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- トヨタ純血のホットハッチ
トヨタ GRヤリス 「トヨタ純血のホットハッチ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 橋本 洋平(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 4
トヨタ純血のホットハッチ
2021.10.29
- 年式
- 2020年7月〜モデル
- 総評
- トヨタがラリーを考えて本気で造ったこのクルマは、走れば納得の仕上がりで速さも一級品。こんなクルマが存在できるのはおそらく最後となるだろう。この手のクルマに興味があるなら一度は乗っておいたほうが良い。
- 満足している点
- 4WDモードセレクトスイッチによって、前後のトルク配分をノーマルの60:40から、スポーツでは30:70、トラックでは50:50に変更することが可能となっている。スポーツではFRのようにアクセルでクルマの向きを変化させることもできる。
- 不満な点
- スポーツ走行を前提で考えた場合は、RZではやや物足りない。なぜなら、リアタイヤのイン側がホイールスピンする傾向があり、さらにアクセルオンでアウトへとはらみやすいからだ。やはりRZハイパフォーマンスのピッチングを抑えリアが引き締められたセットは秀逸。そこにトルセンLSDが加わったパッケージが欲しい。
- デザイン
-
4
- ヤリスをベースとしながらも、ワイドフェンダーの装着したエクステリアは、ヤリスとはまるで違うクルマに仕立てられている感覚が持てる。大開口を持つフロントマスクやエアロパーツ類の装着もあり、止まっていても臨戦態勢が整っているかのようだ。
- 走行性能
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5
- ボンネット、トランク、リアハッチはアルミ製で、ルーフはカーボン。その上であえての3気筒エンジンを搭載という軽量への拘りもあって、加速も旋回も停止もドライバーの思い通りに動いてくれる。
- 乗り心地
-
3
- RZハイパフォーマンスは旋回性を高めたリアを張り気味のセッティングが施されているため、リアからの突き上げ感は強め。RZはその辺りがマイルドに仕上がっている。
- 積載性
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4
- シートを倒していない状況では174Lと、お世辞にも広いとは言えないトランクスペースだが、リアシートを倒せばタイヤ4本を積載できるスペースが広がる。
- 燃費
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4
- WLTCモード燃費で13.6km/Lを実現。272馬力で370Nmも発生させるエンジンの割にはかなり優秀といえるのではないだろうか?
- 価格
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4
- トップグレードのRZハイパフォーマンスは456とやや高価だが、RZは396に抑えられているし、カッコだけが欲しければRSの265という選択肢だって存在する。用途に合わせて幅広くチョイスできるところは嬉しい。
- 橋本 洋平
- 自動車ジャーナリスト
- JAF国際B級ライセンスを持ち様々なレースに参戦。ワンメイクレースではチャンピオンを獲得したこともある。主にスポーツカーやタイヤのインプレッションを寄稿するほか、ドライビングレッスンのインストラクターも務めている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
349.0 〜 533.0
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- 中古車本体価格
-
178.0 〜 1680.0
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