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日産 フェアレディZ 専門家レビュー・評価一覧
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※掲載内容は執筆日時点の情報です。
-
- 瓜生洋明(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
2
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 1
2024.1.31
- 年式
- 2022年2月〜モデル
- 総評
- クルマそのものは、かつてのフェアレディZらしさと未来感が融合したデザインや熟成された走りなど、数々の魅力にあふれたモデルであると断言できる。しかし、事実上入手困難であることを考えると、自信をもってオススメできるかと言われると疑問が残る。そういった意味で、フェアレディZは「買えないクルマに価値はあるのか?」という根源的な問いを、われわれに投げかけていると言える。
- 満足している点
- ビッグサイズのガソリンエンジンを搭載した国産スポーツカーというカテゴリーで孤軍奮闘するモデルであるという点だけでも、フェアレディZが存在する意義は大きいと言えそうだ。熟成された走りと斬新なデザインの組み合わせは満足度も高く、手に入れられたならば大いに所有欲を満たしてくれることだろう。
- 不満な点
- 基本設計に大きな変更はないことから、目新しさを感じる部分は少ない。それを「味わい」ととらえるか単に「古さ」ととらえるかで評価は分かれるが、いずれにせよ先進的なものは期待しないほうがよいだろう。
- デザイン
- 厳密には「新型」とは呼べないフェアレディZだが、実際には多くのユーザーが「新型」ととらえているのは、その大きく変わったデザインにあることは言うまでもないだろう。S30やZ32が登場した当時の人間が考える「未来のフェアレディZ」とも言えるそのデザインは、どこか懐かしく、それでいて目新しさを感じるものだ。ただ、そのデザインは既存のフェアレディZファンを意識しすぎているように感じるのも事実。かつてのフェアレディZが見せてくれたような、これからのスポーツカーの姿も見てみたいと期待するのは、あまりに欲張りすぎであろうか。
-
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 2
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
2023.11.29
- 年式
- 2022年2月〜モデル
- 総評
- スポーツカーのファンにとっては魅力あふれる選択肢。このクラスでは少数派の6速MTの選択も可能で、自分なりの走りを楽しむこともできる。2024年モデルでは待望のNISMOが追加されたが、すでに長期間の納車待ちとなっている顧客に対し、まずはNISMOへの振り替えを希望する人にのみ販売するという。
- 満足している点
- 歴代Zへのオマージュを込めたロングノーズのスタイリングはクルマ好きならばひと目でZだと認識できる。価格もこれだけの高性能モデルにもかかわらず、500台から設定されているのも嬉しいところだ。
- 不満な点
- 不満点は2023年11月現在でも注文を一時停止していること。2024年モデルが発表されているだけに受注再開の期待もありそうだが、受注再開後も納車まで数年待たなくてはならないことも予想される。
- デザイン
- 伝統のロングノーズ/ショートデッキスタイルがいかにもZらしい。先代と比べると全長が120mmほど長くなっているが、1845mmの全幅と1315mmの全高、2550mmのホイールベースは変わっていない。これは先代のFR-Lプラットフォームを流用しているためで、厳密に言えばマイナーチェンジでもある。S30をモチーフとしたフロントマスクは往年のZファンには刺さりそうだが、個人的にはZ32のフロントマスクをモダンにアレンジするのもアリだと思う。
-
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 1
- 燃費
- 2
- 価格
- 2
2022.11.22
- 年式
- 2022年2月〜モデル
- 総評
- 素晴らしいです。興味のない人にとっては「どうでもいいクルマ」だと思いますが、好きな人にとっては「たまらなく好き」と思わずにはいられない存在ですね。性能は歴代Zの集大成だし、デザインもカッコいい。開発陣に感謝したい気持ちでいっぱいです。
- 満足している点
- カッコいいデザイン。405psのエンジンで歴代最強の動力性能。もしかすると日産にとって最後のハイパワーピュアエンジンのスポーツカーになるかもしれない存在。何も言うことはありません。「これが欲しい!と思える人のためのクルマ」です。
- 不満な点
- 最大の「残念」は、欲しくても買えないことですね。生産キャパに対してオーダーが殺到したことで、現在受注停止中。果たして再開する日は来るのでしょうか……。もしかすると、このまま“レアな存在”に……?
