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『良いクルマですが、もう積極的に選ぶ理由はなくなりました。』 フォルクスワーゲン ゴルフ 2021年モデル 10年寝たろうさんのレビュー・評価
ゴルフの新車
新車価格: 341〜792 万円 2021年6月15日発売
中古車価格: 217〜817 万円 (297物件) ゴルフ 2021年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ゴルフ 2021年モデル > eTSI Active
2024年4月15日 12:52 [1464839-3]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 2 |
2024.4追記
ゴルフは先代のゴルフ7も最近見かけませんし、新しいゴルフ8も3年経過しましたがそれほど見かけないですね。それはすっかり高価格設定になった現行308も同じように売れない様子で、ハッチバックとかステーションワゴンという車型がそもそもSUVに押されている気がしますね。
このクルマは2019年に本国で発売されたモデルで今年で6年目となります。コルフ8は2028年と言われているのでまだ先かもしれませんが、ここのでのモデルチェンジサイクルからすると、そろそろゴルフ9かもしれないのでそのあたりにも注意が必要かもしれません。
新型ゴルフが2年遅れてやってきました。
ゴルフ7のレビューで書いた予想が当たり、ゴルフと互角に戦えるカローラが登場しました。
では、まさに好敵手といえる、カローラスポーツと比べてみましょう。
【エクステリア】
新しいティグアンと類似したフロントマスクは地味で目新しい感じはありません。
そういう意味では、ゴルフは目立たないという立ち位置を変えない事で、ユーザーの期待に応えているのでしょう。
外観については、好みなので比較は避けますが、個人的には現行カローラスポーツの方がクールで好みですね。
ただ、ドアの開閉感は相変わらずゴルフは質感高くて明らかにカローラスポーツより優位です。勿論カローラも改善されていますが。
【インテリア】
タッチパネルで他社に追随してきましたが、エアコンの温度調節までタッチパネルにするのは、どうかと感じますね。やはり、カローラのように普通にエアコンの温度調節はダイヤルで操作したいですね。
しかし、いままでのごちゃごちゃの室内はシンプルで、そこそこの質感を持つ空間に進化したことはプラスポイントです。
あとは消えたシフトレバー。シフトバイワイアとなり、完全に電子制御化されるは時代の流れですね。カローラはその点では旧来通りのゴルフ7のようにシフトレバーがあります。
室内空間は大人の男性4人が普通に乗れる空間を確保しています。室内空間はゴルフが後席の頭上、足元空間ともに優位です。
トランクは幅の広い部分を考慮にいれてもトノボード下では約320Lです。クラス並か、狭い方でしょうか?このあたりは、VWの場合カタログ値とは大きく違う場合も多いので注意が必要です。
カローラの方は、弱点としてトランクルームがさらにタイトでスクエアな形状をしていない点が問題です。カローラの方がトランクルームの使い勝手は劣ります。
【エンジン性能】
2000回転でやっと200Nというエンジンは、62Nのトルクを出すモーターに助けられ、これまでのモーターなしのアウディQ2あたりと比べても発進は軽やかになりました。スペックを見ないと1310kgもあるとは感じませんでした。ただし、1Lは踏み込んでもエンジン音の高まりだけで、5〜6千回転まで回しても、速度はついてきません。少しでもパワーが欲しいという方は1.5Lの方が後悔が無さそうです。
カローラは1200のターボか、1800のハイブリッドからの選択ですが、1200のターボだと出足でゴルフ優位ですが、ハイブリッドだと立ち上がりからカローラのストロングハイブリッドらしい強力モーターで差をつけられてしまいます。ハイブリッド同士での比較では圧倒的にカローラ優位です。
【走行性能】
1Lは前後バランスも良く、パワーは全くありませんが、使い切る楽しさと、日本の低い走行速度域では、適切な性能とも言えるかもしれませんが、運転を愉しむクルマではない感じです。
カローラもCVTなので走りは良いのに運転の楽しさはイマイチです。
両者とも、良いプラットフォームの上に構成されるので、走行性能のレベルは高く、安定して山坂でペースを上げても楽しめそうな感じです。
【乗り心地】
悪くはありませんが、マンホールの蓋などを踏んだ時の揺すられる感触がややイマイチな感じがしました。これだとカローラの方が良いと感じました。
