エンジンを搭載していたが、クーガはスペインで生産されることもあってエコブーストエンジンを搭載する。
動力性能は134kW/240N・mの実力で、従来のモデルに搭載されていた2.5Lターボに比べると数値的には劣るものの、燃費は20%以上の向上が図られている。動力性能性能と環境性能を高次元でバランスさせるのがエコブーストの特徴だ。
クーガはフォーカスの基本プラットホームを使って作られたモデルながら、SUVである上にAWD車であることから、車両重量はフォーカスに比べて300kgほど重くなって1700kg前後に達している。なので乗る前にはこの重さだとさすがにどうかなと思ったが、クーガは意外に良く走るクルマだった。
最大トルクを1600回転から5000回転まで維持するフラットなトルク特性もあって、低速域から必要十分な走りを示す。アクセルを踏み込んだときも、このトルク特性が生きて滑らかな加速を示してくれる。
ただ、いただけなかったのはサムシフトと呼ぶ6速ATのマニュアル操作だ。シフトレバーに設けられたサムスイッチを押して変速操作する仕組みは、フォーカスと同様に扱いにくいものだった。これは早期にパドルに切り替えてもらいたい。
動力性能以上に好感が持てたのは足回りだ。クーガには走行条件に応じて前後の駆動力配分を変化させる最新のAWDシステムに加え、左右輪の駆動力を制御するトルクベクタリング機能が備えられている。
左右輪の駆動力配分を切り替える本格的なタイプではなく、コーナリング時に荷重が抜けて空転しがちな内側のタイヤにブレーキをかけるというESPの機能を使ったタイプだが、これによってコーナーでの回頭性に優れた走りが実現される。
車両重量の重さやAWDであることが落ち着いた感じの走りにつながっていて、それと同時にトルクベクタリングが軽快さや回頭性のよさを生んでいる。重心高が高めのSUVの割には操縦安定性のレベルも高かったし、乗り心地も悪くなかった。
試乗した上級グレードのタイタニアムには、バンパー下に足を出し入れするだけでバックドアが開閉するシステムや、衝突回避・軽減ブレーキのアクティブ・シティ・ストップ、斜め後方視界を確保するBLIS、ロール・スタビリティ・コントロール付きのアドバンストラックなど、さまざまな快適装備や安全装備が備えられている。
フォードは日本では地味でニッチなブランドで、そのためにクーガの385万円の価格は充実装備とはいえ、やや高めの印象がある。でも輸入車のSUVでAWD車であることを考えると、何とか納得できる範囲内でもある。販売網が充実していたならけっこうな売れるのではないかと思えるクルマなので、ほかの人があまり乗っていないちょっと変わったSUVが欲しいと思う人にお勧めできる。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった8人
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クーガの中古車 (全2モデル/5物件)
-
- 支払総額
- 134.0万円
- 車両価格
- 119.0万円
- 諸費用
- 15.0万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 4.5万km
-
- 支払総額
- 128.1万円
- 車両価格
- 113.0万円
- 諸費用
- 15.1万円
- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 6.8万km
-
- 支払総額
- 83.8万円
- 車両価格
- 65.7万円
- 諸費用
- 18.1万円
- 年式
- 2011年
- 走行距離
- 7.0万km
-
- 支払総額
- 127.1万円
- 車両価格
- 117.0万円
- 諸費用
- 10.1万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 4.3万km