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レクサス UX 2018年モデル UX250h Version L 4WD(2020年2月3日発売)レビュー・評価
UXの新車
新車価格: 544 万円 2020年2月3日発売 (新車販売終了)
※ランキング順位と満足度・レビューは2018年モデルの情報です
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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.13 | 4.32 | 108位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 3.38 | 3.92 | 101位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 4.05 | 4.11 | 102位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 4.17 | 4.19 | 100位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 4.12 | 4.03 | 86位 |
燃費 燃費の満足度 | 4.11 | 3.87 | 48位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 3.15 | 3.86 | 105位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > レクサス > UX 2018年モデル > UX250h Version L 4WD
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2020年7月31日 20:37 [1352964-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
2018年11月の発売から2年弱、レクサスの都市型(アーバン)クロスオーバーである“UX”のハイブリッドAWDモデルである「UX250h“バージョンL”」に試乗しました。
先に言っておくと試乗時の天候等の事情で画像は2019年10月に撮影したものであることをお断りしておきます。
レクサスブランドにおいてUXはSUVとは言っていません。実際、悪路走破性の規準のひとつとなる最低地上高も160mmとそれ程の数値ではなく、さらに言えばガソリン車のUX200にはAWDモデルの設定もありません。
ただ、それに目くじらを立てる必要もなく、あくまでも扱いやすいサイズとレクサスがスタートしてから着実に磨き込んできた走りの性能などをこのカテゴリーに落とし込むとどうなるか、その答えを具現化したモデルとも言えます。
小難しいことより、まずはそのボディサイズです。全長4495×全幅1840×全高1540mmは都市部などの立体駐車場への入庫も容易にします。昨今のクルマはデザインはもちろんですが、グローバルに販売することや側面からの衝突安全性能を確保するためにも一定以上の全幅が必要とメーカーの技術者からも話を聞く機会が多いです。
ただUXに限ったことでは無く、1840mmの全幅は狭い道路でのすれ違いの際やショッピングモールなどの駐車場でピッタリと駐車しないと周りに迷惑がかかります。余談で申し訳ないのですが、個人的には元々日本の道路事情や道路運送車両法で定められた規格(かなり古いですが)からももう少し全幅は狭めてもらいたい、安全技術に関しては実際5ナンバーのSUVでも規準をクリアしているモデルもありますので1800mmを切る全幅に近づけて欲しいという気持ちもあります。
閑話休題。そんなUXですが、レクサス車ではおなじみの「スピンドルグリル」やその下部にシルバーのフレームを配することでアンダーガードをイメージしたフロント周辺や全高を抑えながらボディサイドには数多くの造形を施すことで重厚さや力強さもうまく演出しています。
一方、室内に乗り込むと気になるのは若干のタイト感です。視界も良く、特にインパネ周りのデザインが横方向へ幅広い感じに見えるように設計されています。その中でフロントシートより気になるのがリアシート、そしてラゲージルームの狭さです。もちろんリアシートはC-HRのような“超”が付く割り切りまではいきませんし、それなりの空間は確保できていますが、5名乗車状態でラゲージの奥行きは筆者がメジャーで図った限りは800mmを少し切る寸法、左右は950mmを少し切る位ですが、これでは9型クラスのゴルフバックを2個積載するのは難しい。実際、UXのカタログを見てもゴルフバックを積載する場合はリアシートを倒すような写真になっています。
ゴルフをやらない人(筆者もそうです)には関係ないと思うでしょうが、別の荷物、例えば大型のスーツケースなども積載には工夫が必要です。同クラスでももう少し積載量が確保されているモデルもありますので、デザインとはいえ、購入時にはこの部分は自分のライフスタイルに適合するか確認しておいたほうが良いでしょう。