【燃費】
試乗で燃費を考慮して走って約15km/L程度でした。期待していたほどではありませんが、乗り方次第では伸びそうですね。カローラのハイブリッドは燃費性能が高く、ゴルフは燃費での優位性はありません。
【価格】
1Lで400万とはいくらなんでも高すぎるとしかいえません。
カローラハイブリッドは300万円前後、価格ではもはやカローラに勝ち目はありません。
【総評】
変わらない安心感というのがゴルフのテーマだと感じているので、変わらないことはゴルフの価値かと感じます。カローラは常に時代に合わせて変化しています。
まず残念なのはベースグレードでのパワー不足感です。街乗りでは十分ですが、軽自動車ではないので、当然のこととして高速道路を使った中〜長距離の移動を考慮しないわけにはいかず、となると最近では120km/h区間も出てきた日本の高速事情でこれから数年以上使うクルマとしてはどうかと感じますね。この程度の動力性能では120km/h時代の高速では力不足です。
カローラの方は1800のエンジンは一見非力ですが、必要な時は強力モーターがアシストしてくれるので高速でも困ることはないでしょう。
現行カローラ登場前に、ゴルフ7のレビューにまもなく、ゴルフと互角に渡り合えるカローラの出現を予測しましたが、まさに互角に戦えるカローラが登場していて、この地味なクルマを好む層をしっかりと掴みつつありますね。
カローラスポーツに対して、優位なのはDCTでシフトが楽しめることと、トランクルームの形状程度でしょうか。カローラの優位性は燃費性能とコストパフォーマンスが一番大きく、他の部分はほぼ互角となりました。
地味なクルマ選びなら、安全性も同等で故障せず安価なカローラの時代ですね。
良いクルマですが、せめて価格が同等でないと、もう積極的に選ぶ理由はなくなりました。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった68人(再レビュー後:5人)
2021年8月3日 12:58 [1464839-2]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 2 |
新型ゴルフが2年遅れてやってきました。
ゴルフ7のレビューで書いた予想が当たり、ゴルフと互角に戦えるカローラが登場しました。
では、まさに好敵手といえる、カローラスポーツと比べてみましょう。
【エクステリア】
新しいティグアンと類似したフロントマスクは地味で目新しい感じはありません。
そういう意味では、ゴルフは目立たないという立ち位置を変えない事で、ユーザーの期待に応えているのでしょう。
外観については、好みなので比較は避けますが、個人的には現行カローラスポーツの方がクールで好みですね。
ただ、ドアの開閉感は相変わらずゴルフは質感高くて明らかにカローラスポーツより優位です。勿論カローラも改善されていますが。
【インテリア】
タッチパネルで他社に追随してきましたが、エアコンの温度調節までタッチパネルにするのは、どうかと感じますね。やはり、カローラのように普通にエアコンの温度調節はダイヤルで操作したいですね。
しかし、いままでのごちゃごちゃの室内はシンプルで、そこそこの質感を持つ空間に進化したことはプラスポイントです。
あとは消えたシフトレバー。シフトバイワイアとなり、完全に電子制御化されるは時代の流れですね。カローラはその点では旧来通りのゴルフ7のようにシフトレバーがあります。
室内空間は大人の男性4人が普通に乗れる空間を確保しています。室内空間はゴルフが後席の頭上、足元空間ともに優位です。
トランクは幅の広い部分を考慮にいれてもトノボード下では約320Lです。クラス並か、狭い方でしょうか?このあたりは、VWの場合カタログ値とは大きく違う場合も多いので注意が必要です。
カローラの方は、弱点としてトランクルームがさらにタイトでスクエアな形状をしていない点が問題です。カローラの方がトランクルームの使い勝手は劣ります。
【エンジン性能】
2000回転でやっと200Nというエンジンは、62Nのトルクを出すモーターに助けられ、これまでのモーターなしのアウディQ2あたりと比べても発進は軽やかになりました。スペックを見ないと1310kgもあるとは感じませんでした。ただし、1Lは踏み込んでもエンジン音の高まりだけで、5〜6千回転まで回しても、速度はついてきません。少しでもパワーが欲しいという方は1.5Lの方が後悔が無さそうです。
カローラは1200のターボか、1800のハイブリッドからの選択ですが、1200のターボだと出足でゴルフ優位ですが、ハイブリッドだと立ち上がりからカローラのストロングハイブリッドらしい強力モーターで差をつけられてしまいます。ハイブリッド同士での比較では圧倒的にカローラ優位です。
