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『濃厚なスポーツカーテイスト、他車とはひと味違うSUV』 アルファロメオ ステルヴィオ 2018年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価
ステルヴィオの新車
新車価格: 753〜1451 万円 2018年6月25日発売
中古車価格: 253〜714 万円 (122物件) ステルヴィオ 2018年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > アルファロメオ > ステルヴィオ 2018年モデル > First Edition
プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2018年12月31日 22:09 [1187471-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
2017年9月に発表された新世代アルファロメオの先兵であった「ジュリア」。この発表会の際に「来年にはこのクルマを投入する」とサプライズで登場したのが新型SUVである「ステルヴィオ」です。
翌年の7月には日本への導入第1弾として「ファーストエディション」が400台販売されましたが、今回はこのモデルの試乗になります。
昨今この手の輸入車は「ファーストエディション」と銘打って、限定販売をするケースが他社でも見受けられますが、総じて感じるのが標準モデルでは設定の無い装備等の組み合わせなどからも希少価値や多少価格が上がってもトータルとしてのコストパフォーマンスが高いことが挙げられます。
ステルヴィオの場合も同様で、エクステリアには専用デザインの20インチアルミホイールやブレーキキャリパーをレッド仕上げにするなどアルファロメオファンで無くてもグッとくる仕様に仕上げています。またインテリアではプレミアムレザーシートやウッドパネルが採用されます。
ボディサイズとしては全幅も1905mmと日本での取り回しを考えるとそれなりの制約はあると思いますが、何よりもアルファロメオが目指すプレミアムSUVとしての立ち位置は他社がすでに販売を行っているモデルとは大きく異なるイメージ、言い換えれば非常に目立つし、ユーザーも所有する満足感(差別感)が得られるテイストを持っています。
着座すると運転席前のスピード&タコメーターの上部が盛り上がっている以外は横方向に拡がるシンプルな造形。エクステリアが攻めのデザインなので一瞬拍子抜けしましたが、これは自分のヨミが甘かった、と反省。ウッドパネルをうまく使ったシンプルながら欧州の家具を連想させるような風合いはもちろんですが、シートの着座フィーリングも含め、クルマというよりは身体にスッと身体に馴染む上質な応接チェアのような感覚すら覚えます。
搭載するインフォテインメントシステム(Connectシステム)に関してはあえて専用ナビを搭載していません。「プレミアムSUVなのにカーナビが無いなんて!」という意見もあると思いますが、逆に言えばアルファロメオやフィアットも今はいわゆるディスプレイオーディオという概念をメインに考えているようで、iPhoneであれば「Apple CarPlay」、Androidであれば「Android Auto」が利用できます。ディスプレイも8.8インチと十分以上なサイズ、昨今、iPhoneもグーグルマップが使えるようになり利便性が一気に向上しましたのでこの割り切りはアリでしょう。
パワートレーンに関してはジュリアで採用されたFR系のプラットフォームをベースに2L直4SOHC直噴ターボを搭載、これにフルタイムAWDの「Q4」システムとZF社製の8速ATを組み合わせます。
最高出力280ps(206kW/5250rpm、最大トルク400Nm(40.8kg-m)/2250rpmと2Lエンジンとしては高く、ワンランク上のクラスと競えるスペックと言えます。さらにこのクルマのキモは1810kgというこのクラスとしては軽量のボディを採用している点です。
最初に試乗して驚いたのは「これは本当にSUVなのか」という事、特に強く感じたのがステアリングの操舵フィーリングが驚くほどクイックな点です。これをどう取るかはユーザーの判断になりますが、個人的には高速道路を走った際にはもう少し落ちついたフィーリングでも良かったのではないか、という点です。
もちろんこれがダメというわけではなく、同クラスのSUVにありがちな、ゆったりとした走り出しがあまり好みでない。もう少し突っ込んで言えば今まで乗っていたスポーツカー的なフィーリングが欲しいというユーザーには非常に新鮮、これまでには無かったチョイスと言えるでしょう。
先進安全装備もひと通り搭載し、ラゲージルームの容量は525Lと実用性も十分。限定車以降は3グレードを基本とした構成になりますが、文字通りスポーティ志向ならば「2.0ターボQ4スポーツパッケージ」、ラグジュアリー志向ならば「2.0ターボQ4ラグジュアリーパッケージ」がベスト。圧倒的パフォーマンスを持つ「2.9クワドリフォリオ」は別格として(価格も1167万円と高額)、メルセデス・ベンツGLCクラスやアウディQ5などを購入候補に考えている人にとっては新たな選択肢としてオススメできます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった12人
「ステルヴィオ 2018年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
この価格でこの走りは安いです・・ | 5 | 2024年4月6日 10:06 |
写真で見るより実物の方がいい | 5 | 2024年3月20日 17:06 |
人と被らないことに価値がある | 4 | 2023年12月9日 22:45 |
クイックなハンドリングはそのままに | 5 | 2021年4月16日 18:56 |
2018年モデルStelvio Diesel 2.2L First Edition | 4 | 2020年9月19日 18:59 |
ステルヴィオ ファーストエディション | 5 | 2020年8月10日 12:42 |
求めていたものがここにありました | 5 | 2020年5月4日 14:14 |
駄文のため読みにくいかもしれません… | 5 | 2019年9月16日 11:06 |
標準ナビ無は、やはりマイナス評価 | 4 | 2019年2月5日 18:02 |
濃厚なスポーツカーテイスト、他車とはひと味違うSUV | 4 | 2018年12月31日 22:09 |
ステルヴィオの中古車 (122物件)
-
- 支払総額
- 458.0万円
- 車両価格
- 445.0万円
- 諸費用
- 13.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 8.0万km
-
- 支払総額
- 617.6万円
- 車両価格
- 589.0万円
- 諸費用
- 28.6万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 350km
-
- 支払総額
- 624.0万円
- 車両価格
- 599.0万円
- 諸費用
- 25.0万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 30km
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