- デザイン
- 単純にカッコいいと思っています。最近のスポーツカーって過去の雰囲気を巧みに活用するのがトレンドで、たとえばアメリカでは「カマロ」や「マスタング」が大人気。するとアメリカを最大の市場とするフェアレディZも……というのは当然の流れですね。というわけで最新のフェアレディZは、フロントは初代のS30型がモチーフ、リヤは大ヒットした4世代目のZ32型からインスピレーションを受けたデザインです。「Zファンのために最高のZを作った」という開発責任者の言葉が、しっかりとカタチになっていますよね。
-
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 2
- 燃費
- 2
- 価格
- 4
2022.8.9
- 年式
- 2022年2月〜モデル
- 総評
- 本来であれば日本市場への導入はもっと早かった。コロナ禍などで延期となったわけだが、その余波で日本では購入できなくなった。筆者は受注停止前に注文できたが納期は3〜4年とも噂されるほど。注文時には「メーカー都合で注文がキャンセルされる」旨の用紙にサインした。Zは夢を与えてくれる車だから、気長に待ちたい。
- 満足している点
- まずはデザイン、次に走行性能、そして純粋な内燃機関を搭載した最後のZとなる点だ。クーペボディをまとったS30型から数えて7代目となるフェアレディZだが、歴代の生産台数は180万5,000台を数える。主な販売先であるアメリカ市場ではZ-carとして不動の人気。ターボユニットのパワフルな走りに魅了されたユーザーは多い。
- 不満な点
- スポーツカーの常であるが積載性をもう少し高めたい。デザインとのトレードオフだがラゲッジルームがあと5cm深ければスーツケースも楽に収納できた。また電子プラットフォームの問題とはいえ、衝突被害軽減ブレーキの性能が現時点では最新規制レベルに達していない。継続生産車としての猶予期間に適合させるはずだが、数少ない不満点。
- デザイン
- フェアレディZと一目で認識されるアイコン的なデザインを採用した。ヘッドライトはS30、リヤセクションはZ32と歴代のZが世に知らしめたスタイルを、たとえばLEDの灯火技術を用いて再現している。全高は1315mmと低いが、ワイドに見えるものの全幅は1845mm、全長4380mmと実はそれほど大きくない。が、その佇まいは圧巻だ。
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- 国沢 光宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
3
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 1
- 燃費
- 2
- 価格
- 3
古さは気になるが、フェアレディZにしかない魅力も多いスポーツカー
2021.5.27
- 年式
- 2008年12月〜モデル
- 総評
- 気になる点は次期モデルでほとんどが改善され、次期モデルはカーボンニュートラルの時代まで楽しめるスポーツカーとなるだろう。しかし大排気量NAエンジンの搭載など、現行フェアレディZだけの魅力も多いので、好きでたまらない人は早めに自分のものにすることを勧める。
- 満足している点
- スポーツカーは趣味のクルマなので、フェアレディZが全体的に古典的なモデルというところは好きな人にはたまらない魅力に感じるだろう。また長年造られているクルマの割には路上であまり見ないので、特に派手なボディカラーだと目立つという点も見逃せない。
- 不満な点
- Good点との矛盾を承知で書くと、スポーツカーらしいとは言いにくいエンジンや自動ブレーキや運転支援システムがまったく装備されない点など、全体的にとにかく古さが目立ち、好きでたまらないという人にしか勧められないのも事実だ。
- デザイン
- ロングノーズショートデッキという古典的なスポーツカーらしさを持つのに加え、リアフェンダーの張り出しなども実に美しく、「好きな人はたまらなく好き」というスポーツカーに求めたい個性を備えたデザインとなっている。
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