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- 使い勝手はよいが走りは次期型に期待
トヨタ ルーミー 「使い勝手はよいが走りは次期型に期待」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 国沢 光宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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2
- デザイン
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- 走行性能
- 2
- 乗り心地
- 2
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
使い勝手はよいが走りは次期型に期待
2021.3.14
- 年式
- 2016年11月〜モデル
- 総評
- 2016年の登場時から性能に目立つ部分はないクルマだったが、今になるとその印象がより強くなっており、これからルーミーを買うというならほかのクルマを基本に考えた方がいい。新しいDNGAを使う次期モデルでは劇的な進化を期待する。
- 満足している点
- 主にソリオとなるライバル車に対するアドバンテージはほとんどないというのが率直なところだが、強いて挙げるなら日本一のディーラー網を持つトヨタ車なので、どこでも買えてどこでも整備できるという絶大な安心感くらいだ。
- 不満な点
- 走行性能があまり良くないこと以上に、量販車だけに自動ブレーキ&運転支援システムの性能が日本車最低水準なことが最大の弱点だ。ルーミーを開発、生産しているダイハツはトヨタの子会社なのだから、「ダイハツもトヨタの高性能自動ブレーキ&運転支援システムに統一すればいいのに」といつも思っている。
- デザイン
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4
- トヨタの原則全ディーラー全車種扱いの開始により、兄弟車だったタンクは昨年秋のマイナーチェンジでルーミーに統一されたこともあり、カスタムはマイナーチェンジ前から押し出しの強いルーミーのもの、標準ボディはライトな雰囲気だったタンクを踏襲したものとなった。いずれも万人向けのデザインなので、好みに合う方を選べばよろしい。
- 走行性能
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2
- NA車は街乗りオンリーなら「まあいいでしょう」というレベルなので、高速道路を使うことも多いというならターボ車を勧める。ハンドリングはパッソ&ブーンベースということもあり、「気にしないなら問題もないけど、良くはない」というギリギリのレベルだ。
- 乗り心地
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2
- 古いパッソ&ブーンをベースにしている上に全高が高いという悪条件とスプリングが固いこともあり、ハンドリング同様に乗り心地もこだわりのない人ならギリギリ我慢できるといったところ。試乗して納得できなければ、ほかのクルマも視野に入れた方がいいだろう。
- 積載性
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4
- 全高が高いだけにリアシートを大きくスライドさせれば足を組めるほどのレッグスペースが現れ、ラゲッジスペースも全長を考えればまずまずのスペースが確保されている。またあまりすることはないと思うが、リアシートの3人掛けも何とか可能だ。
- 燃費
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4
- 総合的な実用燃費はターボ車14km/L台、NA車15km/L台といったところで、タントなどの軽スーパーハイトワゴンとそう変わらないのは車重と排気量のバランスが適正に近いということなのだろう。ただライバル車のソリオには劣る。
- 価格
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3
- NA車150台中盤、ターボ車180台中盤という価格はこのクラスとしては標準的だ。ただ内容や長期的な出費を総合的に考えると、車格は下でも「軽スーパーハイトワゴンを買った方がいいかも」という感も否めない。
- 国沢 光宏
- 自動車ジャーナリスト
- 東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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- 新車価格(税込)
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155.7 〜 192.0
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- 中古車本体価格
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35.8 〜 274.0
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