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フォルクスワーゲン ゴルフ R 「ファミリーカーのふりをしたスポーツカー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 2
ファミリーカーのふりをしたスポーツカー
2023.6.22
- 年式
- 2022年10月〜モデル
- 総評
- 見た目、そして(DCC装着車で)コンフォートモード時の乗り心地の優しさも尖った印象はないのですが、本気で走ったらバリバリの武闘派というギャップが面白いですね。普通に乗れば実用的で快適なファミリーカーなので、家族を丸め込んで買える本格スポーツモデルということにものすごい価値を感じます。
- 満足している点
- ハイレベルな走行性能。いっぽうで快適性や実用性も高いから、日常生活のパートナーとして全く不満がないこと。
- 不満な点
- 価格が気持ち高いかな……というくらいです。そうそう、「速さとか走りの楽しさなんてまったく興味がない」というのなら、このクルマを選ぶ理由はまったくないと思いますよ。
- デザイン
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4
- 昨今のRはV6エンジンを積んでいた「R32」のように、いかにもな戦闘的デザインで過激な性能を誇示するのではなく、さりげなくスポーティ程度で街に溶け込む雰囲気。それはそれで好みが分かれるかもしれませんが、大人も乗りやすいし、ファミリーカーとして使うにはそのほうがいいかもしれませんね。
- 走行性能
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5
- これで不満がある人っているのでしょうか? エンジンは320psで、つまりは先代の「シビックType R」と同じレベル。0-100km/h加速なんてわずか4.7秒ですよ。4WDと後輪のトルクベクタリングを組み合わせ、旋回性能だってバリバリのスポーツカーレベルです。
- 乗り心地
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5
- オプション装備の「DCC」を装着した車両しか乗ったことがないので電子制御サスペンション装着車の印象となりますが、信じられないくらい良好な乗り心地です。走行モードを「コンフォート」にした時の乗り味は、冗談抜きでコンフォートセダンかと思うくらいソフトで上質。それだけだと「ゴルフR」としては物足りないのですが、そこは心配ご無用。走行モードを切り替えていくとどんどん締まり、「RACE」にするとスポーツモデルらしいソリッドな乗り心地になります。間違いないのは「コンフォート」にしておけば、同乗者から乗り心地に関するクレームは出ないだろうってこと。
- 積載性
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3
- 一般的なCセグメントハッチバックと変わらず。サーキットをガンガン走れる(そして速い!)高性能車なのに、日常的な利便性をしっかり備えているのが魅力ですね。
- 燃費
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3
- カタログ燃費(WLTCモード燃費)は12.3km/L。320psのエンジンだと考えれば十分な領域ではないでしょうかね。昨今のドイツ車は一昔前にくらべて燃費水準が上がっていて、高速道路をゆっくり巡行すれば15km/Lも見えてくるし、郊外路なら12km/Lを超える印象。
- 価格
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2
- 600台後半。ゴルフは装備水準を合わせると日本向けは本国仕様よりも安いくらいの値付けですが、さすがに「R」となればそれなりの金額ですね。シビックType Rが約500、ゴルフと同じく欧州生まれのルノー「メガーヌR.S.」がアンダー600と考えると高く感じなくはないのはここだけの話。でも、完成度が高いから乗れば納得なのですが。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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691.2 〜 792.8
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- 中古車本体価格
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20.0 〜 838.0
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