【走行性能】
1Lは前後バランスも良く、パワーは全くありませんが、使い切る楽しさと、日本の低い走行速度域では、適切な性能とも言えるかもしれませんが、運転を愉しむクルマではない感じです。
カローラもCVTなので走りは良いのに運転の楽しさはイマイチです。
両者とも、良いプラットフォームの上に構成されるので、走行性能のレベルは高く、安定して山坂でペースを上げても楽しめそうな感じです。
【乗り心地】
悪くはありませんが、マンホールの蓋などを踏んだ時の揺すられる感触がややイマイチな感じがしました。これだとカローラの方が良いと感じました。
【燃費】
試乗で燃費を考慮して走って約15km/L程度でした。期待していたほどではありませんが、乗り方次第では伸びそうですね。カローラのハイブリッドは燃費性能が高く、ゴルフは燃費での優位性はありません。
【価格】
1Lで400万とはいくらなんでも高すぎるとしかいえません。
カローラハイブリッドは300万円前後、価格ではもはやカローラに勝ち目はありません。
【総評】
変わらない安心感というのがゴルフのテーマだと感じているので、変わらないことはゴルフの価値かと感じます。カローラは常に時代に合わせて変化しています。
まず残念なのはベースグレードでのパワー不足感です。街乗りでは十分ですが、軽自動車ではないので、当然のこととして高速道路を使った中〜長距離の移動を考慮しないわけにはいかず、となると最近では120km/h区間も出てきた日本の高速事情でこれから数年以上使うクルマとしてはどうかと感じますね。この程度の動力性能では120km/h時代の高速では力不足です。
カローラの方は1800のエンジンは一見非力ですが、必要な時は強力モーターがアシストしてくれるので高速でも困ることはないでしょう。
現行カローラ登場前に、ゴルフ7のレビューにまもなく、ゴルフと互角に渡り合えるカローラの出現を予測しましたが、まさに互角に戦えるカローラが登場していて、この地味なクルマを好む層をしっかりと掴みつつありますね。
カローラスポーツに対して、優位なのはDCTでシフトが楽しめることと、トランクルームの形状程度でしょうか。カローラの優位性は燃費性能とコストパフォーマンスが一番大きく、他の部分はほぼ互角となりました。
地味なクルマ選びなら、安全性も同等で故障せず安価なカローラの時代ですね。
良いクルマですが、せめて価格が同等でないと、もう積極的に選ぶ理由はなくなりました。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった54人
2021年6月21日 23:43 [1464839-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 2 |
新型ゴルフが2年遅れてやってきました。
まもなく新型が来年に控えるとはいえ、好敵手のモデル末期の現行プジョー308と比較してみます。
【エクステリア】
新しいティグアンと類似したフロントマスクは地味で目新しい感じはありません。
そういう意味では、ゴルフは目立たないという立ち位置を変えない事で、ユーザーの期待に応えているのでしょう。
外観については、好みなので比較は避けますが、個人的には現行308の方が好みですね。
ただ、ドアの開閉感は相変わらずゴルフは質感高くて明らかにプジョー308より優位です。
【インテリア】
タッチパネルで他社に追随してきましたが、プジョー308の問題点のひとつである、エアコンの温度調節までタッチパネルにするのは、どうかと感じますね。しかし、いままでのごちゃごちゃの室内はシンプルで、そこそこの質感を持つ空間に進化したことはプラスポイントです。
あとは消えたシフトレバー。シフトバイワイアとなり、完全に電子制御化されるは時代の流れですね。プジョー308のようにシフトレバー風のものもほしいですが、虚飾を排すという点では正解なのでしょう。ちなみに次期プジョー308もシフトレバーは消滅しました。
室内空間は大人の男性4人が普通に乗れる空間を確保しています。室内空間はゴルフが後席の頭上、足元空間ともに優位です。
トランクは幅の広い部分を考慮にいれてもトノボード下では約320Lです。クラス並か、狭い方でしょうか?このあたりは、VWの場合カタログ値とは大きく違う場合も多いので注意が必要です。
トランクは旧型7もそうでしたが、プジョー308の方がトランクの実用量は広いです。
【エンジン性能】