一方走りに関しては誰にでもわかりやすく(ここ重要です)素直なハンドリングに好感が持てました。UX250hは新開発の2L直噴4気筒エンジン(UX200に搭載)をベースにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載します。試乗車はリアにモーターを組み込んだAWD(E-Four)になりますが、プリウスやC-HRなどの1.8Lハイブリッドと比較しても単純に「排気量の差」だけではなく、全域にわたってスムーズさが向上、さらに力強さも増しています。
特に気に入ったのが静粛性の部分、元々レクサス車はこの部分にはコストもかけていますが、実際アクセルを踏み込んだ際のエンジンの振動の少なさ、そして音に関しては足元の先以上の遠くで回っているような感覚、遮音などには徹底していることもわかります。
ハンドリング自体は昨今展開する他のレクサス車と比べると全体的に柔らかい印象を受けました。レクサスにはスポーティ仕様の“F SPORT”もありますが、他の機会に試乗した際もガリガリの走り仕様ではなく、ロール時のボディの動きが素直で、さらにコーナリング時のピークでは一本芯が通ったような接地感を味わうことができます。言い換えればどの速度域でも非常にコントロール性に優れていると感じました。
正直、UXは前述したユーテリティの部分は別としても佇まいや走りの質感でもう少し評価されても良いと感じています。しかしここまで書いても必ずと言ってぶち当たるのが「価格」の問題です。今回の試乗車はAWDの最上位グレードということもありますが、オプションの“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンド(23万2100円)やパノラミックビューモニター(12万1000円)などをプラスしていくと車両本体価格は軽く600万円を超えてしまいます。
もちろんUXはガソリン車ならば最廉価で397万2222円から設定されていますが、メーカーオプションも魅力的なものが多く、必然的に価格が上昇します。理想はこれら、特に先進安全装備系は完全にパッケージ化して「全グレード標準装備」することが望ましいのですが、なかなか難しい部分でもあります。
最後に将来のリセールバリューも考慮すると今回試乗した“バージョンL”そして“F SPORT”がオススメです。また執筆時に販売されている特別仕様車であるUX250h“Brown Edition”も全体としてコスパが高めに設定されています。UXは2021年前半にBEV(電気自動車)である「UX300e」を発売予定です。これらも含めUXの未来は面白くなりそうです。
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2020年3月1日 16:33 [1305864-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
【エクステリア】
前から見ると中々カッコいい顔をしている。特にリアが気に入っており、担当者は空気抵抗を意識してデザインされていると話していたが、正直、空気抵抗うんぬんはわからない。
【インテリア】
ドアの部分は今乗っている軽自動車の方が高級感があり、これが600万を出して買った車なのかと気になる時もあるが、運転をし始めてしまえば、ドアが気になることはなく、ドア以外の視界に入る部分は割りと良い出来。
和紙調も中々気に入っている。
【エンジン・走行性能】
素人なので詳しくはわからないが、少なくとも過不足なく加速してくれるし、スポーツモードにすれば十分過ぎる。
高速、街中を問わず、気がつけばかなり速度が出ていることもあり、スムーズな加速を実現してくれる車なのは間違いない。
【乗り心地】
調度良い乗り心地。ただ、Fスポーツのシートの方がホールド感があった気がする。LとFスポーツの本革では結構、シートにも違いがあるのかも知れない。Fスポーツは試乗したがLは試乗せずに購入したのでシートの違い等は確かめた方がいい。
またランフラットタイヤはノードノイズが大きいがこれを履き替えるとかなりノードノイズは抑えられ、静粛性も抜群に良くなる。
【燃費】
まぁいい方だと思う。
ただこの車にそこまで燃費を求めている訳ではないので気にしていない。
【価格】
高すぎる。内装と大きさが価格に見合っていないと感じた。620万で購入したが、正直、NXのハイブリッドFスポーツと5万ぐらいしか変わらなかったのでかなり悩んだ。
もし、NXがTNGAやステアリングの改修等が行われていれば、間違いなくNXを購入していた。
【総評】
辛辣なことも書いたが、この車もかなり気に入っている。ただ、内装や後部座席の改善、ナビのタッチ操作等ができるようになれば、今以上に売れる車になる。
乗り心地や走行性能、取り回しはかなりいいので、出掛けたくなること間違いない車です。
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