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『8年間乗ったR35 GT-Rについての振り返りレビュー』 日産 GT-R 2007年モデル 西川善司さんのレビュー・評価
GT-Rの新車
新車価格: 1444〜2915 万円 2007年12月1日発売
中古車価格: 599〜6356 万円 (316物件) GT-R 2007年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > 日産 > GT-R 2007年モデル > GT-R Black edition
プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む
2021年5月19日 23:34 [1455534-1]
満足度 | 5 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
筆者は、2012年に2012年モデルを購入し、これを売却して2013年には2013年モデルのR35 GT-Rへと乗り換え、約8年間、R35を所有してきた
しかし、ウワサの最終モデルの登場に備えてこの春、売却を決意
ちなみに、2012年モデル、2013年モデルのGT-Rとのカーライフを綴った連載はCarWatchで展開していたので興味のある方は参照頂きたい
■西川善司の「NISSAN GT-R」ライフリンク集
https://car.watch.impress.co.jp/backno/longreview/index_c306s1489.html
ということで、このR35 GT-Rを8年間の間所有していて感じたことを綴っておこうと思う
■外装、外観、見た目
外観は、一般的なスポーツカーと比べるとあまり美しい部類とはいえない。
フロントの見た目はカピバラのようだ。ただ、迫力はある。
迫力といえば、後ろ姿の存在感は凄まじいものがある。
今でも、個人的には、過去10年間所有していたRX-7(FD3S)の方が美しいと感じている。
リアフェンダーがけっこうマッチョな感じなので狭いところの駐車は気を使う。
意外とリアのフェンダーが外に突き出ているのだ。
■タイヤ
タイヤの減りは早かった。
普通の街乗りや高速を飛ばす程度の走り方で純正のダンロップタイヤは2万kmはもたない。
1万5000kmも走ればタイヤ交換を意識する必要がでてくる。
タイヤ交換はディーラーで交換するとだいぶ掛かるので、ディーラー外のオンラインストアで購入してタイヤフィッターなどに持ち込んで交換していた。
ディーラーで交換するよりも20万円近く節約になる。
ランフラットにこだわらなければGT-Rサイズが設定されたブリヂストンのPOTENZA RE-71RSあたりでもよい気がしている。
■内装、電装系
筆者は2012年モデルはPure Edition、2013年モデルはBlack Editionを購入したが、内装の満足度は後者の方が高かった。
といっても、シート、ステアリング、シフトノブ、ドアトリムなどで、逆それ以外には大きな違いがないともいえる。見映えのリッチさを目指すならばファッショナブルインテリアのオプションを選択すべき。
エアコンはよく効いた。
助手席と運転席で効き方を変えられるのも便利だった。
カーナビは最近の車にしては珍しく、CD/DVDの再生に対応しているのが面白かった。
CDは一度再生すればハードディスクに録音されるミュージックサーバー機能に対応。
これは重宝した。
道案内精度は"並み"
サーバーからネット経由でリアルタイム渋滞情報を取得するCARWINGSシステムはBluetoothのDUNアプリを使うことでスマホから取得ができて便利だった。このあたりのノウハウは上の連載でまとめている。今のオススメアプリはCobaltblue3だ
■乗り心地、ドライバビリティ
街乗りの速度帯では乗り心地は硬い
サスペンションのコンフォートモードの選択は必須
ただし、スピードを上げていくと途端に落ち着いた乗り心地になる
スタビリティは素晴らしい
ハイスピードでのコーナリング中に(ステアリングを切っている途中に)、突然前に割り込まれて全力ブレーキングをやむなく行ったときも、走行ラインを見出すことなく減速ができたこともあった。無事だったのは、電制が介入したからだが、その精度は高かったと感じる(笑)
とにかく、電制をオンにしておけば、サーキットも高速道路も、常識の範囲で走っている分には危ない目には遭わない
後方視界は一般車と比べれば悪いが、いわゆるスポーツカージャンルの車としては普通か、並以上
■後席の使い勝手
意外と座面が広いので、荷物置き場としては必要十分
人間が座る場合はどうか
子供ならば問題なし
運転手の後でも特に問題なし
成人男性は、頭頂部が後ろの窓ガラスに当たるので首をもたげる必要があり
伸長が160cm以下の女性であればギリギリ座れる感じ
R35 GT-Rにて、大人4人(男2女2)で温泉旅行に行ったことがあるので、大人四人が乗れないことはないと言っておこう
■トランクの広さ
トランクは意外と広くそれで深い
二人での旅行と言うことであれば、後席も利用するとすれば、結構な長期旅にも対応できると思う
ただし、トランク内の照明は暗い
高輝度なLEDに交換しても中央部分しか明るくならない点には注意
ミニLED懐中電灯は社内のどこかに常備しておくべき
■駐車のしやすさ
納車直後は、後退での駐車、合流時の後方確認でちょっと戸惑った
というのもドアミラーの視界が狭いのだ
これは、ワイドミラーに交換することで対策した
これも上の連載で取り上げているので参考にされたし
スポーツカーで、注意しがちなのは車止めブロックがリアディフューザーなどにぶつかってしまう事象だが、これは意外と大丈夫。後部の最低地上高は12cm近くあり、一般的な車ブロックであればギリギリ干渉しない。注意をするに越したことはないが(笑)
■燃費、維持費、車検費用、保険費用
一般道の街乗りだ7km/L〜8km/L程度
高速道路の100km/h±αの速度での巡航で10km/Lといったところ
ガソリンタンクは76Lもあるので満タン時には相当にガソリンが入る
満タンで大体400km〜500kmは走れる
任意保険はいわゆるネットタイプの保険であれば、年間で10万円前後といったところ
なお、筆者は「おとなの自動車保険」を選択していた
ネット保険では車両保険の最大保証金額は、保険会社にもよるが、800万円から1000万円前後までなので、1000万円超えの上位モデルの場合は、新車価格の満額をカバー出来ない点に留意したい
車検や定期点検はディーラーでやる必要はなし
筆者は最寄りのオートバックスで行っていた
総費用で10万円未満で済む
以前は、R35 GT-Rのオイル交換は断られていたのだが、今は、スーパーオートバックスであれば対応してくれる。オートバックスのカードメンバーだとオイル交換費用は無料となるのだが、なんと、R35 GT-Rのあの取り外しが面倒なカーボンアンダーカバーを取り外すのも別料金なしの交換工賃無料で対応してくれる。なので近年のオイル交換はもっぱらオートバックスで行っていた(笑)
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2013年7月
- 購入地域
- 埼玉県
- 新車価格
- 963万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった44人
「GT-R 2007年モデル」の新着レビュー
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GT-Rの中古車 (316物件)
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- 支払総額
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- 車両価格
- 1330.0万円
- 諸費用
- 17.1万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
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- 諸費用
- 25.2万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
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- 789.0万円
- 諸費用
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