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『ムーヴとタントの隙間に投入された女性向けモデル』 ダイハツ ムーヴ キャンバス 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価
ムーヴ キャンバス 2016年モデル
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ムーヴ キャンバスの新車
新車価格: 118〜175 万円 2016年9月7日発売〜2022年7月販売終了
中古車価格: 39〜222 万円 (2,670物件) ムーヴ キャンバス 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ダイハツ > ムーヴ キャンバス 2016年モデル > G メイクアップ SA II
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2017年1月25日 00:41 [997977-1]
満足度 | 3 |
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エクステリア | 4 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
ムーヴから派生したモデルというべきか、ムーヴキャンバスが登場した。軽自動車の世界では、アルトやミラなどのセダン系がベースにあり、ムーヴやワゴンRなどのハイト系があり、さらにタントやN-BOXなどの超ハイト系があるという形でモデルが展開されてきたが、ハイト系と超ハイト系の中間に位置するモデルとして登場したのがムーヴキャンバスである。
ムーヴキャンバスには、ダイハツ工業がお台場地区で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはG“メイクアップSA?”(2WD)だ。
パッケージング的にはここにもまだ隙間があったのか、そんな風に思わせるクルマであり、マーケティング的には20代後半から30代前半の未婚女性が母親と一緒に使うようなクルマをイメージして開発されたという。
デザインは女性ユーザーを狙って可愛らしさを表現したもので、角が取れて丸みを帯びたボディは見るからに女性向き。モノトーンにボディカラーが9色用意されているが、そのうちパールホワイトを除く8色に設定されるストライプと呼ぶツートーンカラーのボディがこのクルマに似合っている。
インテリアもインパネ回りに明るい配色がほどこされ、これまた可愛らしさを表現したものになっている。
日焼けを防ぎ、じりじり感を和らげるスーパーUV&IRカットガラスは、女性にとって必須の装備ともいえるもの。上級グレードに標準装備されている。
女性ユーザーにフォーカスを絞って開発されたクルマなので、自然吸気エンジンの搭載車のみの設定で、ターボ仕様エンジンは搭載されていない。でもムーヴキャンバスに対しては若い男性ユーザーからも“いいね”の声が上がっているからクルマ作りは一筋縄ではいかないものがある。
自然吸気エンジンの実力は38kW/60N・mで、ほかのダイハツの軽自動車に搭載されるのと同じもの。高速道路を使う機会が多いようなユーザーには向かないが、市街地を中心にタウンユース用のクルマとして考えたら必要にして十分な実力と考えていいだろう。
元気良く走らせようとしてアクセルを踏み込めばエンジン音も高まるが、穏やかな市街地走行を心がけるなら動力性能や騒音に不満を感じることはない。これで良いよね、そんな感じの実力なのだ。
CVTによる滑らかな変速もこのクルマの性格に合ったもので、これまた何の不満も感じることなく乗れるクルマになる。
足回りも悪くない。ムーヴに比べたら全高がやや高いので、その分だけ操縦安定性に影響しているわけだが、ベースとなるムーヴのシャシー性能が軽自動車として高いレベルにあるので、安定性に不満を感じない。
軽自動車で良く売れているタントなどの超ハイト系は、全高が高過ぎるためにコーナーでの車体の傾きも大きくなるが、ムーヴキャンバスの走りはムーヴと同じくらいに安定したものになっている。
基本プラットホームはムーヴ系というよりもタント系に近いもののようだが、ムーヴの名前が入っていることからも分かるように、シャシーにはムーヴに採用された技術も盛り込まれ、それが安定性につながっている。
両側スライドドアによる使い勝手の良さもひとつのポイントだ。最近はミニバンや超ハイト系のモデルなどでスライドドアが当たり前になりつつある。それも電動スライド式が当然といった雰囲気だ。ムーヴキャンバスはそれを備える点がムーヴとの決定的な違いで、ここに存在意義があるといっても良い。
さらに後席のドアを開けると足元に“置きラクボックス”なるものが用意されていて、ケースモードにすれば使用頻度は低いがクルマに載せておきたいちょっとした小物類の収納に使える。またバスケットモードにすれば床に置きたくないが、シート上に置いたのでは転がってしまう可能性のある食品などが置ける。なかなかのアイデアといっていい。
安全装備は、赤外線レーザーとモノカメラを組み合わせたスマアシ?が採用されている。これもまずまずの仕様ながら、ムーヴキャンバスが発売された直後に、タントにステレオカメラを使ったスマアシ?が搭載されたので、できればこちらを搭載して欲しかった。人間を見分けてブレーキをかける点でスマアシ?のほうが優れているからだ。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった39人
「ムーヴ キャンバス 2016年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
ターボモデルがほしいですね。 | 3 | 2024年4月20日 19:04 |
見た目だけなら新型よりこちらかな | 4 | 2024年1月28日 18:49 |
この先もずっと飽きのこないデザイン | 5 | 2023年4月7日 11:09 |
男性が運転したり後ろに人が乗る場合は買わないほうがいい | 2 | 2022年9月21日 08:12 |
割とクールで良いんじゃない? | 4 | 2022年2月6日 20:56 |
見た目とマッチする乗り味 | 4 | 2021年3月20日 03:09 |
買い物、通勤の相棒 | 3 | 2021年3月6日 15:32 |
妻に押し切られ購入しました | 2 | 2021年1月12日 10:50 |
約3年使用してみて | 5 | 2021年1月6日 12:57 |
見た目全振りだが、実用性は良い | 4 | 2020年11月4日 21:29 |
ムーヴキャンバスの中古車 (全2モデル/4,745物件)
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- 支払総額
- 191.9万円
- 車両価格
- 178.8万円
- 諸費用
- 13.1万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 0.6万km
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- 支払総額
- 140.4万円
- 車両価格
- 132.0万円
- 諸費用
- 8.4万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 2.5万km
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- 支払総額
- 132.5万円
- 車両価格
- 125.0万円
- 諸費用
- 7.5万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 3.0万km
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