2000回転でやっと200Nというエンジンは、62Nのトルクを出すモーターに助けられ、これまでのモーターなしのアウディQ2あたりと比べても発進は軽やかになりました。スペックを見ないと1310kgもあるとは感じませんでした。ただし、1Lは踏み込んでもエンジン音の高まりだけで、5〜6千回転まで回しても、速度はついてきません。少しでもパワーが欲しいという方は1.5Lの方が後悔が無さそうです。
プジョー308はガソリン1.2Lでも十分なパワーで、上位の1.5Lディーゼルはガソリン車に近い音とパワーの私の知るディーゼルエンジンでは最も優秀なもので、エンジンはプジョー優位です。
【走行性能】
1Lは前後バランスも良く、パワーは全くありませんが、使い切る楽しさと、日本の低い走行速度域では、適切な性能とも言えるかもしれませんが、走らせて楽しいのはプジョー308の方ですね。
しかも現行プジョー308は全域で高性能かつ燃費も優秀な最新のアイシン8ATで相変わらずのゴルフの7DSGを性能と信頼性の両面で凌ぎます。DSGがトルコンATに比べて優秀だったのはもう過去の話です。いまやシフトフィールはもちろん優位ですが、燃費性能ですら引けをとりません。
ただし、ADASはプジョー308の場合、車線維持機能がなく、停止でクルーズコントロールがリセットされてしまうので、ゴルフ8と同等になるのは新型を待つ必要があります。
【乗り心地】
悪くはありませんが、マンホールの蓋などを踏んだ時の揺すられる感触がややイマイチな感じがしました。
【燃費】
試乗で燃費を考慮して走って約15km/L程度でした。期待していたほどではありませんが、乗り方次第では伸びそうですね。
【価格】
1Lで400万とはいくらなんでも高すぎるとしかいえません。
プジョー308は国産と比べても遜色ない価格設定です。
【総評】
変わらない安心感というのがゴルフのテーマだと感じているので、変わらないことはゴルフの価値かと感じます。プジョーは308になって二代目ですが、次の三代目も初代も見た目のイメージは時代に合わせて変化しています。これは何に価値を求めるかですね。
残念なのはベースグレードでのパワー不足感です。街乗りでは十分ですが、軽自動車ではないので、当然のこととして高速道路を使った中〜長距離の移動を考慮しないわけにはいかず、となると最近では120km/h区間も出てきた日本の高速事情でこれから数年以上使うクルマとしてはどうかと感じますね。この程度の動力性能では120km/h時代の高速では力不足です。
また高速でなくと、一般道で先行車に追い付いた場合に全開しても安全に追い越しできるゆとりを全く感じないのも問題点です。この感覚は最近だと、ヴェゼルのハイブリッド車あたりとも近い感覚ですね。
対するプジョーはベースの1.2lでもゴルフ7後期の1-2lエンジンとは異なり、最低限の追い越し能力も
持ち、スペックに大差はありませんが、高速から一般道の追い越しまで、最低限の能力はガソリンモデルでもありますし、ディーゼルモデルならゆとりも感じます。
プジョー308の場合、欧州カーオブザイヤーを獲った基本性能の優秀さは、欧州カーオブザイヤーを逃したゴルフ8と比べても50万は安い価格設定を無視しても、これから選ぶのは十分にアリと感じました。
所詮ゴルフはゴルフであり、ベースモデルは悪くはないですが、これで総額400は高く、この内容ならプジョー308と比べても総額350万くらいでないと選べないなと感じましたね。
なお、★の評価は価格を考慮したものです。ベースグレードの1Lが総額400万では個人的には到底おススメはできません。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった9人
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- 車両価格
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- 諸費用
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- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 2.6万km
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- 支払総額
- 342.3万円
- 車両価格
- 327.0万円
- 諸費用
- 15.3万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 1.9万km
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