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フォルクスワーゲン T-Roc 2020年モデル TDI Sport(2021年4月1日発売)レビュー・評価
T-Rocの新車
新車価格: 425 万円 2021年4月1日発売 (新車販売終了)
中古車価格: 231〜378 万円 (84物件) T-Roc 2020年モデル TDI Sportの中古車を見る
※ランキング順位と満足度・レビューは2020年モデルの情報です
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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 4.23 | 4.32 | 91位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 2.67 | 3.92 | 104位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 3.58 | 4.11 | 103位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 3.58 | 4.19 | 98位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 3.54 | 4.03 | 82位 |
燃費 燃費の満足度 | 4.20 | 3.87 | 35位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 2.71 | 3.86 | 105位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > T-Roc 2020年モデル > TDI Sport
2024年4月15日 12:34 [1349576-5]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 2 |
2024.4追記
ID4を試乗ついでに、マイナーチェンジを受けた最新モデルを見せてもらいました。
ブラックスタイルというCピラーを黒くしたり、内装も黒を多用したりしている様子です。
質感についても、このバージョンでは改良されている感じで、クラス並みになりました。
アウディQ2などど同じくCピラーが厚いというか?長い?なので、この部分が窓になっているクルマと比べて右後方を確認したいときに死角が大きくなるのは少し残念な点ですね。
価格もガソリン車で総額500万円〜、ディーゼル車で総額550万円〜は最近の値上げの流れからは普通に見えてきて、あまり割高に感じなくなりました。
スタイルも少し洗練されましたし、個人的にはおすすめしませんが、DSGの最近ではトラブルも減っている様子なので、長く乗ると普通のATよりトラブルのリスクは増えますが、承知の上ならアリなのかもしれませんね。
【エクステリア】
精悍でなかなか良くまとまっています。
パサート似でなかなかカッコ良いです。
残念な点としては、フロント側はカッコよくゴルフをモディファイしていますが、リヤビューは出来るだけゴルフと共通化しようとテールランプデザインも似ているし、下部にある、エキゾースト風のモールも中途半端な仕上がりでカッコ悪いですね。
【インテリア】
ゴルフとは雰囲気は似ていますが、センターディスプレイが少し上に上がり視認性少しUPしました。しかし400万以上もするクルマの質感としては、フロント周りさえハードプラスチック仕上げで低い質感は、僅かなコストも削減しているようで、POPさに一生懸命振っているつもりなのでしょうが、フランスの安いクルマのようには成れず、質感の高い内装のCX-30と比べると残念感しか感じません。
ラゲッジスペースは床を下げて、トノカバー下で、およその実測で幅105CM、高さ60CM,奥行き70CM、上部奥行き35CMでした。概算上トノカバー下の実容量は約340Lとなり、カタログ値の445Lは天井まで目一杯積むという見苦しい積載をした場合+タイヤ収納空間を含めた容量のようでした。
VWに限らず、床下のタイヤ収納空間が加算されていたりと各メーカーとも姑息な表示を繰り返しているので、ラゲッジを重視するなら数値によらず必ず実測した方が後悔がありません。
室内区間はほぼゴルフと同等で後席は大人4人がそこそこ乗れる程度です。
【エンジン性能】
ディーゼルエンジンの割には、軽く踏み込んだ時のトルク感は穏やかで、スムーズさを優先して半クラッチを多用しているため力感が薄いように感じます。
これでは、強く踏み込むとそれなりに力強く加速しますが、今度は8ATあたりの他社ディーゼルには加速性能とスムースさや加速の質感でDSGでは勝てません。たとえば値引きにより価格的には競合するBMW X2の8ATと比べると分かる方には分かるでしょう。
【走行性能】
ペースを上げるとすこしだけフロントの重さを感じますが、無難に曲がります。
踏み込むとエンジン音はそれなりに伝わるのはゴルフと同レベルでイマイチです。しかもエンジン音の割には意外に速度が出ていません。
【乗り心地】
硬めですが、しっかりした乗り心地でなかなかです。
【燃費】
試乗のため不明です。
【価格】
売れ筋のグレードで総額およそ440万だそうです。
この内容では少なくとも50万は値付けが高いですね。CX−30やBMW X2あたりと少し比べるといかに特別感の無い安っぽい内外装と走りの質感にして割高さが分かるでしょう。
【総評】
マツダCX-30、BMW X2など他のモデルと外装の特別感や、内装の質感、走りの質感など、いろいろ比べてみると、このクルマの立ち位置が見えてくるでしょう。検討されている方はまず他のモデルと比較してみましょう。
VWというメーカーアメリカで数年前に排ガス処理デバイスを実走行ではスルーするという呆れたディーゼル不正事件を起こしたり、日本ではDSGのリコールを10年近くも隠し続け最近やっと認めたり、リコール認める少し前にDSGのトラブルについて営業マンに尋ねると湿式DSGモデルを試乗するとあれは乾式DSGの問題ですと説明し、別のクルマで乾式DSGモデルに試乗するとあれは湿式の古いモデルでと営業マンのセールストークも信用ならず、ユーザサイドから見るとかなり要注意なメーカーであることも気になります。
DSGについては最近では欧州車によく使われるアイシンAGのトルコン8ATの無視できる故障可能性とは違い、メーカー保証を超えて長く乗る方は、以前ほどではないにせよそれなりの故障リスクは覚悟しておくと後悔がないでしょう。DSGの走行不能トラブルは高額な修理費がかかるので。
T-ROCとは、結局VWお得意の比較的お手軽なコンバージョンモデルで、内装の質感も落とされた上に、少々車高の高いゴルフに過ぎず、トラブルリスクも有り、価格を50万くらい下げない限り、コスパも非常に悪く個人的にはオススメしません。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった139人(再レビュー後:5人)
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