Kakaku |
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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン 車体のデザイン及び機能性 | 4.00 | 4.45 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 5.00 | 4.19 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 4.00 | 4.25 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 5.00 | 3.97 | -位 |
取り回し 取り回しやすさ | 4.00 | 4.17 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 4.00 | 4.14 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 無評価 | 4.02 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
よく投稿するカテゴリ
2014年1月25日 19:52 [677883-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 4 |
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エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
取り回し | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 無評価 |
大型のカウルですが、エンジン回りは意外とスリム |
テール部分も張り出しは少なくスリムな印象 |
メーター中央部に液晶インジケーターとブーストメーター |
バイク便で自分なりに乗れていたと思っていた1987年ごろ、バイク便の友人が手放すと聞きつけてお友達価格でXJ650ターボを購入しました。
当時BMW K100LTと並行して乗っていましたが、ターボというメカに興味を抱き、その面白さを味わった機種となりました。
【デザイン】
XJ750Dへと通じる大型で防風性の高いカウル。どちらかというと大人しいツーリングマシンのデザインです。自動車的なメーターは中央部に液晶表示やブーストメーター。ハンドルも高い位置にセットされて乗車姿勢もアップライトなものです。
同じようなタイプとしてはホンダのCB750Fインテグラがありますが、これよりも少しコンパクトでかつ、ややエッジが強調されたシャープなデザインです。
【エンジン性能】
ターボ車ということなので、じゃじゃ馬的な性格なのかと思っていましたが、普段使いでは非常におとなしいエンジンです。650ccでターボが効いていないときは、車重が重いためか案外まったりとした出足です。ただ、遅いということではなく「あれ、ターボという割には?」というレベルで、ツーリングなどの巡行で非常に扱いやすいエンジンでした。
逆に大きくスロットルをひねると、エキゾーストノートがNAエンジンとは明らかに異なる加速度的な増加を示し、この時メーター中央部のブーストメーターの針が右へと振れ、これに呼応するかのように後輪へ伝わるトルクが急激に増大して車体が突き進むのが実感できます。
非常に面白い性格で、右手の捻り具合の大きさでトルクの太り方が変わってくるし、それが操作よりやや遅れて反応するという面もスリリングに感じさせない範囲でトリッキーでした。
基本的なエンジンの性格はシュルシュル回るXJ系統の空冷エンジンでしたが、二本出しに見せかけた集合マフラーの排気音がスポーティに思いました。
【走行性能】
見た目どおり、あくまでツアラーとしての性格が持たされていました。ただし、見た目よりも軽い操縦感で「通常走行では」非常に素直です。CB750Fに比べても、車体のかっちり感はこちらの方が上だったと記憶しています。
ただ、たとえばコーナーを回って出口でアクセルを当てた時、ターボの過給圧が高まりトルクが増大した時は、さすがにタイヤも耐え切れずに半径が大きくなる傾向があり、それを見越して内回り的に回りながら出口でターボを効かせて豪快に脱出する、なんてやりだすとこのバイクの方向性と隔離してしまうような気がします。
【乗り心地】
ツアラーとしての長時間乗車に耐えられる比較的柔らかい乗り心地でした。シートがスリムで分厚く、座り心地も良かった。やはりここでも軸足がツアラーに立っていると思いました。
【取り回し】
見た目よりも軽くて良好だったと思います。風防部分は大きなものですが、エンジン回りはフルカウルとはいえスリムに仕上げられていましたし、テール周りも左右の広がりが少なくてスリムでした。
【燃費】
ターボ車だからと言って、その感触を味わうような乗り方だと非常に悪くなりました。13km/Lあたり。でもそれを我慢してターボを効かせないように走れば22km/Lまで伸びて航続距離も長いと思いました。でもそれだとこのバイクでなければいけない要素もなくなってしまいますね。
【価格】
当時バイク便の同僚からお友達価格で(確か35万円程度)譲っていただきました。あまりにタマ数が少なくてどれくらいの価格なのかわからず無評価としました。
【総評】
確かこのバイクは1982年あたりに売られていました。私はこの年式のバイクとしてはHONDA CB750FインテグラやCBX1000といったホンダのバイクに乗っていましたが、これに比べると軽い車体、基本的には素直で反応が良いハンドリングでライダーに近いバイクだったと思います。その基本性能の上でターボが付くと、悪化する燃費(=航続距離)と悪天候時にはやや足かせになりかねないターボの効果で、ツアラーのバイクとしては性格が中途半端になってしまったように感じました。
このバイクにターボを装着し、そのまとめ方に苦労しただろうなということは乗ればよくわかります。ネガティブな部分を削れば削るほど消化しきれていないような感じも受け、ただ「このバイク、ターボだぜ」としか価値が見いだせないような気もします。
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