CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/81a24360a758d9445188243796989a2c1a0d7b58/?page=2
SHAREAMGが開発する次期メルセデスの最上級オープン「SL」は次世代フレームを採用、ソフトトップに謎の新機能か?
掲載 更新 carview! 92
新型はプラス2の後席を追加。現行型との共用部品は一切なし
ステアリングを握るAMG開発担当のヨッヘン・ヘルマンによれば、次期SLはすべてサブブランドであるAMGに統一される。開発コンセプトはクラシックな意味でのロードスターの継承であるが、旧モデルから引き継がれたパーツはビス1本存在しない。それは新設計のアルミスペースフレームのボディ構造を見れば一目瞭然で、ルーフは現行モデルのリトラクタブルハードトップに代わってクラシックなキャンバス製のソフトトップを採用する。
こうして重量低減やトランクルームの確保、さらに2+2のキャビンも実現した(現行型SLは2シーター)。ただしリアコンパートメントは身長150cm以下のパッセンジャーに限られる。またパワートレーンのレイアウトはFRでAMG GT ロードスターのようにトランスアクスルは採用されていない。その結果、新型SLのドライビングポジションはボディのほぼ中央に位置しており、視界の確保、回頭性の向上など日常の取り回しの良さが約束されている。
インテリアはSクラス譲りだが微妙な違いも
インテリアは既にティザー公開済みで、デジタルコックピットに加え、センターコンソールには「Sクラス」と同じ大型のタッチパッドがレイアウトされている。オープンカー故の直射光による反射を避けるために、スイッチで角度を変えることもできる。
もちろんOSは最新のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)で、AIによる音声入力が可能だ。ステアリングホイールは3本のダブルスポークをもつAMGスポーツステアリングで、GTとは違ってコラムからギアセレクトレバーが伸びている。
アルミ製スペースフレームのボディ剛性が印象的
ニュルブルクリンク周辺の一般道は路面も良く、ワインディングドライブでは、サーキットの高速ハンドリング&耐久テストでは味わえない、日常のインプレッションが可能だった。シャシーの印象は確かにスポーティで、特にスポーツプラスをセレクトすると低速では不整路面の凸凹を明確に拾ったが、スピードを上げると乗り心地はフラットになる。
印象的だったのは前述のスペースフレーム構造がもたらすボディの高い剛性感だ。右左にうね(盛り上がり)や高低差のあるカントリーロードを法定速度100km/hに近いスピードで攻め込んでもボディはミシリとも言わない。
エンジンはV8ツインターボ、ソフトトップに秘密か?
説明は避けられたが、搭載されているエンジンは間違いなくV8ツインターボで、その最高出力は600馬力超のはずだ。ダイナミック性能は0-100km/hが5秒以下、最高速度はリミッターで制限される250km/hを優に超えるはずだ。また4WDと後輪ステアの組み合わせによる、高いロードホールディングと敏捷性も印象に残った。
最後に、テスト中はソフトトップを開ける許可が下りなかった。なにか秘密がありそうだが、それは来年の春まで待たねばならない。古典的な佇まいとスポーティ&コンフォートな性能、さらにハイテックな装備を合わせもつ新型「AMG SL」が、SUV一辺倒の世界に新風を吹き込んでくれることを期待しよう。
取材・文:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)/Kimura Office
写真:Kimura Office
メルセデス・ベンツ SL
4.1 147件-
- 中古車本体価格
-
100.0 〜 2250.0
-
- 新車価格(税込)
-
1342.0 〜 1783.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ
2024.05.11
アルピーヌ、今季初のハイパーポール進出。ミレッシ「散々だった前戦イモラの”癒やし”になったよ」
-
業界ニュース
2024.05.11
日産「新型エルグランド」登場! ド迫力の「超ワイドグリル顔」に反響あり! 進化する次期型「キング・オブ・ミニバン」のデザインどうなる!
-
業界ニュース
2024.05.11
マツダCX-5級だから「日本にジャストサイズ」 BMWの新型「X2」は“クーペSUVらしく”カッコいい! ゆとりの室内&力強い走りも魅力的
-
業界ニュース
2024.05.11
ご飯がススム「かつ鍋」に大満足!! 夜の首都高「大黒PA」
-
業界ニュース
2024.05.11
「アバルト595」の柔と剛を使い分け!? トライアルのストリート仕様とサーキット仕様を乗り比べました【デモカー試乗】
-
モーターショー
2024.05.11
トラック好きじゃなくても圧倒される展示内容! ジャパントラックショー2024は激熱車両だらけだった
-
業界ニュース
2024.05.11
至極のラグジュアリースポーツ「グラントゥーリズモ」にオープンスーパースポーツの「MC20」も! マセラティ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
-
業界ニュース
2024.05.11
【映画】F1界の帝王を描く「フェラーリ」の場面写真などが解禁に。公開は2024年7月5日!
-
スポーツ
2024.05.11
新コースレコード樹立のマルティンPP獲得。マルケス、Q1敗退の13番手|MotoGPフランスGP予選
-
ニューモデル
2024.05.11
マツダ『CX-5』次期型に、マツダ製ハイブリッド搭載へ
-
業界ニュース
2024.05.11
マツダ、好調な業績を発表:2024年3月期決算
-
! 2020年後半に向けて電動化追及へ" width="200">
業界ニュース
2024.05.11
ホンダ「過去最高」の営業利益1.4兆! 2020年後半に向けて電動化追及へ
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.11
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
-
コラム
2024.5.10
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
-
コラム
2024.5.09
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
-
コラム
2024.5.09
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500でライバルは高級SUV
-
コラム
2024.5.09
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
-
コラム
2024.5.08
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
-
コラム
2024.5.07
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
-
コラム
2024.5.06
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
-
コラム
2024.5.05
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由