CARVIEW |
- carview!
- 新車カタログ
- 日産(NISSAN)
- フェアレディZ
- 専門家レビュー・評価一覧
- Z34のリファインモデルがRZ34
日産 フェアレディZ 「Z34のリファインモデルがRZ34」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 2
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
Z34のリファインモデルがRZ34
2023.11.29
- 年式
- 2022年2月〜モデル
- 総評
- スポーツカーのファンにとっては魅力あふれる選択肢。このクラスでは少数派の6速MTの選択も可能で、自分なりの走りを楽しむこともできる。2024年モデルでは待望のNISMOが追加されたが、すでに長期間の納車待ちとなっている顧客に対し、まずはNISMOへの振り替えを希望する人にのみ販売するという。
- 満足している点
- 歴代Zへのオマージュを込めたロングノーズのスタイリングはクルマ好きならばひと目でZだと認識できる。価格もこれだけの高性能モデルにもかかわらず、500台から設定されているのも嬉しいところだ。
- 不満な点
- 不満点は2023年11月現在でも注文を一時停止していること。2024年モデルが発表されているだけに受注再開の期待もありそうだが、受注再開後も納車まで数年待たなくてはならないことも予想される。
- デザイン
-
4
- 伝統のロングノーズ/ショートデッキスタイルがいかにもZらしい。先代と比べると全長が120mmほど長くなっているが、1845mmの全幅と1315mmの全高、2550mmのホイールベースは変わっていない。これは先代のFR-Lプラットフォームを流用しているためで、厳密に言えばマイナーチェンジでもある。S30をモチーフとしたフロントマスクは往年のZファンには刺さりそうだが、個人的にはZ32のフロントマスクをモダンにアレンジするのもアリだと思う。
- 走行性能
-
5
- スカイライン400RのVR30DDTT型3.0LV6ターボエンジンをZにも搭載。パワー、トルクのスペックは共通ながら最大トルクの発生回転数は+400回転に引き上げられている。高回転まで吹き上がるパワーフィールもいいが、実用域ではV6の滑らかな回転フィールが心地よい。それでいて扱いにくさはなく、普段の足としても使うことが可能。すぐれた操縦安定性はワインディング走行だけではなく、日常使うシーンにおいても楽しさを感じさせるフィールなのだ。
- 乗り心地
-
4
- スポーツカーは乗り心地が悪いと思われがちだが、Zはワイドな19インチタイヤを装着するにもかかわらず、想像以上に快適なのだ。クルージング時の静粛性も納得出来るレベルにあり、ロングドライブの快適性にも大きく貢献している。
- 積載性
-
2
- 2シーターの後方はラゲッジルーム。タイヤハウスやサスペンションの張り出しもあって深さや形状はいまひとつだが、ちょっとした旅行には使える容量は確保されている。ただ、リヤゲートの縁が高いので重くかさばる荷物の出し入れはちょっと面倒かも。
- 燃費
-
3
- 燃費はWLTCモードで9.5km/Lから10.2km/L。6速MTよりも9速ATのほうが燃費はいいが、楽しさではMTに軍配が上がる。高速6割、一般道4割でそれなりに走りも楽しんだ区間も含めた実燃費は6速MTで7.8km/L。
- 価格
-
4
- クルマの価格改定が頻繁に行われる現在、本格的な大排気量スポーツモデルでありながら539.88からの価格設定(2023年11月現在)は意外とリーズナブル。走りのアイテムと快適装備を充実させたバージョンSTでも665.72だ。ライバルのスープラRZは731.3とさらに高価。一刻も早い注文再開に期待したい。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
-
- 新車価格(税込)
-
539.9 〜 920.0
-
- 中古車本体価格
-
0.0 〜 3300.0
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。