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- 伝統的クラウンは健在
トヨタ クラウン(セダン) 「伝統的クラウンは健在」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 塩見 智(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 4
伝統的クラウンは健在
2024.2.4
- 年式
- 2023年11月〜モデル
- 総評
- セダンの需要がなくなったわけではなく、魅力的なセダンがなくなっただけだったことを、新型クラウンセダンが証明した。威風堂々とした存在感と良好な乗り心地をもたらす伝統的なトヨタの旗艦モデル。
- 満足している点
- 100%電動駆動がもたらす静かでスムーズで力強い走行フィールは、クラウンセダンにこれ以上ないほどフィットする。
- 不満な点
- 強いて言えば、100%電動車を選びたい場合、燃料電池しかないという点か。自宅で充電できる環境の人であれば一般的なBEVのほうが使い勝手はよいだろう。
- デザイン
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5
- 古い表現を使うならば“2.5ボックス”セダン。リアに独立したトランクを持つが、一見ハッチバックのようにも見える。5m超えの全長による堂々とした存在感が◯。フロントマスクの造形によってクラウンファミリーの一員であることがわかる。
- 走行性能
-
5
- 特にFCVの走行性能が素晴らしい。電気自動車の中では特別パワフルというわけではないが、必要にして十分な加速性能を持つ。前後席ともにソフトな乗り心地で、路面の凹凸による振動をマイルドに伝えてくる。自分で運転しても人に運転させても満足できる。HEV版はクロスオーバーG、スポーツと同様の走行フィール。
- 乗り心地
-
5
- クロスオーバーやスポーツに対し、明らかにダンパーの減衰力を落とし、ソフトな乗り心地を提供する。際立ったキャラクターを持たせられるのは、複数モデルでクラウンシリーズを形成するからこそ。そしてFCEVならレクサスLSもかくやの静粛性を車内にもたらす。
- 積載性
-
4
- 後席の膝前は十分。このサイズのセダンとしてあるべきラゲッジスペースが確保されている。ゴルフバッグも複数が楽々入る。
- 燃費
-
4
- FCEVとHEVでは、ほとんど燃料代が変わらないのではないか。
- 価格
-
4
- 内容を考えると買い得だと思う。FCEVのほうが高いが、補助金を加味すると実質的な価格は逆転する。が、HEVのほうがリセールがよい可能性もある。
- 塩見 智
- 自動車ジャーナリスト
- 1972年生まれ。岡山県出身。大学卒業後、地方紙記者、自動車雑誌編集者を経てフリーランスエディター/ライターに。ウェブサイトや雑誌に寄稿を続けてきたが、50歳を機に突如クルマ系YouTubeチャンネル「ソルトンTV」を開設。ややクセ強の新車レビューを公開中。ググってみてください。いいものだけを練馬から!日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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